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2016年1月13日 (水)

もっまま85%の飲食店は開業三年以内で潰れる?! 若手アウトロー建築家が語る店舗デザインとは「看板もメニューも無し!目に見えない価値」 夜更けの人々鼎談① 「色々ありました、三年間」 O×ワタナベ監督×NG

★色々ありました、三年間

 

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在りし日のO(写真右)とワタナベ監督(写真左)

NG: あけましておめでとうございます。

 1月16日に蔵前のバー「夜更けの人々」が三周年を迎えるということで、今回は夜更けの人々に関する対談を録っていこうということで。

 改めて説明すると、「夜更けの人々」というお店が蔵前にありまして。常連客の皆さまは「何を今さら」と思うかもしれませんが、今回は「夜更け」にまだ来たことのないような人たちにも改めて「夜更けの人々」とは何かということを紹介していきたいと思っています。

 自分はzampanoというアコースティックデュオで「夜更けの太陽」や「Jack Swing」といった「夜更けの人々」や浅草橋~蔵前という土地で体験したエピソードを歌にして演奏しているんですが、ステージのMCでも「夜更けの人々」の話をしたりしているのね。

 

O: 聞かされた人はきっと意味がわからないと思うよ。

 

 

NG: あと地方巡業に行った旅先でも関係ない人たちに「夜更けの人々」の紹介をしてます。

 

O: 多分もっと意味がわからない。。 

 

 

NG: だからzampanに関係した地方の人たちやNGのブログを読んでくれている人は「夜更け」のことを知ってくれている。山形のバンドマンや秋田のオーガナイザーの人を実際に「夜更け」に連れて行ったら喜んでくれました。

 

 

O: 「ここが!あの!」ってなってたのかな?

 

 

NG: まったくネット展開を無視していた「夜更けの人々」ですが改めて成り立ちをご説明したいと思います。
 では紹介しましょう。「夜更けの人々」の監督ワタナベ君と、マスターのOです。よろしくお願いします!(拍手)

 

O: 茶番感がいいね。

 

 

★ぶっ込む鬼畜!野良犬監督ワタナベ

NG: ワタナベ監督から自己紹介を。監督は普段どんな仕事してるの?

 

 

ワタナベ(以下W): 監督はねー、普段色んな仕事してるけど、軸になっているのは内装デザインとか建築デザインとか。建築デザインはやれたらいいなーという。まあ資格もないしね。デザインは全般的にやっていきたい。イベントもやってる。今度知り合いの書家がスカイツリーで書道展をやるんだけどそこの施工を任されている。

 

NG: 会場施工だ。1/16(土)に蔵前Kurawoodで開催される「夜更け」三周年イベントに出演するうちのバンド「驢馬(※注)」は「アンチスカイツリー」とか歌詞で言ってるけど大丈夫???

※注…【驢馬(ロバ)】

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 2011年結成されたパンク、ヒップホップ、世界中のレベルミュージックを取り入れたアーバンハードコアソウル(U.H.C.S.)バンド。 もしくは反逆の(REBEL&BLOOD) 

 

O: おれも!アンチ!アンチスカイツリー♪

 

 

W: スカイツリーもあと50年くらいしたら皆から愛される存在になるんじゃない?

 かっこよくいうなら自分の仕事は店舗デザイナーかな?

 

O: すでに3軒手掛けている。コンスタントに1年に1件ずつやってるからすごいよね。

 

 

W: そう、意外とすごいんだよ。30代後半くらいの人は物件がたまってるからポンポン出してるように見えるけど、実際1年に1店舗って結構やってるっちゃ、やってる方なんだよね(※注)。

 

NG: すごいよなー。監督にはじめてお会いしたときはさ…

 

O: 鬼畜だと思った?

 

NG: 違う違う。「建築やってる」って言い張ってる謎の人だと思ったんだよ。そんなこと言ったらここにいる全員そうだったけど。何者でも無い。今でもか。
 おれも「音楽やってる」って言い張ってる人だし、Oも「小説書いてる」って言い張ってる人だったけれども。今よりも何者でもなかったですね。

 

 

O: 確かにごもっともだ。

 

NG: でも当時のワタナベ監督の実際の経歴はまだいわゆる建築家では無かった。にも関わらず、態度や風格から常に「舐めるんじゃねえ」「殺すぞ」といった巨匠的なオーラがにじみ出ていた(笑)。

 

 

O: あの時はまさに「支配者」(※注)だったよね。

※注 支配者…驢馬の曲の歌詞



 


NG: 第一印象として「おれはおれだ」という強い意志と、あふれ出る巨匠感をビンビン感じて。
「あ、建築やってらっしゃるんですね…おお~…」という印象だった。

 

 

 

W: そうなんだ?そんな感じ出てた?

 

 

 

O: おれも「おれはおれだ」だよ。

 

 

 

NG: (Oを無視) あれから3年経ったら本当にちゃんと店舗デザイナーになってるんだからビビるよな。

 

 

W: 続けてみるものだよね。言い張ってみるものだよ。

 

NG: 「夜更け」は監督のキャリアの中ではどういう位置づけなんですか?

 

W: 初めて手掛けた店舗だよね。その前に一軒家のリノベーションのデザインとかやってたけど。

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 ワタナベ監督の手がけたM邸リノベーション(2009)

 実務的なことを言うと当時は工務店で働いてたんですよ。ハウスメーカーに勤めたあとに工務店で働いて。でもそこで実際の現場を経験していくうちに「あ、(自分でも)できるもんだな」と思って。辞めちゃった。

 

NG: 普通そんなにはやく辞めるのか?そしてできるものだろうか。
そこで働いて、「もうわかった。もういい」ってなったんでしょ。
 あんまりそういう人見たことなかった。建築の世界にもこんな野良犬みたいなファイティングスタイルの人がいるんだと思ってビックリしました。

 

O: そこらにいる建築の人ってさ、学校の建築科出て、就職して。言うてもそこら辺のサラリーマンとなんら変わらない感じだけど、ワタナベはぶっ込んだだけだよ。

 

NG: ぶっ込むと言うのは簡単だけど、実際やるのは…建築は業態的にも束縛は厳しいのかなと思ってた。

 

W: 実際に、学歴主義じゃないけど、建築の道に進む高校や大学で建築を学んだ人の方が日本では有名になる可能性は高いし。海外でもそういう方が優秀な人は多いようで。

 でも、確率の問題でさ、野良犬が1000人いたら1人くらいは有名になれるかもしれない。

 

O: それは一緒だよ。NGにしてもそうだけど、別に音大の音楽科でたからミュージシャンになれるとは限らないじゃん。
むしろクソみたいな音楽をやり始めるやつが多い。
小説家になりたいからって大学の文学部出ても大したこと書けないアホみたいな奴ばっかだ。

 

 

NG: じゃあ…全員、野良犬ということで…。

 

 

O: だいたい学校に行ってるやつなんかクソみたいな奴ばっかだ!(※注)

 

※注 やってる方…「夜更けの人々」施工当時、Oとワタナベ監督は28才。

※注 だいたい学校に行ってるやつなんかクソ…Oの口癖。だがワタナベ監督曰くOは「物事を端的に捉えすぎる。確かに大部分はそうだけれども」。ちなみにNGは学校に行きましたが割愛します。


 

 

 

★夜更けのマスターO

NG: では最近は名実ともに「マスター」と呼ばれだしたOです。自己紹介をどうぞ。…絶対しないだろうな…

 

O: なんだろうね?

 

W: 小説家を本業としながら副業でバーを営む人とか?外向けに言うと。「本業?副業??えっ??」というところで引っかかってくるような。

 

NG: 本業は人間を観て嘲け嗤うことでしょ。バーテンダー、小説家の両方に共通していることは。人間を観察して笑いながら金をとる悪魔のような仕事をやってらっしゃる。

 

O: まさにそうだね。

 

NG: ということで。堅い話ばかりだとアレだから。話題を変えましょう。

 

O: え?今の堅かった?あれで堅いでいいの?あ、そう。

 

★ド胆を抜く人々

NG: 「夜更けの人々」に来たことない人が名前を知ったときにさ、最近だとインターネットで店の名前を検索すると思うのね。検索結果の上位に食○ログの評価が挙がってるのでそれを読んで笑い、語りあおうというコーナーです。

 オープンしてから間もないころにはやくも食○ログに載ってたよね。

 

O: あのねー、いんのよ!そういうウザいやつが。名前忘れたんだけどさあ。この辺の飲食店界隈で「この人が美味しいっていえば間違いない!」っていう奴がいるんだよ!

 

 

NG: 「夜更け」に来た時点で間違いだと思った方がいいよね。

 

O: 何回か来てさ、「今日はもう売り切れです」って言ってから来なくなったんだけど。その人おれが寝坊した時も来てたらしいんだけど…

 

 

NG: 多分この方のレビューじゃないでしょうか。

長いね!全部読まなくていいですよ。

 

看板もメニューもない店で金髪のおばちゃんがイケメンのおにいちゃんと供するランチは...」

「最近すっかりはまっている夜更けの人々。今日は鰤の照焼とポテトサラダ。もちろん、糠漬けにご飯、味噌汁、コーヒー。鰤の照焼の鰤は、しっかりしたクオリティでしっかり目の味付けでご飯が進む。今日は貸切ではなかった。

以下は2013年2月のレビュー
前回利用してとっとも良かったので、夜更けの人々に再訪。今日はイケメンのおにいちゃんはいなくて金髪おばちゃんだけだった。すっかり顔バレしちゃっていたが・・・。イケメンのおにいちゃんは、朝まで営業していたため、今日は出てこれなかったらしい。

今 日のランチは生姜焼きとのこと。もちろん注文が入ってから、料理を始める。しばらくして運ばれてきた生姜焼きは、甘辛く味付けられた生姜焼きと生姜焼きの たれで炒められたほうれん草が添えられている。結構たっぷりな量の生姜焼きで、これも美味しいがほうれん草がとっても美味しい。金髪おばちゃんの家では キャベツを添えたりせずに、こうしているのだそうだ。

糠漬けもたっぷり。長芋の糠漬けも添えられていて、相変わらずとっても美味しい。更 に、金髪おばちゃんのお母さんに良く作ってもらっていたと言うイカの漬物も出してくれた。これが細切りの生姜のアクセントがきいた浅漬けで、ヤリイカも柔 らかく、とっても美味しかった。落ち着いた雰囲気で、愛情たっぷりの家庭料理ってのは何とも贅沢だ。しかも900円だし。

以下は2013年2月のレビュー
ずっと前から工事をしていて気になっていた店なんだが、工事は終わったようなのに看板も出ていないし、もちろんメニューも出ていない。ところが、ギャラリーキッサで、「ずっと工事中だった隣の店、実はもうオープンしていたんですよ」と聞いてじゃあ行ってみるかとなった。

実は先週、一度店の中に入ったものの、その日はランチが麻婆豆腐だと聞いて、その日は利用せずに店を出たのだが(なかなかメニューを聞いて店を出るのは勇気がいるんだが)、その際、イケメンのおにいちゃんに、この店が夜更けの人々と言う名前で、夜中までやっている店だと初めて教えてもらった。

そ んな訳で、再度往訪。12時過ぎて店に入ったのだが、まあ、看板もメニューもないんだから何の店かわからないし、当たり前なんだが、他には客がいなくて貸 切。この前のイケメンのおにいちゃんと、なぜか金髪のおばちゃんがいた。この金髪のおばちゃんが、いかにも浅草辺りのおばちゃんって感じのガラガラ声で (なぜか浅草界隈にはアルコールと煙草で焼けたようなガラガラ声のおばちゃんが多い)、今日のランチはミートソースか鮭だと教えてくれた。昨日のランチで 食べたカラブリア風ペンネもある種のミートソースだったし、夜も娘のリクエストでラザーニアだったので、お薦めっぽかったミートソースではなく、鮭をお願 いした。

ヒジキと大豆の煮物と糠漬けがまず出てきた。ヒジキと大豆の煮物はしっかり目の味付けだが、ちゃんと美味しい。そして糠漬け。こ れがとっても旨い。この糠漬けだけで、かるくご飯一膳いけてしまいそうだ。鮭は注文してから焼き始めたのでちょっと時間がかかったが(すぐ出てくる焼き置 きの焼魚よりもずっと嬉しい待ち時間なのだが)、出てきた鮭の切り身の厚いこと。金髪のおばちゃんが(後から気付いたが、なぜか半袖のTシャツだった)、 ちょっと塩したからしょっぱいかもと言っていたが、確かにちょっとしょっぱめで、ご飯が進む。皮もパリパリに焼けていて、美味しい。鮭も美味しいが、たっ ぷりのご飯も味噌汁もちゃんと美味しかった。金髪おばちゃんは、「家庭料理だから」と言っていたが、確かに家庭料理だが、極上の家庭料理だった。これに コーヒーが付いて900円。いやあ、安くて旨い。特に、この糠漬け食べにまた来てしまいそうだ。」


 だそうです。星四個もいただいてますが。

 

 

O: この人が食べに来たときにさ、誰も客がいなくてさ、それで貸切りとか言ってんだよ。
おれが寝坊して遅刻した日に、その人が一万円札会計で出して、オバチン(※注)が「すみません、息子が来ていないんで金庫が無くてお釣りを出せません」て言って。「ちょっと待っててください」って言ってオバチンはお客さんを置いてセブンイレブンに行ったらしい。お客さんはド肝を抜かれたって。

 

NG: それもレビューに書けばよかったのにね。
 逆にこれを観て工事手伝った人や常連さんたちは「マジかよ!食べログに載ってるぜ、Oはイケメンとか書かれてるぜ」と言って大笑い。インターネット社会にド肝を抜かれましたね。

 

 

O: この記事観てお客さんけっこう来たようだったけど、誰も来なくなったよね。

 

 

※注 オバチン…a.k.a.浅草橋のバチカン法王。Oの実の母。彼は母のことを実際こう呼ぶ。Oの妻も友人も夜更けの常連客も「オバチン」と呼ぶ。本人も自分のことを「オバチンて呼んで」と言う。強烈。

 

 


★大切なものは目に見えないんだよ

NG: もう一つご紹介しましょう。
   

「ポツンと暗闇に浮かぶ光の中に…」

「浅草橋と蔵前の間、アクセスは良いとは言えないけど

夜に店の前を通ると、不思議な気持ちになるお店があります。

看板もメニューもなし!

