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2010年7月15日 (木)

疲れて朦朧/プリズムペーパーバックス

 ジャズアート仙川後の疲労でこの三日間殆ど何もできていないNGです。蒸し暑くて変な天気だしやる気がでない!(と言い訳して各方面に迷惑かけている…申し訳ない!)
 そんな中7/23の企画ライブのフライヤーの絵をイヤマリが書いてくれました。(もうTOPの七月のライブ告知でご覧になった方もおられるでしょうが…)

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(絵:イヤマリ、デザイン:白砂。ありがとう!)

 素晴らしい絵だと思いませんか。もう心からどうしようもないやるせない気持ちになるような…
この絵に見合うような素晴らしいライブにしたいと思います。
7/23は絵を描いてくれたイヤマリさんは私の演奏に何曲かゲストヴォーカル参加してもらうのでそちらもお楽しみに。

 はてさてワシはライブの次の日や疲労困憊したとき、どうしてもBOOK・OFFに行って買い物してしまうのですが、皆さんもそんなことありませんか?ありません?そうですか…
多分精神的にはヤケ買いに近い症状と推測されるのだけど、ヤケ買いにしてもBOOK・OFFというのが小市民つうかショボいよね。\100の本とか\250のCDだとか高が知れてるし。いつか大儲けしてライブの次の日にジュンク堂ワンフロアとかヤケ買いしてみたいものです。
というわけで今日は昨日のヤケ買い品を紹介。

★「原田和典のJAZZ徒然草」原田和典(プリズム・2008)

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 ディスクユニオンのホームページで連載されていた記事をまとめた本らしく、同内容の記事はまだweb上で読めるようです。

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 実際にライブで観た聴いたことや、ミュージシャンからリンクする周辺情報がドガっとファットな情報量で書かれています。書籍版には詳細ディスクレビューも。

ワシはファットな情報量というのが好きなのでツイッターはやらずにブログを書いていますが、日本のジャズ評論という分野は太古の時代からごっつい情報量をオリジナルな文体で書いている凄腕文筆家が多数いるので良きにつけ、悪しきにつけ面白い。この本もまたミュージシャンからミュージシャンへ連想的にどんどん飛び火して語られているので非常に勉強になります。ワシもいつかもっとオリジナルかつ変態な文章が書けるようになりたい!ギャングスタ!やりたいと思ったらすでにやっていなければ!ハッ!!もうなってる?!変な文章なだけか?ボラボラボラ!ボラーレヴィーア。(全然オリジナルじゃないな・・・)

 

★「リハマネ!リハーサルを“マネージメント”するという新発想」磯金俊一(プリズム・2009)

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「本書は、指導者としての心得を、音楽理論や演奏技術論とは独立した“リハーサルをマネージメントする”という新しい観点からこうさつしようという本である。指導者として知っておきたい様々なマネージメントの方法を「タイム」「ミュージック」「パーソナル」という三つのカテゴリに大別し、それぞれのカテゴリにおいて“誰でも”“すぐに”実践可能なアイデアやヒントを提示している」(同書まえがきより抜粋)

だそうです。この本すごく役立ちそう。オーケストラなどののアンサンブルをモデルに書かれているけれど、ロックバンドとかでも使えそうなアイデアが色々書いてありました。自分に役立ちそうなのはもちろんのこと、悩めるバンドリーダーの友人にも是非貸してあげたい。

 しかしアニメ「けいおん!」以来四文字の略語で「○○○○!」っていうタイトルが巷に異常に増えたよな・・・

 そして、建設的な、効率的なリハだけが音楽じゃないよね。無謀かつ強引かつ恐ろしいリハ、もう絶対二度と参加したくない!っていうかもう音楽やりたくないよ!と思わせる/思うようなリハーサル方法論もクリエイティブかつ天才的かつ前代未聞な音楽を創るためには必要です。かく言う私も「二度と参加したくない!」と思わせる/思われる/思うようなリハを色々やってきました(笑)。そういう「マネージメントとか言ってんじゃねえよバーロー!けいおん!ってなんじゃい?!」といった天才肌なミュージシャンには以下の本がおススメです。

(以下は昨日買った本ではなく私の元から持ってる書。番外編です)