大きな窓ガラスの中は、大きなテーブルと

一枚板の大きなカウンターのみ

内装も不思議な色合いでとても興味深い造りです。

ずーーーっと気になってたんですが

ジムの帰り道、平日23時頃にお客さんがいなかったのでよってみました!

まずは「ここはお酒を飲めるお店ですよね?」と聞いてみて入店(笑)

ロンゲ眼鏡のお兄ちゃんと金髪のシャガレ声のママは親子だそうです。

親子でこんなステキなお店をできるなんてステキだなぁ♡」

 


O: どこだよ?そこの店は!?!?

 

 

 

W: あの時オバチン金髪だったし(※注)、書きやすかったんだろうなあ。

 

 

 

NG:

「ビールを頼むと「生ビールはない」…」

 

 


O: (爆笑) 生ビールも無いというのはよく文句言われるね。

 

NG:

「…そうで、ビンビールをお願いし

おつまみに何か、とお願いしたら

おいしい青いザーサイが出てきました。ごま油を軽くトッピング♪

歯ごたえも味も他にない感じで美味しかったです。

(画像は何回目かの時ので枝豆です…(´∀`;●))

ウィスキーが豊富で、あまり他にない物があるそうです。

お好きな方はお試しください

ママがいると一人でも話しかけてくれて居心地良いです。

心地よい音楽と美味しいオツマミがありますよ。

おでんが人気だそうですけど、まだいただいた事ないです。

すみません。いつも遅い時間に寄るので…

でもママの気分でない時もあるようなので、どうしても食べたい時は事前に確認すると良いそうです。

一人で時々よるお店となりましたヾ(o´∀`o)ノ♪」


 だそうです。

看板もメニューも無いっていうのはみんな言ってるよね。

 

O: 何言ってもないって言われるって一時期誰かが言ってたから。んなわけねえだろ!

 

NG: 3年経ったけど、いまだに店にはナナさんの「zaculo」(※注)の看板しかないけど。

お二人はこれを読んでてどんな気持ちになりましたか?

 

O: 看板ねー。看板は最初標札で作ろうと思ってたよね。カマボコ板くらいの大きさの。あ、一番最初はアレか。窓を額縁に見立てて、窓の下に絵画のキャプションみたいに作るっていってたのか。

 

 

W: 要は外から観た店内を絵だとしたら、そこに注釈が「夜更けの人々」って書いてあるという…

 

NG: エドワード・ホッパーの「ナイトホークス」の絵(※注)のように、ということですね。

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Nighthawks by Edward Hopper 1942

 

 

 

O: そうそう。うちの大きな窓の下に絵のタイトルとサイズとか制作年が書かれているような。

 

 

W: でも時間もないし予算もないしやめようということになった。

 

O: ムダなことはやめようということで。

 

 

NG: そんなに時間も予算も必要かな?そのアイデア。すぐできそうだけど…

 

 

O: 本当に工事の最後の方はそれすらやる時間も予算もなかったからね!!!

 

W: いい意味でそれは無駄を削いでいったことだし、やりたいことは残せたって感じかな?

 看板がないことに関しては…狙ってた。もう最初の段階から決まってたよね。

 

O: 飲食店だからある筈っていう要素があるじゃん。看板ある、メニューある、全排除だよ!そんなもん!

 

 

W: 例えば外に看板とメニューがあったら「生ビールいくら、おつまみいくら」と書かれている。そういう値段とモノの評価で入ってきてほしくないから、看板もメニューも無し。

 おれはサン・テグジュペリの「星の王子さま」が好きだから…「目に見えないものの価値が…」というのが好きなので…

 

NG: そんな意図が?!あったんですか?!

 

O: それはおれも初めて知った

 

NG: サン・テグジュペリですか?!「夜更け」の雰囲気とは真逆というか…!!!!

 

 

O: いや、共感できますね。

 

W: 「大切なものは目に見えないんだよ。」ってある日、宮﨑あおい(※注)がぼくに言ってきたんですよ!国際フォーラムのCホールかなんかで。

 

 

NG: 宮﨑あおいですか?!?!「夜更け」とは…(以下略)

 

(後編に続く!!!!)

 

 

※注 ナナさんの「zaculo」…ダンサーのナナさんが主宰するブランド。夜更けの人々店内で販売している。「ハンドメイドアクセサリーやファッション雑貨の製作、販売。マイペースに活動中。
お気軽にご連絡ください。」https://www.facebook.com/zaculo.green/?fref=ts

 

※注 エドワード・ホッパーの「ナイトホークス」…『ナイトホークス』(Nighthawks)は、深夜の商業地域の小食堂にいる人々を描いたエドワード・ホッパー1942年の絵である。キャンバスに油彩。84.1 センチメートル × 152.4 センチメートル。『夜ふかしする人々』とも呼ばれる。

※注 オバチン金髪だった…Oの実の母オバチンはいつもパンキッシュな髪型をしている。蛇足だが当時驢馬のボーカル大坪洋輔も金髪の短髪でオバチンと壺はお揃いだった。

※注 宮崎あおい…ワタナベ監督は宮崎あおいの大ファンらしい。おそらく別にサン・テグジュペリのファンでは無さそうだ。監督が観たのはこちらだと思われる。

テアトル・ミュージカル星の王子さま
大切なものは目に見えない…心で見なくちゃ…
こんな時代だからこそ「星の王子さま」。
本当に大切なものを知ったとき、人は心がふるえて涙が止まらない。

 

原作アントワーヌ・ド・サン=テグジュベリ音楽宮川 彬良脚本能祖 将夫演出白井 晃

出演
宮﨑あおい
保坂 尚輝
EPO
ROLLY
松澤 一之
内田 紳一郎
宮川 浩
福本 伸一
杏奈
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すま けい日時2003年8月6日(水)~20日(水)会場東京国際フォーラム ホールC


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2016/1/16(土)蔵前Kurawood 
夜更けの人々 presents
「色々ありました、三年間」
出演
驢馬
殺し屋ベイビー
ソ・ラ・ノ
関口満紀枝
バルバロイと空飛ぶ風船

DJ T.A.G.S

Open18:00/Start 19:00
Adv¥2,000-/Door¥2,500-(+1Drink)

浅草KURAWOOD

kurawood.jp

〒111-0043 東京都台東区駒形1丁目3−8 B1

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2015年3月31日 (火)

春宵対談Ⅴ!!!!!田澤智×zampano

遂に最後となりました春宵対談!ここまで読み続けたくれたあなた、本当にありがとう。

だが、本日更新現在(午前1時23分)で日を跨いで企画当日となってしまいました(笑)。

なのでというわけでもないですが、前売り予約は本日午後五時まで受付いたします。

大トリはタザワ式のヴォーカリスト田澤智さんです!ライブも激楽しみ!ですね。

田澤智→タ

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zampano
馨子
NG

★ビションフリーゼ問題

NG: 今日はタザワ式からvocalist田澤智さんをお招きして対談したいと思います。
 実はzampanoのビデオを撮ってくれた友人が偶然タザワさんのCD持ってるらしくビックリしました。

タ: え?なんのCD?

 

NG: KAZZ:BA(カジーバ)だそうです。

 

タ: あ、よかった。まだよかった。

 

NG: 友達はBOOK・OFFで買ったらしいんですけど。やっぱりすごい人なんだなーと。田澤さんは音楽の大先輩。

タ: 長々とやってるだけですよ。

NG: そんな大先輩に出演していただけたので、今回は馨子の素朴な疑問をポンポンぶつけつつ進行していきたいと思います!

タ: どんと来い!

馨子: いえーい!

NG: どんと来いっていってるからどんといっちゃえ!!

馨子: 田澤さんちのわんこはなぜビションフリーゼなんですか?

NG: ???

タ: それなのよ。そこよ!ものごとって思い続ければ叶うのよ!!!

NG: 何の話をしてるの?ビションフリーゼって何?
 
ビル・フリゼールじゃなくて???

馨子: ビションフリーゼ。犬の種類だよ。そんなことも知らないの?

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↑ビションフリーゼ

フランス原産の犬。「ビション」はマルチーズ、「フリーゼ」は巻き毛という意味。特徴は純白の巻き毛。愛玩犬にもかかわらず特殊な遺伝的疾患もなく、きわめて健康的な体質と健全な心をもつ稀な犬種でもある。その起源は古く、14世紀にはその存在が認められている。体重は3kg ~10kgで個体差が大きい

 

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↑ビル・フリゼール
ビル・フリゼール(1951年生まれ)は70年代末から活動する米国のギタリスト/コンポーザー。ニューヨークはダウンタウンの先鋭的ジャズ・シーンから 頭角を現わし、アルバム・デビューしたのは1983年。ECMに3作品を残したのち1989年以降はノンサッチからコンスタントに作品発表、リーダー・ア ルバムは20作を数えます。なかにはナッシュヴィルのカントリー/ブルーグラス系ミュージシャンとの共演作があり、またエルヴィス・コステロとのコラボレーションなどもあって、90 年代半ば以降その存在は広くポップ畑にまで知られるようになりました。そして、かつてバスター・キートンの無声映画のために作った音楽をアルバムにしたこ ともある彼ですが、『ファインディング・フォレスター』や『ミリオン・ダラー・ホテル』といった映画のサントラにも参画しています。

タ: いや、今キてるよ。ビションフリーゼ。

馨子: イエーイ!

タ: がんばって願うと叶うもので。そのころ我が家は犬が欲しかったのね、そしたら知り合いの知り合いの知り合いくらいの人がビションフリーゼの赤ちゃんが7匹産まれたから誰か差し上げますっていう話を聞いて。えー!!ほしいって。
すぐ連絡して菓子折りもって行ってきた。それがうちのビションフリーゼ。だから欲しいと思ってたら願いは叶う。

NG: なんて馨子の好きそうな話なんだ。

馨子: うわーい!どれくらいの期間で願いが叶ったんですか?

タ: うーん。一年はかかってないよ。いろいろペットショップ廻ったり、探したりしていて。それでもそこでは巡り会わなかったんだよね。
 余談ですが、うちのこをほんとにでかいビションカットにしてたことがあって。

その頃おれもボブ・ディランみたいなパーマかけてた。

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↑ディランカット

Photo
↑ビションカット

散歩してたら通った人に「一緒だ」って笑われたくらい。ぼくの名前は「さと」で犬は「ミル」。

サト・ディランとミル・ディランは全然風に吹かれたまま答えは見つからないまま。

NG: すごい。落としてくれた(笑)。さすが先輩です。

馨子: サト・ディランとミル・ディランの旅は終わりません。


★グルーヴ問題

NG: 田澤さんは歌ってるときと、曲書いてるとき、どういう風に書いてるんですか?歌い手のsingに特化してる部分とソングライターの部分と両方あるわけじゃないですか。

タ: うーん、まず人の書いた曲は歌いづらいっていうのがあるよね。ずっとやってるとさ。そりゃそうなんだよ。
自分で作ったりする方が好きというか…

NG: 最初はギターヴォーカルだったんですか?

タ: ううん。おれがギター弾いて歌うようになったのってびっくりするような年齢からだよ。

 

NG: ああ、じゃあずっとピンヴォーカルとして活動されていたんですね。

タ: ギター弾いてはいたけど。

NG: 今のスタイルの田澤さんしか観ていないから意外でした。ギターと歌がすごく密接に噛み合ってできていますよね。

タ: 歌うためのギターだから。それはギターを弾くのを職業としてる方から褒められる。嬉しいよ。

NG: 作曲するときは歌だけから作るんですか?ギターも弾きながらですか?

タ: 若いころのことは忘れたけど…ここ最近の作曲はリズムからなんだよね。

NG: リズムから作るんですね!!

タ: ギター一本でも、こういうグルーヴで、こういうビートでっていうのがまずあって。そこから作っていく。

NG: リフ的なものだったり。ブラッシングのリズムだったり。

タ: そう。いきなりメロディーからっていうのはあんまりない。なんかグルーヴしてないと嫌なの。だからアコースティックでやっても割とファンキーめが多いと思う。

馨子: 田澤さんの歌ってグル―ヴっていう感じがあるんですけど、どうやってグルーヴって出すんですか?

タ: それはファンキーな音楽とかブラックミュージックが好きだからじゃないかな?

馨子: 特にこうやってやろうとかは考えてないんですか?最初っからグルーヴで?

タ: いやいや。そういうのを研究して。言葉やメロディーの乗り方、特にジャズだったりソウルだったりが歌謡曲とかロックの持ってるリズムと全然違うことを若いころから分析して。「なんだ、おれの体の中で出てくるより一拍前から歌いだしてるじゃん!」とか。そういうのってあるのよ。

NG: すごくわかりやすいですね。

タ: そうするとただの8ビートのなかでも16ビートのノリが出てきて。ゆっくりだとしてもすごく踊れる。とか。あるんだよね。
ジャズのフェイクとかもほとんどそう。

NG: あー。小節とかの頭からっていうよりも。

タ: タメて歌ってるように聞こえてたけどこれ半拍前じゃん!はやく入ってるとか。それに気づいたとき、おもしれー!けどむずかしいーー!!って。

馨子: いつ気づいたんですか?

タ: いつだろう?二十代後半からかな?リズムにすごいうるさい先輩がいて「そういうことなんだ」って思ったり。○○○○からデビューしたときのバンドが○○ケスタ・デ○・○○関係の人たちがいたからそこでグルーヴすっげえって思い知らされた。
最初のころはさ、ラテン系だからカウベル叩くんだけど頭にたたく一番基本のリズムができないの。今はできるけど、当時はおれできなくて。その人たちのリズムがうねりまくってて。わからなくなっちゃって。「おれいちばん簡単なことできてないからおれ一番ダメじゃん」って。おもしろいよ。


★血まみれ問題とゴロワーズ問題

馨子: 田澤さんは歌うときに歌詞のことを考えながら歌うんですか?

タ: 自分の歌うときに?自分の歌うときに歌詞のこと考えてるかなあ?
 まあでも考えてるのかなあ?うーん。考えてると思う。うん。
 どっちかというと歌って言うか曲っていうか、メロディーよりも詞だと思ってんのよ。すっげえいいメロディーでも変な詞ついてたら全然ツマンナイし。でも全然悪いメロディーでも良い詞がついてたら「良い歌」になっちゃうような気がすんのね。なんか。メロディーメイカーの人には申し訳ないけど。
結局、歌って詞か?っていうのは強く思っていて。

NG: うーん。

タ: だから詞のことは考えてるかなあ。

馨子: 詞を書くときは何を参考にしてますか?今まで自分の蓄積したものではあるとは思うんですけど。

タ: いや、でも、これもまた「ノリ」

馨子: ノリなんですか?!

NG: グルーヴにより重きを置いていると。


タ: 言葉を読むときよりもそのメロディーにあってる言葉。
 なんか井上陽水さんとか、あの人ときどきすごくテキトウな詞がある。でもメロディーと一緒に聴くとそれが合ってたりして。なんかこのメロディーにこの言葉っていうかそこでノリが出るっていうのは意識して、そっからちゃんと考え出す。

馨子: グルーヴありき。

タ: うん・・・言葉が最初じゃないなあ。絶対そうだな。それは。
それでなんとなく大方考えて、そのあと紙面で読んでもわかるように納得できるように一所懸命努力して書いていくというか。

NG: 自分は完全に言葉から曲を考えるんですが、メロディーやリズムと言葉が合致したときにうまれる美しさという意味では田澤さんの仰ること分かります。
むしろどんなヒドイ言葉、悪い物語でも良いメロディーを見つけられれば聴いてもらえるんじゃないかと思って。ある意味メロディーによってこの世でケガレている言葉が浄化されるというか。禊のような。

馨子の声って言葉の意味を想起させないっていう批判をよくされるんです。だからそこを逆手にとって、違う意味が与えられるんじゃないかと。
例えば「血まみれ」っていう言葉があって、馨子が歌うとなんとなく凄惨な血まみれじゃないんですよ多分。

タ: その通り。なんか悪い血まみれじゃないんだよ。なんか。おれが歌ったら本当に血まみれになっちゃう。あるある。おれもそれ聴いてて思う。

NG: 歌ってる本人が全然感情移入していないというか。「へー。血まみれか。」っていうだけ。だからヒドイものごとでも馨子が歌うと昔ばなしになっちゃうというか。



タ: アレだろ?みんなで海にいく歌だろ?キャプテンモルガン飲みすぎて。

NG: 馨子はキャプテン・モルガン飲んでないですからね。


タ: 絶対飲んでないでしょ。なんか良いんだよね。あれでキャプテンモルガンって何だろう?飲んでみようっていう若いガキが出てくるかもしんないじゃん。「ゴロワーズ」みたいに。

NG: だいたいおれがそういう精神性のガキで(笑)。二十歳くらいのときは一所懸命ゴロワーズを吸ってました。アレ、臭いですよね。本当に。

タ: おれも(笑)。そういうキーワードって絶対入れてった方がいいよ。



★新橋サラリーマン問題

馨子: なんで自分が批判されるのか少しわかりました。現実的な問題だったり、「癒し」を求めて歌を聴いてるお客さんにはすごい言われるんですよ、自分が少し乖離しているから。お客さんから「(感情が)こもってない」って…

NG: ああ、zampanoじゃなくて、バーで歌ってるバイトの方ね。

タ: バーで歌ってるんだ。いいねえ。いいよ。それはそれで。

馨子: 昭和歌謡でも演歌でも。好きなんで歌うんですけど「うまく歌えてるんだけどなんか違うわ。おれの方がうまく歌える」とか言われる。

NG: エモーションの問題で?

タ: 人生背負った人が歌うからってこと?

馨子: だと思うんですけど…。そのかわりその人が現実的に求める癒しじゃなくて空想の世界で求めるようなものとか歌は良いって言われんですよね。浅川マキとか。

NG: ああ、ファンタジーの方がいいのね。

タ: そこ浅川マキ歌ってもいいの?すごいね(笑)。
 その人たちが歌に何を求めてるかだよなー。

NG: 新橋のサラリーマンたちが。

馨子: 新橋のサラリーマンは本当にいろいろいるから!!
 ノリがいいのが好きな人もいれば。懐かしいのが好きな人もいるし。

NG: 娘が新橋のサラリーマンについて語るようになったとは。成長したのう(涙)。いいんだか悪いんだか(笑)

馨子: 成長してます!

タ: そいつら女の子に何か言いたいだけなんだよ(笑)。

 

★パンク文化とカフェ文化問題

タ: 普段zampanoはカフェとかバー以外のライブハウスではどこで活動してるの?

NG: 二万電圧とか武蔵境statto。ガレージかハードコア系が多いですね、なぜかパンク好きな人に人気があるんです。よくツアーで行ってる秋田もハードコアな人が多いです。

馨子: 田澤さんはライブハウスが多いんですか?

タ: ライブハウス。でもカフェとかでライブやるってここ数年の流れでカフェ文化ができてからだよね。そうなってからはカフェやバーでもやってる。
 Heaven's Doorってああいうライブハウスっぽいところでやるのは久しぶりだからちょっとドキドキしてるんだけど。

NG: 本当にやりたい放題やってほしい。ガキにはできないことをやってほしい。

タ: それしかできないから(笑)。

NG: すごく楽しみです。

馨子: ミル・ディランとも会えるの楽しみにしてます!

(3/22荻窪カフェにて)

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田澤 智 タザワサトシ
 
栃木県佐野市出身

10代の頃、パンク、ニューウェーブに影響を受け
ロックバンドのボーカルとして活動を始める。
その頃から渋谷屋根裏、新宿LOFT等のライブハウスに出演。

’90年、バンド”KAZZIBA”にボーカルとして迎え入れられ
ソニーよりデビュー。アルバム2枚を発表後に解散。

’95年からライブ活動を休止。

その後、CM制作の世界へ、CMソング、ナレーションを主に数々の作品に携わり、
それは今も続いている。 現在はナレーターとして大沢事務所に所属。

2005年になりライブを再開、当初はアコースティックなセットで行っていたが
それが徐々にバンド形態に移って行き”タザワ式”が誕生。

ジャズとブルースとファンクとロック、ビートのきいたフォーク、それとソウルを少し…それがテーマ。

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春宵対談シリーズ

春宵対談Ⅰ!片岡フグリ×zampano http://ng-vanvan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/zampano-e645.html

 

春宵対談Ⅱ!Fuck-E×馨子×NG 秋田遠征後反省会 http://ng-vanvan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/fuck-eng-655c.html

 

春宵対談Ⅲ! 笹口騒音ハーモニカ×zampano 前篇 http://ng-vanvan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/zampano-d01b.html

 

春宵対談Ⅲ‼ 笹口騒音ハーモニカ×zampano 後篇 http://ng-vanvan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-36a3.html

 

春宵対談Ⅳ‼‼ BONO(ATLANTIS AIRPORT)×NG  http://ng-vanvan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/bonong-6c31.html

 

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ζ3/31(火)zampano企画「春宵」
@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR 
zampano
笹口騒音ハーモニカ
sonesolo(ATLANTIS AIRPORT)
タザワ式
夜ノ魔魅-YANOMAMI-

open18:30/start19:00
前売り¥2000/当日¥2300
三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
http://www.geocities.jp/xxxheavensdoorxxx/
東京都世田谷区三軒茶屋1-33-19ケイオーハロービルB1

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★Caution!★

メールフォームからの前売り予約は本日3/31午後五時まで受付いたします。(予約50人達したため、ミックスCD-Rは在庫切れいたしました。)

まだ間に合う!ご予約どうぞ!

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2015年3月29日 (日)

春宵対談Ⅳ‼‼ BONO(ATLANTIS AIRPORT)×NG 

 お待たせしました!

 春宵対談第4弾はsonesoloさんの普段やってるバンド、ATLANTIS AIRPORTのベーシストBONOくんとNGの対談です。なぜ出演者じゃないBONOが…???それは家がたまたま近かったのです。そして共通の友人である根津幹雄がいろいろ手を差し伸べてくれ話を転がしていますが、そんなミッキーをぞんざいに扱いがちなところがBONOくんと気が合うなと感じました。彼もまた天然!ナチュラルボーンキリングスタイル!そんなBONOに負けじとNGがよく意味わからないことをずっと口走っていますが…では行ってみよう!!

Net1

L←BONO R→NG hometownひばりが丘にて

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撮影とツッコミ 根津幹雄



★'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,

NG: 3/31火曜日に三軒茶屋HEAVEN'S DOORでzampanoが企画する「春宵」と言うイベントがあるんだけど。このイベントはいわばおれNGと馨子の共同企画なんだ。だから馨子が呼んだ出演者とおれが呼んだ出演者がいるわけ。

 今回おれが呼んだのは一枠だけ。それがATLANTIS AIRPORT(アトランティス・エアポート)だったんだ。

ATLANTIS AIRPORT - “光と影の間” 【Official Music Video】:

 でも残念ながらアトランティスの出演はかなわなかった。

 それでもベースのボノ君が熱烈なラブコールをくれて。バンドでは出演できないけどアトランティスのヴォーカルのsoneさんのソロなら出演できると。本人じゃないのに逆オファーしてくれて今回のsonesoloさんの出演がかなった。本当にありがとう。元はと言えばボノ君は驢馬のレコ発ワンマンギグの時にはじめて観に来てくれて知り合ったんだよね。


 

ボノ: 共通の知り合いに根津幹雄さんという人がいて。驢馬のワンマンに誘っていただいたんですけど。びっくりしました。こんなバンドがいるのかと。それからぼくは本当に驢馬のことが好きですからね。zampanoも根津さんに教えていただいて。嫌いなわけがないですよね。

 

NG: ありがとう。そんなボノ君はある意味で自分のバンドのヴォーカルの身柄を売り渡したわけですが(笑)。そんな闇ブローカーとして今回NG対談にお呼びしました。

 

ボノ: そう。バンドよりむしろソネさんで良いんじゃないかなと。ソネさんでいいかなと。ソネさんどうなのかなと。提案したらあっさりOKしてくれた。

 

NG: 実はおれとボノの共通のフィクサーである根津幹雄に相談したんだよ。それはいいんじゃないかと賛成してくれて。

幹雄: フィクサー?!難色を示しております。
 いや、聞いたら笹口くんの出演が決まっていると言う。例えば客観的にロッキンオンジャパン的にうみのての笹口くんとアトランティスのソネさんのソロが対バンするようなイベントはあまりないし、ザンパノしか組まないようにも思うし、他には無さそうだと思った。そういう意味でもいいと思った。

 

NG: ATLANTIS AIRPORTはRO69JACKというので優勝しているんだってね。http://jack.ro69.jp/contests/jack2014/artists/30468

 

幹雄: ていうかおれはアトランティス全員出てくれなくてもソネちゃん観れればいいと思って。
ソネちゃんさえいれば、ソネちゃんハアハア'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、みたいな。
そんなこと言ってあんまり喋ったことないのに嫌われたらどうしよう???!!

 

T02200176_0250020010167310238_2

ボノ: 別にいいんじゃないですか?嫌われても。

NG: とりあえずソネさんには即刻このブログのテキストデータをリークしとくわ。

 



★3時間で弱っちィイイ

 

NG: バンドをやっていて男性vocalじゃなくて女性vocalでやるということにについてお聞きしたいです。おれもボノも女性vocalと一緒にバンドをやっているしそのことをテーマに今日は話そう。最初はどんなきっかけだったの?