★ルナー・ノーツ―キャプテン・ビーフハート (単行本) Bill Harkleroad (原著), Billy James (原著), 小山 景子 (翻訳)

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 良い子は真似してはいけないバンドマネージメント論、NGの選ぶ第一位は断トツのこれです。しかし超オルタナィブ良い子な私は真似しました。モンスター幼稚園時代はこの書をバイブルとしてあがめこの書にならい理不尽な練習を繰り返し晩から朝まで説教などと基地外沙汰な行動を繰り返していたNGVANVAN。その結果、当時のバンドメンバーは私を除き全員が現在バンド活動をしていませんまあ私だけが原因というのはおこがましい言い方です、それぞれが自分のやりたいことを選んだということで・・・。)

 鬼才キャプテンビーフハートのギタリスト、ズートホーンロロから観たキャプテンビーフハートマジックバンド内部の暴露本。伝説「作曲5時間、練習一年、レコーディング一週間」というアルバム「トラウトマスクレプリカ」のエピソード(実際には様々な期間に渡りピアノを殴る、鼻歌を歌う、歌詞を叫ぶなどのドンヴァンブリート作曲・即興、練習は一日16時間以上×約一年、スタジオレコーディングはニ回、21曲を4時間で一発録りという狂気の沙汰)や、ギターで一度に11個の音符を弾く方法、20時間以上に及ぶバンドリーダーからの洗脳教育、バンドメンバーにスーパーで万引きを指示しリーダーは裏切る、マザコンバンドリーダーと供に彼の実家で隔離生活などの天才的エピソードが延々と語られ、

「アホじゃないのか?・・・植木と一緒に地獄に堕ちろ!」

という元メンバーの明快かつ楽しいアメリカンジョーク(本音)で描かれる名著。NGも「植木と一緒に地獄に堕ちた」方が良い場合が多々あるのは自分でも重々承知しております。テヘ。これを読むともうどんなリハも耐えられるかも?

 

★YOSHIKI/佳樹 (単行本) 小松 成美 (著)

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 これはもはや全然真似できない伝説バンドXのリーダーを描いた伝記。超面白いです。実は持ってません、本屋で立ち読みしたら面白すぎて一気に全部読んでしまいました。スイマセン・・・

 超絶テンポの練習方法、前代未聞の集客方法、ライブハウス・居酒屋・ホテルをなぜ壊すか?、お母さんから1000万円借りる方法など、“誰でも”“すぐに”実践不可能なアイデアやヒントを満載。Xって本当に凄かったんだなと思い知ります。

 

おまけはあと二つ。

★完全HIP HOPマニュアル 架神 恭介; 辰巳 一世 (著)

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★完全パンクマニュアル~はじめてのセックスピストルズ 架神恭介+辰巳一世 (共著)

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 「おれはフリークなブルーズ/フリージャズバンドでもなければメタルもやりたかねえよ!」というお客様にはこちらがおススメ。本来マニュアル化不可能と言われたパンクやヒップホップを完全マニュアル化。「そんな馬鹿じゃないの?嘘くさ~眉つば~」と思われたあなたはもうこれらの本の術中にはまっています。

「最古のグラフィティとはナスカの地上絵」「セルアウトなラップの作り方」「リアルなB-BOYは海苔タツタ揚げ弁当を食べよう」「パンクな履歴書の書き方」「友達からのCDの借り方」など詳細にマニュアル化されているので、リアルなB-BOY/パンクスになりたい方は絶対お勧め。

でもおれこの二冊もってません・・・両方立ち読みです。いまどきの若者は本屋で立ち読みってするのかな?漫画じゃなく活字を一冊丸ごとですよ。おれはします。(←買えよ。)すいません。こうして出版不況は深刻化してゆくのかな・・・しかし皆さんがおれのススメたこれらの本を買ってくだされば《1人が立ち読み⇒良い噂⇒1000万人が購入。》という素晴らしいセカチュー的アイデアではありませんか?違いますね・・・皆さん本を買ってください(←お前が買えよ)!本を救うんだ!

 

というわけで何の話だかわからなくなってしまいましたが、一番先に紹介した二冊のプリズムペーパーバックスシリーズは結構面白い本が出てそう。この先どこかで出会ったらチェックしてみてください。

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