ボノ: 最初はバンドのメンバー募集で入ったんです。キーボードとドラムがメンバー募集出してて。そこでおれとソネザキがそれぞれメン募で入った。
 僕はアトランティスの前はインストハードコアバンドをやっていたんです。それはもうインストなんですよ。
 高校出てから一年間くらいインストハードコアバンドをやってたんですけど、嫌になっちゃって。ある日「やめたるわ???」って言って。メールで送って。三時間後にはネットで見つけたアトランティスエアポートのメン募に連絡してました。

NG: メールで言ってバンド辞めたの?すげえな(笑)

幹: メールで告っちゃう世代だ。

ボノ: toeが好きで。toeをずっと聴いてまして。toeって女性vocalとしか共演しないんですよね。土岐麻子さんと演奏しているグッドバイという名曲があるんです。他にもクラムボンの原田郁子さんだったり。そこから女性vocalを初めて学んだっていうか。
 そもそもぼくは女性vocalなんてクソだと思ってた。女性vocalなんて弱っちいと。

toe  グッドバイ FUJIROCK2010: https://youtu.be/Ln071_EyNgo

NG: 弱っちい(笑)。わかるなあ。男の十代の最後ら辺とかってなぜか思考回路が「強いか弱いか」という意味不明の価値原則に支配されていて。女に対して「弱っちい」とか思う。お門違いの小学生の土曜日午後6時半みたいなんだよなー。

ボノ: ぼく元々ヴィジュアル系とかメタルとか好きなんで、叫んでナンボみたいな。女性vocalはそれとは真反対ですよね。やさしさなんかいらねえよ。おしゃれな感じとかあんなもん聞かないじゃないですか。

NG: ゴミみたいな。

 

ボノ: そう!ゴミみたいな。今は違いますよ。当時はゴミだと思ってた。それでtoeと共演してた原田郁子さんのクラムボンも「まあ聴いてみっか?」と思って。最初はよくわかんなかったんです。

 でもベースがなんかバキバキというか。歌ものでポップで森ガールみたいなイメージがあるのになんだろうこのベースと音楽は?みたいに思ってクラムボンの独特の奇妙なバランスに惹かれていった。とても音楽的な。ただ落ち着いてるわけじゃない。ロックていう感じなんですかね。

NG: クラムボンて非常に構築的なイメージを持っています。

ボノ: ポップなだけじゃない音楽的な部分に興味が移って行った。激しい音楽をずっと聴いていて、真反対である優しいものが好きになってきた。女性vocalってやはり優しいじゃないですか。それでインストハードコアをやってくうちにどっぷりハマっていくんですよ。

 女性にしか出せない母性的な部分だったり感情的な部分が好きですね。あと単純に女のひと、華のあるひとの後ろで弾くのって面白いなと思って。歌ものをやって単純に売れたいなという気持ちもあります。わがままですよね。ポストロックやインストハードコア的なものもやりたいけど女性vocalもやりたい。それでこんなかたちでやっています。

 

NG: おれアトランティスってそれこそシカゴ音響のポストロック例えばトータスのジョン・マッケンタイアがやってるみたいなアプローチがあるじゃん。ああいうものと、ovalっていうグリッチノイズミュージシャンの「So」っていうプロジェクト知ってる?ちょっと異常な例だけど。大雑把に言えばなんとかトロニカ的なものの、その二つの折衷なのかなと思ってた。

So - a (Oval + Eriko Toyoda)

 

 

★トランスジェンダー

ボノ: いろんな女性vocalを聴くようになってUAも好きになって。UAとフィッシュマンズが一緒にやってる曲知ってますか?あれ大好きなんですよ。


FISHMANS:UA - 雲がちぎれる時


NG: これ色んな人に言われるんだけど、zampanoのおれも馨子もじつはあんまりUAのこと聴いてないんだよ。おれ泥棒くらいしか持ってない。馨子にいたっては多分ほとんど聴いたことないんじゃないかな。

ボノ: そうなんですか。

NG: zampanoの場合、女性vocalのやさしさみたいな感じがやりたくてやっているんではないんだ。むしろトランスジェンダーな状態を作品にしたくて書いている。男の中の女性性だったり女の中の男性性だったり。

Cassandra Wilson - Redemption Song - Live

 たとえばカサンドラ・ウィルソンとギタリスト/プロデューサーのブランドン・ロスのような関係とかムードがそうなんだけど、女性のなかの雄々しさだったり勇敢さ、ギタリストの爪弾いている抒情的なナイーブな女性的な部分がむしろ露わになっていると感じる。

 黒い女性版ボブ・ディランと言われたTracy Chapmanだったり、キューバのシンガーソングライターYusaみたいな人、もはや日本人男性の弱々しい視点からみると彼女らは「男」としてしか見えなかったりする。こういうある意味で男性的な女性アーティストが好きで。

Tracy Chapman - Fast Car (Live)   


Yusa - Tomando el Centro

だからトランスジェンダーと言っても女性が男性になったり、男性が女性になったりする転倒だったり倒錯的な意味ではないんだ。曖昧な状態と言うか…

 zampanoはもう一つ90年代の日本のポップスに非常に影響を受けているんだけども、ジェンダーが曖昧な表現を日本人でやってる人は馬渡松子だと思う。


馬渡松子 -さよならbyebye


ボノ: 幽遊白書のテーマソングなんですか?

NG: これはエンディングテーマですね。

ボノ: 初めて聴きました、でもなんとなくわかりますね。この声の感じなんですね?

NG: そう。まず声がボーイッシュというか、そこは大きい。さらに歌詞の主格は明らかになってないけど多分男性なんだろうなっていうムードとか。あんまりよくわからない。それはリー・シャウロンの作詞によるところも大きいけど。馬渡松子っていう人は自分で作編曲、マニピュレーションもすべてやって、歌詞は他の人が書いているっていう不思議な方法のシンガーソングライター。

 かなりガチガチに作編曲されている曲だよね。馬渡さんは鍵盤奏者でアルバムを聴いてみるとおそらくジャズ・ヒュージョンやAORを通ってきているミュージシャンなんだなあと想像できる。この日本的な超技巧的作曲を使いこなす女性が歌う、リー・シャウロンの歌詞、特に2サビ後の

「いいよ 返さなくていいよ CDもブルースハープも」

初めて聴いたとき耳を疑った。

絶対に女性の書いた言葉じゃないよ。おれは愚かな男だから現実にこういう状況に陥ったりするんだけど(笑)、恥ずかしすぎるよな。だけどこういった男の愚かな発想を女性が歌うことによって言葉の愚かさが昇華されるというか、虚しさや哀しみだけが沈殿して定着される感じ。これにヒントを得た。

 馬渡松子×リー・シャウロンに則ってzampanoでは馨子の歌う歌詞を男のおれが書くという形で色々試している。男の愚かしい精神状態の描写を女性が歌うことによって、感情が辛い悲しいだけじゃなく、滑稽になったり逆に痛々しさが増したり、そうして多層的な情景が描けたらなあと…

 例えば実は高田渡も作詞自分じゃなかったりするんだけど、このやりかた、意外に面白いと思うんだよ。たぶん。

ボノ: ぼくがもしカサンドラ・ウィルソンとか聴いても「低い声の女性のソウルフルな歌は違うよなあ、いいなあ」と思うんですよね。そこに逆に男性性を感じたりはしない。そこはNGさんの独特の感じ方なんだと思いました。そういう矛盾だったりに魅力を感じるんですね。

★おれたちの世代ではポピュラーな愛の表現形態

NG: もうひとつzampano的音楽にまつわるトラウマを最近再発見したんだけど。
部屋を片付けていたら10年前に付き合っていた彼女に作ってあげたコンピレーションアルバムCD-Rが出てきたんだよ。

 

幹: それはヤバすぎるな。
 ボノは多分そういうことやったことない世代だろ?

ボノ: なんですか?それ

NG: 自分の大好きな曲(自分の曲じゃなくてひとの曲ですよ)を集めたCD-Rを好きな女の子にあげるんだよ。おれたちの世代ではポピュラーな愛の表現形態曲に込められた歌詞や曲名、メッセージを曲順で紡いで愛を伝えるんだ。


ボノ: へー。根津さんやNGさんの世代はそんなことしてたんですか。ぼくはやったことないですね。

 

幹: おれたちのっていうか、カセットテープ・ウォークマン世代の人の考えだろ、ソレ。ていうかNGの異常性癖で世代を勝手にまとめているが、おれもそんなことしたことないよ

 

NG: そのCD-Rが十年ぶりに出てきて、おれ薄々勘づいていたんだけどさ、その内容は女性のアコースティックソウルでzampanoそのものなんだよ(笑)。タイトルは「Blue in Green」。なんか怖かった。10年間の執念みたいなものを感じて…(笑)

幹: ヤバすぎる。

ボノ: へー。それ聴いてみたいですね。こんどくださいよ「Blue in Green」。

NG: 31日「春宵」に予約来場してくれた方50名にプレゼントしようと思います!

ボノ: やった!

幹: ヤバすぎる。

 

★損得勘定ではないおれたちの音楽

幹: おいおい、もっと下世話な話しようぜ!?つまんねえYO!
実際女の子とバンドやって決定的に違うのはなんなんだYO?!お客とかハコの反応とか露骨に違うんじゃねえのか?!もっとはっきり言っちゃえYO?!

 

20080311083615_2

 

ボノ: そうなんですか?

NG: 前回の対談で笹口君が言ってたような「若くて女の子で青春で放課後」だったら売れるという妄想的先入観の別形態ですね。そういうお得感があるんじゃないの?たぶん。

幹: そういうお得感をもっと感じろYO!?どっちの方が得なんだYO??女の子がいて得してるんだろ?!おまえらは?!

ボノ: えー?どうなんだろう?意識したことないっすね。

NG: えー?どうなんだろう?意識したことないっすね。
男とやっても女とやってもどっちもどっちじゃない?男目当てで来る人もいるし、女目当てで来る人もいるし。

幹: いや、やっぱり違う。絶対こいつら得してると思うYO!こいつら言いたがらないだけだYO!!!!!!

ボノ: そういう損とか得とか考えたことないっす。

(3/21深夜ひばりが丘にて収録)


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Atlantismini

 ATLANTIS AIRPORT
Ba. BONO 
Vo. sonezaki
Key. y0den   

2011年夏に結成、以来都内にて就航中。
ハイブリッドの空港系マスポップチーム。
触れたことのない新しさ。
何処かで見たような懐かしさ。
相反する要素を併せ持つ楽曲で、
あなたを新境地へお連れします。
2013年3月 4曲入りミニアルバム「A [ ]Passport-EP」をリリース。
2014年6月 「A [ ] Passport-EP+2」をタワーレコード池袋店限定で発売。
2014年8月 タワーレコードにて全国展開が決定。タワレコメンに選出。
2014年8月「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」のオープニングアクトとしてSOUND OF FORESTステージに出演。

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ζ3/31(火)zampano企画「春宵」
@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR 
zampano
笹口騒音ハーモニカ
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タザワ式
夜ノ魔魅-YANOMAMI-

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予約先着50名様に馨子とNGによるミックスCDをプレゼントします。

どしどしご予約ください!

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2015年3月21日 (土)

春宵対談Ⅲ‼ 笹口騒音ハーモニカ×zampano 後篇

前篇の続きです


★憑依系なりたい系男子、熱いのはキライ

馨子:わたしもお客さんたちがあまりにもこっちを見てると「うわあ…見なくていいよ」と思います(笑)。だから見えない方がいいというのはよくわかります。

笹口:馨子さんはどっちかというと憑依系ですよね。イタコじゃないですけど。憑依系ってめちゃめちゃ憧れるんですよー。ぼくは憑依系なりたい系」ですからね。

 

NG:憑依系なりたい系男子。だから「さわね」とか出てくるんだろうね。

笹口:あれはただのおふざけですけど。

NG:出たよ!この男すぐそうやって煙に巻くんだよ!

 馨子はコヨーテや犬系の憑依だったり、最近では大型哺乳類である鯨の憑依をやってもらったりしています。動物の憑依が得意。ケモノ系憑依。

笹口:ケモノ系いいですね。ビョークもケモノ系なんですよ。歌ってるときの顔が獣になるというか。
ぼく、男が熱いのあんまり好きじゃないんですよ。男が叫んでいるのが。

馨子:NGだ。NG熱いんですよ。「うおー!」とか言ってうるさい

NG:えっ(汗)。

笹口:そうなんですか(笑)。
とにかくストレートなのが嫌いなんです。ストレートに熱いのが嫌いで、ひねくれて歌を歌っているのに熱くてもしょうがないじゃないですか。だから冷めてやりたいんですけど、でも憧れは女性にある。というジレンマがある。

 馨子さんは最近の歌手で好きな人はいますか?

馨子:カルメン・ミランダっていうラテンの人がいるんですけど頭に籠のっけてちょっとミュージカルチックに歌っちゃう人で。ラテンの人。

あとはMILLS BROTHERSという人たちのコーラスワークがとにかくすごくて。口でトランペットとか楽器やったりスキャットがめちゃめちゃキレがよくて速い。みたいな。

(多分笹口君は最近のミュージシャンで…という意味で訊いてたんだと思うがどっちも1930年代の人だけど…まいっか。)

笹口:どっちかというと職人芸が好きなんですね。馨子さん職人ですもんねー。声専門じゃないですか。歌詞はどっちが書いてるの?

馨子:NGがほぼ書いてます。

笹口:へー、メロディーも?じゃあ本当に職業歌手と職業作曲家みたいな関係なんだ。

NG:せやな。(照)
 笹口くんは誰かに曲をあげたりしないの?
女性ボーカルによる笹口騒音ハーモニカカバー集もいろんな人がやっていたよね。その中の誰かに曲をあげたりとか。

笹口:そうですね、あんまりないですね。

NG:じゃあzampanoがカツアゲしよう
脅迫するから書いてよ!

笹口:ぼくの曲なんでもフリーですけど…。あんまりなあ…
よくも悪くも自分しかないっていうか。
自分のみの音楽ですね(笑)
 

★女子高生が放課後ナニしたー♪

笹口:やっぱ今はなんかねー。若くて可愛くて青春!みたいな人がすぐ売れますからね?!?!
そういうのぶち壊してくださいよ!!!!

馨子:わかりました!

NG:いやいや。笹口くん自分でやってよ!
おれたち若くて可愛くて青春!みたいな感じでやってくから

笹口:あ……ごめん。
ごめんとか言っちゃった。
違う違う。十代とかさー。

NG:馨子だってこないだまで十代だったんだよ。若い女性ボーカルと一緒に活動すればバーン!とヒットするかな?という下心もあるにはあったけど、全然そうはいかなかったんだ。これがまた。

笹口:あれあれ?そうだったの?!?!
失礼しました!!
だってなんか玄人じゃないですか。
ぼくが言ってるのは「女子高生~♪」「わたし~♪」「青春~♪」「放課後~♪ナニした~~♪」っていうのですよ!そういうのが売れるんですよ?!?!才能とかじゃないんですよ!!!!
若くてがんばってる感じがあればオッサンが大量に押し寄せてくる!そういうもんなんですよ!!!

NG:「さわね」でやってるじゃん。

笹口:そう。さわねは
「十代の女子ががんばってればそれでいいんでしょ?!??」みたいな。
だから技術で行こうとしてる人には悲しい時代ですよね。
あたしなんかこの顔ですからね……どうしようかという感じですよ。

NG:出たよ!卑屈になりやがった!
この男すぐ卑屈になるんだよ!

★さくらと思ひで

NG:笹口くんを初めて呼んだのは8年前。2007年に大久保HOTSHOTで太平洋不知火楽団で呼びました。「杉沢村心中~村長は二度死ぬ~」という企画で、おれは赤旗先生と司会。杉沢村というメタルバンドと、お賽銭泥棒。あとムラカミヒロキがフォーク弾き語りで空手家と共演した。という謎の企画でした。

(杉沢村の当時のミクシコミュが遺っていたのでリンク張っておきます。参考までに

http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1500601&id=17930799

笹口:8年前!やっべ!8年前はすごいでですね。

NG:そのころ太平洋がフジロックのルーキー出たんじゃなかったっけ?

笹口:フジロックはね、2008年だね。

NG:初めてお会いした企画当日、大内くんが言った言葉を覚えていて。
「こんな意味不明の内輪受けの企画に呼んでくれてありがとう!こういうのに出たかったんです!」
と言ってくれて。

笹口:どういうことそれ?ディスってるの?あの人たまに何言ってるかわからないから…。

NG:その後、笹口くんには「獣どもの宴」や、驢馬×うみのて×Paradiseでアンダーグラウンドの再会を果たした「あの夜」にも出てもらいました。

笹口:NGくんて企画打つの好きだよね。企画ってむずかしいよ。ぶっちゃけひとりでやった方が楽だし。
ぼく○○○○で○○○とか呼んだとき本当に嫌だったし。

馨子:企画のアイデアとして春をイメージできる季語だったりを取り入れたくって「春宵(しゅんしょう)」という言葉をタイトルにしました。

笹口:もう春ですねー。桜咲いてるかなー

NG:笹口くんをバキバキに追い詰めて良いライブやってもらおうぜ。

馨子:わたし笹口さんのライブ観れればいいんで。

Sasa

笹口騒音ハーモニカ

シンガーソングライター。
1984年2月29日、生まれてこのかた活動中の大御所。
¥anagawarecords社長。太平洋不知火楽団、うみのて等々でライブハウスから路上まではばひろーく活動中。ソロ、バンド活動共に様々なイベントに引っ張りだこで365日どこかでライブをしている。
数百もの大名曲をつぎつぎと生みだしており、CDRで手売りしていたアルバム7枚とベスト盤を2枚組ずつで「笹口騒音アーカイブ」として全国発売。以降も新作を発表し続けており、その才能はとどまることを知らない。

公式サイト
http://yanagawarecords.com
myspace
http://www.myspace.com/yanagawarecords
ついったー
http://twitter.com/sasasoso

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ζ3/31(火)zampano企画「春宵」
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笹口騒音ハーモニカ
sonesolo(ATLANTIS AIRPORT)
タザワ式
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2015年3月19日 (木)

春宵対談Ⅲ! 笹口騒音ハーモニカ×zampano 前篇

Sasaso_2

笹口騒音ハーモニカ

Zampanohpou_2

 zampano (L NG,R 馨子)

 3/31企画春宵に出演していただく笹口騒音ハーモニカを招いて対談しました!

★キレたボーイズ

NG:………。
 

馨子:………。

笹口:………これ、レコーダーもう回ってるんですか?

 
 
NG:うん。

 
笹口:なんで回った途端、何も喋らなくなったんですか???!!

 

 
NG:ふっふっふ

 

馨子:(笹口騒音ハーモニカ歌詞集を読みながら)ここに書いてある「2003年サマーソニックにてイギリスから青白い五人組」って誰ですか?

 
笹口:RADIOHEADですよ。
 

 
馨子:はい?ああ…

 

笹口:RADIOHEAD好きですか?

 

馨子:RADIOHEAD全然知らないんですよ。
 

 
笹口:何が好きなんですか?

馨子:わたしですか?「あきれたぼういず」とか…好きなんです。
 
 
笹口:キレたボーイズ???パンクですか???
 
 
馨子:1930年代~40年代の…。パンクじゃないです。あれ何ですか?
 
 
NG:笹口くん、キレたボーイズじゃないよ(笑)。キレたボーイズって確かにパンクバンドぽいな。
「あきれたぼういず」。あれはコーラスグループなのかな。

笹口:あ、調べるとすぐ出てくる。これ、有名な人いません?

あきれたぼういず1935年昭和10年) - 1951年昭和26年))は、川田義雄(後の川田晴久)、坊屋三郎芝利英益田喜頓、および山茶花究による日本のヴォードヴィルボーイズグループ。 テーマ曲は「チョイと出ましたあきれたぼういず、暑さ寒さもちょいと吹き飛ばし、春夏秋冬明けても暮れても、歌いまくるがあきれたぼういず」(wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%8D%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%BC%E3%81%86%E3%81%84%E3%81%9Aより転載。)

馨子:山茶花究(さざんかきゅう)とか坊屋三郎ぼうやさぶろう)とかですかね。美空ひばりのプロデュースみたいなの
をやった人もいたみたいです。

笹口:へー、聴いてみよう。昔ながらのモノが好きなんですか?情緒的な、というか。
 

馨子:そうです。なんかわたしがインタビューされてる。笹口さんはどんなバンドが好きなんですか?

笹口:ぼくはRADIOHEADですね。

RADIOHEAD
イギリスのロックバンド。急進的な作品が多く音楽性を限定させてしまうのは憚られるが、ここではアルバム「Kid A」を挙げておこう。

馨子:RADIOHEADってどういうバンドなんですか?

 

笹口:RADIOHEADは変なバンドですね。えーと、、、何て言ったらいいんだろう?
 

NG:コンピューター使ってるよね。

笹口:そうそう。同じことをやらないというか。そこが好きなんですよ。最初はギターロックだったんですけど、本人たちがそういうのに飽きちゃって。ちゃんと進化していくっていうのが、バンドとしてはすきなんですけど、、、馨子さんはビョークとか好きですか?

Bjork
アイスランドのシンガーソングライター。ビョークに関しても何を代表作とすべきか意見が分かれるところだが声のたくさん入っているMedullaを挙げてみよう

馨子:ビョークはちょっとだけ。ビジュアルとか、PVの視覚的イメージの感じが好きです。アルバム聴いてみたらびっくりしてしまって。

 

笹口:へー、それこそコンピューターだもんね。おれ本当に語彙が少ないから(馨子の歌を聞いて)、形容する人がビョークしか出てこないんだけど、馨子さんがいちばん声が凄いなっていう、好きな歌手は誰ですか?

馨子:そうですね。ちあきなおみとか、ニーナ・シモンとか…

ちあきなおみ
日本の歌手。大歌手。


Nina Simone
アメリカのブラックミュージックに燦然と輝く巨星。ニーナ・シモン。クラシックピアノの影響とジャズ、ブルース、ソウルの煮えたぎる音楽。深く広い影響力を持った歌手。

笹口:あー!聴いたことなないんですけど凄そう…。
節回しとかね。馨子さんは独特の節回しがありますが民謡とかはやってたんでしたっけ?

馨子:民謡をやっていたわけではないんですけど、演歌や昭和歌謡だったりとかを小さい頃から聴いてました。そこから吸収したのかな?
 笹口さんは歌ってるときとしゃべっているときの感じが近いというか。
むしろ歌ってるときの方がより生っぽいと思うんですけど…どういう意識で歌ってますか?


★♪はあーんはあーん♪ふうーん♪はーあーあふんふん♪

笹口:意識ですか?!?!
 歌ってるときどう意識してるんだろう…。
女性のボーカリストは野性的な人が多い気がして。男はなんかフリをしているというか。カッコつけたりわざとらしくやったり。最近のバンドの男ボーカルってだいたい「はっぴいえんど」みたいですよね?!?!歌が!!

NG:(笑)

笹口:本当にそう思うんですよ!!!!
最近のおしゃれ系というか、ちょっと流行ってる系というか!!

馨子:例えば誰ですか?!

笹口:○○○○○○の○とか!!!!
(鼻声がかった裏声で)♪はあーんはあーん♪ふうーん♪はーあーあふんふん♪
みたいな!

それ?!?!自分どこにあるの?!?!
はっぴいえんどだよね?!?!
っていう。
○○くんから派生するバンドの○○とか!○○○○!!!!

NG:確かにいますね。下北沢とか、○○の○○○○○○○○とかに。

笹口:みんな○○○○○○の○か、はっぴいえんどとか、もしくは「たま」みたいですよ!そういうのはあんまり聴けない、聴かないですね。
ぼくはまったくそのままの声なんですよ。
自分の地声が嫌いで。裏声で歌っていて、裏声もそのまま出してるというか。
ハーーみたいな。ハーーー。

NG:(笑)

★「これ聴くの二回目ですよね?」

笹口:だから女性の声の方が好きですね。女性の方が「作ってない」気がして。
「作ってる」人もいますけど。馨子さんはどんな意識をしていますか?

馨子:自分が聴いてる声とお客さんが聴いてる声って差があるじゃないですか。
声というより、歌の内容だったり、自分の見えている景色によって声の表情が変わるっていうのは意識してる部分的はありますね。

笹口:その場でですか?その場のその時の気持ちというか。

馨子:考えすぎてる場合だと「どうしよう?どうしよう?」って思って「作」っちゃうんですけど、その歌を思い出してる時の記憶や感情にスッと入っていけるときはそのまま楽に歌えます。

笹口:歌を作ってるときですか?ライブですか?

馨子:歌ってるときですね。音楽を紡いでいるというか、そういうときです。

笹口:人の目が気になったりはしますか?
ぼく人の目をめっちゃ気にしますからねー!!

馨子:「さわね」やってるときですか?

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  ささく☻ちさわね     @sawane17

笹口騒音ハーモニカの妹、17才女子高生Sカップシンガーさわね! 騒音お兄ちゃんの情報とさわねの女子高生の日常をつぶやくよう! 恋のお悩み相談も受付(^з^)-☆

とうきよ☻うえき           

NG:「さわね」いいよねー。さわねのこと好き。

笹口:人の目を窺ってばかりですからね?!?!
盛り上がってないと本当に…。だから見えない方がいいのかもしれない。あと知ってる人がいないほうがいい。
一度ライブを観たことのある人に、自分の音楽を二回目聴かせるときにどうしたらいいかわからない。

これ知ってますよね?!?!聴くの二回目ですよね?!?!同じことやるけど大丈夫かな…」

とか考えたりしてると…間違えますね(笑)

(後編に続きます)

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2015年3月18日 (水)

春宵対談Ⅱ!Fuck-E×馨子×NG 秋田遠征後反省会

★たいワッサン

NG: zampano秋田遠征ライブお疲れ様でした。

FUK: お疲れ様でした。

馨子: Fuck it up!!!!!

NG: 今日は最近zampanoでサポートドラムを務めているFuck-E君にお話を伺いたいと思います。

馨子: Taiwasssa---!!!!

FUK: いきなり思い出したな(笑)。

NG: なんですかそれ???

FUK: え?NG、鯛ワッサン知らんの?マジで?残念な現代人やな。

馨子: 夏に秋田行ったとき秋田のイオンかなんかのショッピングモールにO澤さんと兄者と行ったときに鯛焼きの形したクロワッサンが売っててそれが…

FUK: Taiwasssan!!や(笑)。

NG: 不勉強で申し訳ございません。画像検索して調べておきます。

Images
↑たいワッサン

馨子: yo!Taiwwssan!what's up??みたいな風に使います。

NG: 全然ついていけていないNGですが…今回の秋田ツアーはどうでしたか??

FUK: ツアーつっても一日だけや。うーん。普通。
 個人的には良いところもあり悪いところもあり。ただ秋田の土地がそうさせるのか、すごい熱をもったライブでしたね。

NG: ライブの熱量が。

馨子: は?誰が???

NG: なんか熱病に浮かされているみたいな人もいましたね。

馨子: は????

FUK: え???

NG: すいませんでした!自粛します。

馨子: あ??なんつった今????

NG: すいません!

FUK: おいインタビュアー、負けんじゃねえぞ

馨子: 誰のこと言ってんの???

NG: おれです。超怖え。
 馨子さんは秋田どうでしたか?

馨子: 美味しい。

NG: それは何よりです。

 

★熱を持った自我、死にかけの自我、バランスの良い自我

NG: Fuck-Eは今回は初めての試みとして、2ndセットは1ステージまるまる40分ほど(笑)ドラムを叩いてみました。

FUK: うん。まあ…。ベースが欲しいね。

NG: ライブの録音聴いてたらNGがMCで「おれも福井も馨子も別々の人生をそれぞれ歩んでいて、それが交わって今この音楽があるんだよ!アーバンシティライフ!とか言っていてなんかグッと来た気もしたんですが、冷静に考えるとよく意味が分からないです。

FUK: 確かにグッと来たっぽかったけど、意味わからんよな。

馨子: なんも思わなかった。「言う必要あったのか?」としか。

NG: 馨子のMCはキレキレで良かったですね。NGのMCを遮って「うるせえ、今ここで最高の演奏を見せてやるよ!」って言って。カッコいい。みんなの気持ちを代弁してたと思います。あとメリーゴーランドの最後で突然アドリブのフリースタイルをはじめて。あれもカッコよかったです。

馨子: そう。だってムカつくんだもん。NG喋るの長いし。

FUK: ディ-プやな。

馨子: なんかみんな観に来てくれてるのにいなくなるしさー、探させるしさー、携帯持ってかないしさー、喋るの長いしさー。ストレスの溜まり方がすごい。

FUK: ううううう(涙)。このうううって泣いてんのあれやな。前の秋田と宮古島のとき、おれがなってたな。

NG: あほが当番制で持ち回りだと。今回はNGが大アホでございました。
 お客さんもたいへん楽しんでもらえたようでよかったと思います。
 ドラマーとして演奏はどうでしたか?

FUK: 熱と自我がすごすぎてやりたいこと全然できてない(笑)。

NG: 自我ってNGの自我?

FUK: いや、おれの自我。NGさんの自我はもう死ぬ寸前みたいなんなってたからよくわからなかった(笑)。

NG: そういう意味では馨子さんは自我と技術のバランスがよくライブされていたと思います。

FUK: 馨子様は「ふざけんじゃねえよ」と仰られています。

NG: 馨子はFuck-Eのドラムはどうだった?

馨子: やってる途中で「抑えて」って言うべきかどうか迷いました。

NG: ていうか福井も結構本気で叩いてるよね(笑)。あれ、うるさいと思う。よくあの中で歌って声が通るなあと。

馨子: 福井はうるさいのが何かしら意味がある場合もあるから。だからこの中でどうやって戦うかってことを考えました。
ジョニーが「NGがサウンドチェックして「あ、あ、」と言ってるよ。気合入ってるな」とか言ってた。

FUK: 正しくは「NGのやつ「あ、あ、」とか言ってやんの。ハハ(笑)」と言っていた。

NG: ジョニーさんもだいぶ上機嫌でいらっしゃったようで嬉しい限りです。秋田の人は本当に優しくて。

バンドの歌を支えてるはずのやつらがムチャクチャという。そんな良いバンドzampanoです。

★夜ノ魔魅-YANOMAMI-

NG:zampanoは3月は残すは、31日の企画「春宵」のみとなりましたが、
馨子とFuck-Eは夜ノ魔魅-YANOMAMI-のメンバーでありますが、どうでしょうか?

FUK: 馨子さんのリーダーバンドなので、そこで彼女が何をやるか楽しみに来てもらえればいいんじゃないでしょうか。
 

馨子: 馨子が楽しいことをやるバンドです。ザンパノじゃできないことを。
NGに総意を勝手にまとめられないようなバンドです。

FUK: 馨子さんにももうちょっとまとめていただいても結構だと思うんですけど…。

馨子: じゃあもっと協力してよ!わたしそんなにまとめる力ないんだから。

NG: やめて。喧嘩しないで。おれが代わりに謝るから(涙)

馨子: なんでNGがあやまんのよ!?

NG: 大変楽しみだという感じが伝わってきました。では最後にFuck-Eの決意表明を。

FUK: 決意表明?なんですかね??

馨子: Taiwassan!!!

FUK: 力でねじ伏せる感じで。

NG: 力で?!誰を?おれをですか?

FUK: そう感じるの(笑)?ならそうとってもらっても構わないけど(笑)。

NG: つくづく思うんですけど力じゃないと思うんですよね…

FUK: NGの思ってるような暴力の話じゃありません。

NG: なんか今回の秋田遠征で我々もこうバンド感でたんじゃないかと思います。ちょっと仲悪い雰囲気というか(笑)。
よろしくお願いいたします。

馨子: これからはわたしが楽しいことをします!! 

FUK: (笑)


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ζ3/31(火)zampano企画「春宵」
@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR 
zampano
笹口騒音ハーモニカ
sonesolo(ATLANTIS AIRPORT)
タザワ式
夜ノ魔魅-YANOMAMI-

open18:30/start19:00
前売り¥2000/当日¥2300
三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
http://www.geocities.jp/xxxheavensdoorxxx/
東京都世田谷区三軒茶屋1-33-19ケイオーハロービルB1

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2015年3月14日 (土)

春宵対談Ⅰ!片岡フグリ×zampano

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LtoR

馨子 NG 片岡フグリ(文中フグ)

東高円寺シュワルツカッツにて

★ニジンスキーみたい

NG:今日はu.f.o.clubでzampanoと片岡フグリのライブでした。お疲れさまでした。
馨子、フグリのライブはどうでしたか?

馨子:入ってくるときの動きがニジンスキーみたいだなと思って。
 
NG:ニジンスキーって誰?
 
馨子:ニジンスキー、バレエの人。

20120416191357921
 
フグ:バレエは好き。意識してますね。やったことはないですけど映像を観たり、本を読んだり。
 
NG:全然わからないジャンル(笑)。
 
フグ:品評会みたいなんですよね。おれが観に行ったのは学生割引で入って、ものすごい遠くの席から見たんです。ソロ踊る人がひとりふたりいて、後は賑やかしでワーっと周りが踊ってるんですけど、このソロ踊る人の身体を観ようみたいな、品評会みたいなんです。金持ちのパトロンが品定めする、どう綺麗に魅せているか、そういうところから始まっているらしい。

 
NG:へー!なんかインテリ感出されたよ!!!

 
フグ:そうなんですよ(笑)。映画もあるんですよ。
 

馨子:あれ?エコール。(『エコール』(原題:Innocence、邦題:École))
 

フグ:そう。けっこう生々しい。続編もあります。

 
NG:おれだけ会話にまったくついていけてないけど(笑)

 
馨子:ニジンスキーって跳躍がすごいって言われてるんだけど、フグリのギター持って登場してくる手の動きを観てニジンスキーのやってる「牧神の午後」を思い出した。

 
NG:「牧神の午後」はわかる!ドビュッシーだろ?それしかわからない(笑)。最近ドビュッシーきてるんで!!

 
フグ:メンヘラもきてますしね。

 
NG:おまえおれのブログよく読んでるなあ。

注http://ng-vanvan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-85ae.html

 

 

★春宵千金

NG:今回3/31にzampanoが春宵っていうイベントを三軒茶屋HEAVEN'S DOORでやるんです。

フグ:おれが呼ばれてないっていうね。
 …大事なとき呼ばれないっていう。もう慣れたんで(笑)

 
馨子:気にしてるよ。

 
NG:今回のイベントは馨子が仕切っているんですけどというわけで、フグリに突っ込んでいってもらおう。

 
フグ:「春宵(はるよい)」じゃなくて「春宵(しゅんしょう)」って読むんですか、漢文ですか? 

 
馨子:うん。

フグ:イベントやるのって、色んなきっかけありますよね。おれらってまだコミューンやファン層、っていう人たちがないじゃないですか。だからどうしてもイベントの出演者のカラーがフワッとしてしまう。カラーをもっていてそういうお客さんが来てくれるわけではないから。だからこそ、違うところから人を呼んで遊べる部分でもありますけど。
 

馨子:今までイベントのことはNGが決めてたんだけど、今回は自分が決めるってなって、どうしようかなって思って。
さっきフグリがいった話じゃないけど、zampanoってこれと決まったジャンルがないし、まだまだたくさんの人がついてくれているわけじゃない。

たとえば、普段はハードコア好きなんだけど、ザンパノのやってる音楽のある部分がひっかかって「いい感じ」とか。お酒飲みながら聴くともっと「いい感じ」とか。漠然とした老若男女の人たちが好いてくれてるけど、その人たちがどうやったら興味もってくれるかな?って考えて。

 よく○○ナイトとか、それとも全然関係ないタイトルもある。題名から想像できないイベントタイトルってけっこうチャレンジャーだなと思って。
 もっと人気があれば「あの人が考えそうなことだな」とか思ってくれるんだと思う。でも今そういう状態じゃない。だからイメージできるような言葉が良いと思って。

お酒飲んで気持ちよくなってもらいたいし、お酒飲みが描かれた曲もあるから、春の宴っていうことを考えて。
でも「春宴」じゃちょっとなあ、季語とか天気の言葉を調べていたら、
「春の夜は千金に値するほどの価値がある」という意味を持った「春宵」という言葉をみつけて。 

これがいいなあと思って。zampanoの音楽だったり、音楽そのものだけじゃなくて、聴いたあとの余韻とか、そういうものってお金に変えられないくらいの気持ち良さとか、楽しさとか、新しい出会いとか。そういうものがあるよね?って。

だから「春宵(しゅんしょう)」じゃなくて「はるよい」って読んでもいいと思う。春の宵なんだなって。よいは酔いもイメージできるし、とらえる人によって。
知ってる人は「春宵(しゅんしょう)」なんだなって。「春宵(はるよい)」と呼んでお酒飲む感じの春の宴をイメージしてもらってもいい。聞いてすぐイメージできそうなタイトルにしました。

あとはわたしは和だったり季語みたいなものが好きだから。
 

フグ:zampanoって活動スタイルが古くさいじゃないですか。悪い意味じゃなくて。
「はるよい」っていうのも集(つど)って楽しもうという。なんとなく集(つど)って楽もうっていうのに近いじゃないですか、
 

馨子:うん。
 

フグ:それってすごく好きで。「着いてこい!」とか「おれの船に乗れ!」みたいなことではなくて。

伊集院光がSIONのライブに一年に一度は行くらしいんです。あの人最近はどうしてるんだろう?なに考えてるんだろう?って思って行くらしい。

昔の人は、わたしはわたしで人生があって、その中で時間を作って観に行くというのがあったんじゃないかと思う。

 
馨子:処方箋みたいだね。

 
フグ:たまに観に行くんですけど、その中で人と人の人生が交差する瞬間があるのが理想的なんですけど、スタイルとしては古いのかなって。悔しいんですけど、そういいのあるじゃないですか。
今はやっぱり「着いてこい!」っていう音楽のやり方が主流なのかなって。 
 

NG:まあ、でもそれはロックが台頭してビッグビジネスになってからずっとあるやり方なんじゃないか。
ザンパノはロック以前のやり方の音楽なのでやっぱり古いかもね。

フグ:あんまり好きじゃないんですよ。「着いてこい!」が。
 

NG:強制練習する感じが。「署まできてもらおうか!」みたいな。

フグ:田舎帰って働いてる友達がたまに会いに来てくれるみたいな、そういう出会い方、交差の仕方で音楽をやれたらいいと思う。おれは歌う、違う仕事を働く人たちがいる。それぞれが交差していくような。
 今、売れている音楽を聞くのって、ちょっと生活を放棄したいような想いの人や、職場環境に納得いかない人や鬱憤はらしたい人が音楽聞きにいく、そういう関わりはあんまり素敵じゃないなって。
 

NG:うーん、ザンパノのやっていることは現状に対するアンチテーゼでは無いんだよね。
おれも馨子も、確かに考え方が昔ライクではあると思う。その考えから出てきた発想が「春の宵に集(つど)い楽しむ」というものなので、特に連行の仕方は考えてなかったです。
とりあえずフグリも3/31は署にまで着いてきてもらおうか。
 

馨子:来てね!

フグ:行きます。

★春宵の出演者

NG:出演者について。

フグ:笹口騒音ハーモニカって誰ですか?

馨子:笹口さんてずっとTwitterのタイムラインを埋め尽くしたりあまり印象よくなかったんですけど、

 
NG:ますかむ!
 

馨子:秋田で対バンしたときにすごくよくて。おこし配りながら「東京から来たさわねです!よろしくお願いします」とか言ってたり。とても楽しかった。
 

フグ:曲は絶対ふざけないですからね。かっこいい。
 

NG:良い曲書くよね。

 
馨子:わたしは笹口さんの音楽も歌も好きだから呼びました。みてて面白いし。
 

フグ:「さわね」も純粋にやりたいからやってるんじゃないかなって思います。

馨子:おにぎりのJKの曲とか良いよね。
 

NG:あれは良い曲だ。
 

フグ:笹口さんて顔が怖いですよね。
  

フグ:sonesolo(ATLANTIS AIRPORT)さん。
 

NG:アトランティス・エアポートというポストロック/マスロック的なドラム、ベース、鍵盤の展開に女性ボーカルが絡んでいるバンドがいるんですが、そのバンドのボーカルのソネさんのソロです。
 NG的にソネさんいいなと思って。
 

フグ:NG的にとか言われてもよくわからないですね(笑)。あんまりNG的にとか言わない方がいいですよ。どっちなの?
 

馨子:タザワ式の田澤さんは、声も渋くてすごくいい。
 

NG:ナレーターもやってる方で、グッドオールドなブルースやソウルのミュージシャン。超声がいいのよ。シャウトもいいけど。

 
馨子:夜ノ魔魅はわたしの組みたいと思った楽しそうな人たちと組んだバンド。
 

NG:馨子のリーダーバンドなんです。
 

フグ:いいじゃないですか。

NG:意気込みはどうですか?

馨子:みんなご存知のことだけど、NGよりわたしの方がいいんで。よろしくお願いしまーす。

 
NG:いい?どゆこと?
 

 

フグ:負けないぞ的な。

NG:フグリの意気込みは?  


フグ:僕出ないですよ。客ですよ。
そうだな。一所懸命な、余裕のないzampanoを観たいですね。
 


NG:いつもがんばってないって言われてるみたいだ。

馨子:whaー???

(3月9日 丸の内線にて)

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ζ3/31(火)zampano企画「春宵」
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片岡フグリ

回想論エキスパート。 ビヨンド四畳半フォーク、煙の様に浮かんで消える、瞬間を夢想する形。 歌手、詩人、エレファントノイズカシマシ。 よろず屋デザイン何でもやるぜ→
総合INFOはこちらへどうぞ→kusomamireore@gmail.com

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2013年12月20日 (金)

獣どもの宴5 やばいTAIDAN②油風呂、油風呂、鬼ひげの涙、妖怪のちゃんちゃんこ

★鬼ヒゲの涙

幹: では、次にGentle&Sequenceについて伺いたいと思います。

 記者であるわたくしの従兄にあたります(そういう設定でお願いします)、Nez6was9さんのGentle&Sequence。

 こちらについてご説明いただきたい!

 

 

 

NG: 彼はねー、もう獣塾の古株じゃね。一期生。

 これが本当の獣塾じゃったら、とっくのとうに大会社を設立して、私費を投じてヘリに乗って現役生に嫌がらせをしたりしなきゃいけないようなポジションじゃよ。

 

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幹: 仰っている意味がよくわかりませんが(笑)。

 

 

NG: まあ、でもこれは現実じゃから。 

 

 

幹: 現実(笑)。獣塾は現実であると。

 

 

NG: 現実じゃから。Nezのやつがベンチャー企業を立ち上げてなくてもオッケー。

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↑ベンチャー企業を立ち上げる(画像はイメージです.

 

 

幹: 仰っている意味が全く分かりません!!

 

 

NG: ある意味教官じゃね。一年、一年ときて鬼教官の登場。

 

 

幹: フルメタルジャケット的な。

 

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NG: いや、鬼ヒゲじゃね。

 

Img15

(あくまでイメージですが.実際もこんなやつです。

 

NG: 鬼教官。これはもう重要な位置。ガキどもをしばきたおす役割じゃね。

あと、獣塾でよく見られる光景なんじゃけど、一年坊たちが意外と強くて、鬼ひげが指導しようとしても「おい鬼ひげがなんか言ってるぜー」みたいに逆にしばかれちゃった場合は、鬼ひげごと一緒に油風呂入ってもらうから。塾長が出てくることになっちゃうから。頼んだよ。そこの位置が重要。がんばってよ。

 

 

 

幹: 竹刀をバシバシ叩いてく感じで。

 

 

NG: そう。あと一年坊を厳しく脅かしまくって、裏では実は自分もエッチな本読んでる、みたいなパフォーマンスも期待してるから。

 

 

幹: アレですね。修学旅行で生徒の部屋見回って、「おまえら早く寝ろ!!!」とか言ってた先生たちの部屋では、実はどんちゃん騒ぎの宴がおこなわれてるみたいな…

 

 

NG:そう。それが獣どもの宴の始まりじゃ!!!!

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 ↑初期の獣どもの宴は先生たちの秘密のどんちゃん騒ぎ???

 

幹: そうなんですか(笑)?!まあとにかくGentle&Sequenceの登場で「消灯」ということで良いでしょうか?

 

 

NG: 消灯じゃ!良い子は寝てしまえ!獣どもの宴の始まりじゃ!!!!

 

 

幹: 第一回からずっと獣どもに関わってきたGentle&SequenceのNezさん本人によると、

もうNG塾長にはついていけない、あいつとはもう無理だ」と漏らしていたという情報が入ってきてるんですけども…

 

 

NG: それは鬼ひげ特有の弱気じゃね。

 

 鬼ひげは下級生に意地悪したり、厳しく当たる反面、実は良いやつという裏設定があるんだけど。

 みんなが「なんだ鬼ひげ実はいい奴じゃーん」となった後に、結局塾長が全部ぶち壊して台無しにしちゃう。それが「鬼ひげの涙」。

 結局みんながそれを求めているということじゃ。わしが獣注入棒でぶっ叩いてNezを獣に戻すぞ!!!

★古代妖怪のちゃんちゃんこ

 

 

幹: 次は墓場戯太郎ORCHESTRAについてお聞きしたいと思います。

 

 墓場戯太郎さんは塾長よりかなり上の方ですよね??? 

 

 

NG: そうじゃな。ゆうに3000歳は超えておるじゃろうな。

 水木しげる先生によると、神武天皇のころにはもう存在が確認されていたという話じゃ。日本書紀や古事記にも戯太郎さんに関する著述が載っておる。

 

 

幹: まさかのムー体験ですね!?塾長はどうやってお知り合いになられたのですか?

 

 

NG: 塾長がバイトしている某F系列のライブハウスで…

 

 

幹: 塾長はバイトなさっているのですか?!獣塾は厳しいと聞いていましたがアルバイトは容認なのですね。

 

 

NG: 塾長も塾の経営で大変なんじゃ。講師の給料もバカにならんしな。

 

 そのFというライブハウスで最初に出会ったのが戯太郎さんじゃ。戯太郎さんは飄々と3000年くらい生きていて吉祥寺の妖怪界の長じゃ。

 噂によると多くの古文書が眠る太古のレコードを扱う「ユニオン」という施設で古代日本サイケデリック妖怪を研究し現代に蘇らせようとしているらしい!のんのん婆に通報じゃ!!!!

 

 

 

幹: 何故その古代の妖怪さんを獣どもの宴にお呼びしたのですか???

 

 

NG: エロい話、手を結びたいなと思って。獣と妖怪のユニティじゃ!!

 

 油風呂、油風呂、鬼ひげの消灯闇鍋油風呂と来て、妖怪さんたちにも油風呂でくつろいでいただきたいのもあるんじゃが、

Thcaxjv6xe

そこでまあ一杯交わして不正献金を分かち合い、現代に生きる獣と妖怪の同盟。進歩と調和を実現するのじゃ!

 

 

幹: なるほど。今伺った私のイメージでは戯太郎さんは身長10メートルくらいはありそうですね。

Img1e4886a7zik9zj

でも仲間になった途端身長が同じくらいになりそうです!獣塾名物の身長同一化が見られるかと期待しています。

 

 

NG: まあ鬼ヒゲとか最初っから身長同じくらいじゃからな!!

 この日の戯太郎ORCHESTRAはギター三本いるらしいぞ!

吉祥寺古代映画館の妖怪、母船の艦長さんも来るらしい!!

油風呂、油風呂、鬼ひげの涙と来て、妖怪のちゃんちゃんこ三枚重ねじゃ!!

 

 

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2013年12月16日 (月)

獣どもの宴5 やばいTAIDAN① 塾長登場!!!

第五回!獣どもの宴の対談記事です。

今回の獣ども、大荒れの予感!NGはいったいどう出るのか?!

こうご期待ください!

是非予約してね↓

ライブの予約はこちらから

★12/20(金)@武蔵境statto

NG企画「獣どもの宴 vol.5 ~やばいYATSURA ~」

出演

驢馬/ 墓場戯太郎ORCHESTRA / zampano /Gentle&Sequence /人力馬車

open18:30/start19:00 adv¥1500/door¥1800

武蔵境STATTO http://www5.hp-ez.com/hp/statto/page1

〒180-0022 東京都武蔵野市境1-12-2 B1 TEL/FAX 0422-36-0248

INFO/musashisakaistatto@gmail.com manbuooo1126@yahoo.co.jp

Kemonodomo2_9

20131206_593935_2


 

★塾長登場である!!

 

幹: マイチョウ新聞の根津と申します。獣どもの宴vol.5を始めるにあたって、獣塾塾長NGさんに質問させていたきたいんですけども…

 

 

NG: (ガタガタガターン!!!と机を揺らす)ウム!

 世界は揺れておる!!!

 

 

幹: NGさんに自己紹介していただきたいんですけれども…

 

 

NG: わしが獣塾・塾長!NGである!!!!!!!!!!!!

 

 

幹: この記事は文章なので音声は収録されませんが…なるほど、迫力あるヴォイスありがとうございます。

では順次質問をしていきます。

 

 封筒は処分されてしまって、小切手は折目のないものがある、あの5000万円をなぜもらったのか?

獣学園の方が不正な献金をもらってしまったのではないか?という問題についてお聞かせください。

 

 

NG: わしは皇居の周りを毎晩何週も走り、炭水化物は食わず肉ばかり食う!それをTwitterにあげてファンの女性から「ご飯食べなくても大丈夫なんですか?」と言われて「ハハ、大丈夫ですよ、肉食えば」とリプするのが趣味なくらい獣じゃからのう!

 

 

幹: なるほど、質問の答えになっていないようですが…今年度の給与は全額返金。それで許されると思っているのでしょうか???

 

NG: 武士は食わねど高楊枝。据え膳食わぬは武士の恥。もう食っちゃったからしょうがない。

 

 

幹: 5000万円は使い切ってしまったと言うのですね。

 

 

NG: うん。塾作るのに使っちゃった。

 

 

幹: それの不正献金とは関係なく「獣どもの宴」はNG塾長の自費で開催されると。

 

 

NG: うん。10万円くらいですね。

 

 

幹: チケット代が前売り1500円。えーと、何人来れば経営的に赤字にならずに済むんですか?

 

 

NG: ……何人?

 漢(おとこ)は全員来い!!!!!!

 

 

幹: おお!なるほど!女性は必要ないと。

 

 

NG: いや!!!待て。

昨今の少子化の影響で、漢(おとこ)と書いて「獣」と読むんじゃけど、

獣がたいへん不足しておる。しかしまた獣どもの集まる場所においては女性が少数派。という矛盾した事態も発生しておる。

だからとにかく女性は必要です

 

 

幹: なるほど。あの山ガール!!!絶滅危惧種と言われている山ガールを求めていると!

 

 

NG: ふははは!安心せい!山ガールならもう既に手配しておる!!!

 

 

幹: それはもしや、あの狼に育てられたとか、コヨーテの生まれ変わりだとか噂されるあの娘ですか???!!!!

Zampanohpou
                                  (↑山ガール)

 

NG: :黙れ小僧!おまえに馨子が救えるか?!

 と馨子に惚れた男たちに言ってやればよかった。

 

 

幹: 本物の山姥ギャルユニットzampanoも見れるということで。なるほど!わかりましたありがとうございました。

 

 

★獣塾名物油風呂である!!

幹: 人力馬車の紹介もよろしいですか?

 

NG: おるおる!人力馬車にも山ガールもとい山姥ギャルもとい女の獣がおるよ!

パピゾウという名前なんじゃけど、麒麟さんのパジャマを着てステージに立つような、まっこつ獣な女じゃ!!!!

 

 

幹: なんと!パジャマでお邪魔ですか?!

 人力馬車は今回の参加が獣どもの初めてということで、獣どもの宴五期生にして獣塾一年生にあたるわけですが、一年生の筆頭は誰なんでしょう?

 

 

NG: おる!哲という男よ!こいつもまっこつ獣な男じゃき!

こいつはなんと親が国家権力!バビローン!!!!息子は国家に刃向うべく馬車を人力で曳いて、桜田門外で人足のふりをして日本刀で一人一殺する江戸時代から続く伝統的テロリズム!このテロrhythmは帝政ロシアでも一世を風靡したという!!!!

伝統的テロリズム、蒼ざめた馬!!!それが人力馬車という名の由来じゃ!!!!バビローン!!!!!!!!

 

幹: なるほど!その哲さんが今回獣塾一年名物「油風呂」に入るというわけですか?!

油風呂とは…

004l_2

獣塾名物「油風呂」

 別名地獄舟。
古くは江戸時代罪人の拷問のためにあったという
金だらいに油をいっぱいにはり火のついたローソクをのせた笹舟を浮かべ下から火をたく
油温は上昇していくが身動きひとつすれば舟はひっくりかえり油に火がつき自分が火ダルマになるのは必定・・・・・・・
その恐怖と苦痛はローソク一本の火が完全になくなるまでつづく・・・・
精神力の勝負である
近代においても極道社会でまだ根性試しに行なわれることがあるという

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↑一年生(獣どもの宴五期生)人力馬車の諸君。がんばれ!

 

 

 

NG: 哲は根性あるぞー!奴にはおれの学生時代の長ランもといモッズコートを引き継いだ男!次世代を担う獣番長と見込んだ男よ!

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↑NGの長ラン(モッズコート)を引き継いだ男?!(画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。ご了承ください)

さらにはリーダーであるナイーブという男!こいつは面白い。こんなことブログに書いたら泣いちゃうかもしれないが、こやつはNGの塾長スタイルを引き継ぐ男じゃ!ついた異名が

実行力の無いNG!!!!

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(あくまでイメージです.実際の商品とは異なる場合があります

NGはこのナイーブが大好きで。何故かというと、こういうクワバラ的な奴がいないとストーリーが進まないのね。人力馬車はヴォーカルの哲を筆頭に面白いキャラがたくさんいて。

でもそういう奴だけでは物語は進まない。ナイーブはリーダーにしてメンバーからも???と思われているんだけ(とNGはこの前の飲み会で初めて知った。)、それが逆にみんなのまとまりに繋がっている凄いやつ。

そこが逆に真の意味でNGである。と!!!!

 

 

幹: 言ってる意味が全然わかりませんが、よくわかります。

 塾長もモンスター幼稚園の幼児時代から

「???」どころか「ウゼ――――――!!!!!!!!はやく死ねー!!!!!!!!!!!!!!!!」

とか言われてましたもんね。

 

 

NG: 塾長それ初耳なんだけど。

 

 

幹: 順番が前後してしまいましたが、zampanoのことも触れたいと思います。

zampanoは塾長もメンバーの一人なのですが、馨子さんは今回獣塾一年生であると。

驢馬が来年CDを発売するに当たって、zampanoのTwitterでは「20日はわたしのお兄ちゃんである驢馬と対バンなのでがんばりまーす」と書かれていて。非常に生ぬるい印象を受けたのですが…いかがでしょうか?

 

 

NG: おっ!鬼ヒゲ言うじゃーん!!突っ込んでくるねー。

 

 

幹: 私の名はマイチョウ新聞の根津ですけれども。そこのところはいかがでしょうか?

 

 

NG: いや塾長的にはあれは手違いで。あのね、最初の驢馬リリース情報に「わたしのお兄ちゃんたちです」ってつけてのは実は塾長だったんだよね

 

 

幹: 塾長、はやくもキャラが崩壊してますが。じつはゴーストライターが書いていたと。

 

 

NG: そう。驢馬の強面で高圧的な情報の中にzampanoが「わたしのお兄ちゃん」とか言ったらみんな「ボン!!!」ってなってRTRTRTってなるかなーて思ったんだけど、

そのあとライブの告知で本物の馨子が乗っちゃったんでなんか変な感じになっちゃった。あそこは馨子に「何勝手なこと書いてんのよ!ムキー」ってなってもらわないと妹的にはGoogLovin'じゃなかたね。「がんばります」じゃねえよ。

馨子が「お兄ちゃんのバカ!」みたいになって、読んでる人が二重に「ボン!!!!!」ってなる予定だったのに。

 

 

幹: いやいや。ボン!!!ってなりましたよ。私は。これを読んだ馨子が逆に怒るかもしれませんね。しかし塾長もなかなか気持ち悪いことしていますね。

 そんな馨子さんに塾長からメッセージを。

 

 

NG: 馨子はですね、これから人生の道なき道a.k.a.獣道を歩んでいくに当たって、まだまだ知らなきゃいけないことがある。獣塾的にはまだまだ一年生。一年女子筆頭。レディ―ス筆頭である!そんなわけで馨子も油風呂かな!

 

 

幹: 女性も油風呂とは!容赦ないですね塾長!!!

 

 

NG: 塾長も一緒に入るから。

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がんばって入ってみよう!哲もナイーブも入るし!!!麒麟女も入るし!

もう、おれ我慢ならん!zampanoはこの日のライブでいきなり一皮剥くよ!

入ろう!油風呂。おれバスタブに油張っとくから!!!!!!

一緒に入ろう!

 

 

幹: 混浴!!!!!混浴油風呂ですか!!!!前代未聞です!

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(混浴のイメージ。実際の商品とは多少異なります。)

この日を境にNGが馨子に嫌われるんじゃないかと思われますけども!

塾的には馨子さんにはスケ番みたいな格好でライブしてもらいたいです。

 

 

NG: スケ番かー!!!なかったね。馨子似合いそう。特攻服にサラシ巻くとか。ロンタイとか。

 

 

幹: 鉄仮面もいいかもしれませんね。

 

(次回に続く!!!)

 

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2013年11月 3日 (日)

「動物的な感情で道につっ立っている」 対談!独露 NG×片岡フグリ!後篇

★真理を追究するために強い相手が必要

 

フ : うーん、例えば一番目のことって、要するに「売れたい」ってことじゃないですか。
 やはり今売れてる歌手とか見たら、「音楽が好き」って言うよりも「歌うことが好き」っていう。ゴールとしてはそこがあるじゃないですか。
 だから音楽とかはそんなに詳しいわけじゃないと思うんですよね。バカみたいに聴く――バカみたいにって言ったら変だけど――探究的なことはそんなにしてないと思うんですよね。
 歌うことが目的だったっら、自分が歌うことによって人がガーッとなる。その関係の中が好きみたいな。それは自分の体から出てるものと、それをやってく中で聴いてく音楽にかかわればいいやっていう人もいると思うんですよね。売れてる歌手の中には。

 でも、一番目の気持ちでも作っても二番目の気持ちで作っても、三番目だろうと、全部結局音楽は一緒、同じっていうか。
 最終的には良い音楽を聴きたいわけですよね。

 で、一番目の欲求のためには、ある意味(ほかの音楽家を)、蹴落とさなきゃいけない世界。自分が認められるためには。蹴落とすことによって良い音楽が潰れてしまうかもしれない。
 

 俺たちは良い「音楽が聴きたい」っていう大きな目的があるじゃないですか。自分が作れない曲ってやっぱりある。こういう(転換BGMで流れている)ヒップホップとかできないし、その中で探究している人から聴きたい音っていうものがある。

「オレはできないからあんたに任せる」そういう意味でCD買ったりもする。

「オレにはできないことをやってるこの人を尊敬する。そのかわりオレはあんたにできない曲を聴かせます。」っていう、そういう関係になれるのが一番理想ですよね。
 

 そのために探究しなきゃいけないっていうのはありますね、練習もしなきゃいけないし、色んな音楽を聴かなきゃいけない。
 目的はそうなんですけど、人前でやらなきゃいけないジャンルじゃないですか。伝統芸能みたいに補助金が出るわけでもない。

 そのためにはキャッチ―なこともしなければいけない。

 
 そこを補うためにはメロディーもあると思うんですよ。

 オレが意識してるのは良いメロディー。歌えるメロディーを作らなきゃいけないと思うんですよ。
 ギター弾いて詩を絶叫するだけじゃ、「自分」だけじゃないですか。そこはやっぱり違う。

 将棋の羽生善治っているじゃないですか。あの人の将棋っていうのは真理を探究するというか、真理にたどり着く、神の域みたいのに行こうっていう。

 音楽でもそれはできるし、そのためにお客さんがいる。
 

 羽生善治が真理を探究するためにはすごく強い対戦相手が必要なんですよね。一緒に行ける人が必要。一人じゃ無理なんです。
 
 そういう意味でやっぱりお客さんたくさん来て、やる意味はすごくあると思うんですよね。
 
 一緒に行かないと。自分の言いたいことがあってやるけれど、相手がいないとたどり着けない場所が絶対にありますよね。

 

 
 

 

NG: そうだね、そしてだからこそおれは毎回フグリとやってるっていう理由はあるのね。

 
 まず第一に自分の探究していないことを探究している音楽家として。
 追求している人間だから、まかせた上で毎月どうなってるかを観たいし、他の出演者は月ごとに替わるけど、その中でどう変化し戦っていくかを続けたい相手として呼んでいる。片岡フグリという人を選んだ。
 

 第二に、片岡フグリはソロっていうものに関して最初からソロだったわけではなかったじゃない。
  
 

 

フ: 最初はバンドでした。

 
 
NG: バンドというものがあって、それでも「ひとり」が露出していった人に特に出演してもらいたい。
 わかりやすい例でいうと笹口騒音ハーモニカという人。あの人も太平洋不知火楽団というバンドをやっていて、それでもどんどんソロの「ひとり」が露出していった。
 主にそういう,集団の中から「ひとり」が露出していくプロセスを観るイベントが「独露」なんだ。
 
 

★ひとりということ

 

フ: 確かに。基本的には音楽の時にしか会わないじゃないですか。だから今月のライブがどうなったんだろうな、っていうのは気になります。
 ひと月会わないだけで変わるじゃないですか。だから気合も入る。変わるのが面白い。

 いつか変わらなくなるのかなって考えます。大人になって一か月があっと言う間になってしまう日がいつか来ると思うんですよ。

 今みたいに、「明日も全力で生きる」っていうのが変わって、無くなることがあるのか、
 
 今はそういうことは思わないから意味があると思うんですよね。ふたりでやるということが。
 
 

 

NG: ふたりだし、三人だし、四人だし、ひとり。っていう状態で独露をやっている。

 「ひとり」でやるってことに非常に重きをおいているんだ。

 
 おれは結構大所帯だったり、色んなユニットに参加しているけど、自分の音楽をみる価値判断というものは、「この人ひとりだったらどんなものをやるんだろう?」っていう視線が常にある。
 
 それを自分にも問うてて。「おれはひとりだったらどんなことができるのか?」ということを常に問うていきたい。
 
 大風呂敷じゃなくても、自分の畳める範囲のリスクでもずっとひとりのライブはやり続けようという思いを込めてこのイベントをやっています。
 
 

 

フ: …

 

 え???

終わるみたいな(笑)。

 

 ひとりって難しいですよね。どこで規定するか。どんなオカシイ殺人鬼でもなにかどこかわかってしまう部分があるかもしれない。どっかで被さってしまうと思うんですよね。
 全部まとめてひとりなのかもしれませんね。
 他人対他人って分けるんじゃなくて、弾き語りやるって完全な個人じゃないですよね。
 
 バンドっていうのは個体としても考えられるじゃないですか。「なんとかのギター」とか紹介するじゃないですか。パートとかじゃなくてバンド名で括れるし、それは個体になってるということですよね。

 

 

NG: でね、おれはそれが嫌なんだよね。「驢馬のNG」とか「zampanoのNG」で居たくない。

 
 

 

フ: まず、存在したいんですよね。

 

 

NG: そう。その欲求がすごくあって。

 
 

 

フ: 叛逆ですよね、雑踏の中じゃないですからね、単体としているっていうのが。
 でも歌うっていうのは人の感情にうったえなきゃいけないわけじゃないですか。だから完全な「ひとり」ではないですよね。

 

NG: そこの「ひとり」っていうのは、一回、輪っかの中から飛び出すことで、ようやく相似形になるというか。
 その、「全部のもの」と「ひとり」が相似形になるために個が飛び出すことが必要で(笑)、何言ってんだ???おれ。
 
 いち人類になるために、いち地球になるためにひとりになるというか。
 
 

 

フ: 動物じゃないですから、動物は種の全体を共有してて、人間には共感覚が喪われてしまったから大変なんですよね。
 人間が生きることに悩んだり歌うのはそれかもしれない。
 

 

 
NG: 恐らく、歌うということは、共感覚のなごりなんじゃないかとは思う。

 
 

★動物的な感情で道につっ立っている

 

フ: 感情、それを信じてやるわけじゃないですか。でっかいプールの中に感情があって、それを覚えているからこそ、おれは自信をもって懐かしいという気持ちを喚起させる歌を歌える。
 それがまったく個人だとしたら、こんな曲、だれもわからないんじゃないかと思う。おれの思い出なんて誰にも伝わらないんじゃないかと。
 
 でも人間にも動物として根源的に生きてきた記憶っていうのがあるんですよね、伝わるっていうのはその共感覚に訴えかけることができるからこそ。だから歌が作れるし歌える。
 

 

 

NG: っていうものをステージにしてしまったのが人間だと思うんだよね。
 歌や音楽をマイクロフォンやケーブル、音響設備や照明、客席とか劇場を使って。
 

 

 

フ: あ、そうか。戻る瞬間なのかもしれませんね、100人集めて100人が動物的な感情になれる瞬間がライブというか。
 ライブで激しくモッシュしたり暴れて、すごく仲良くなって、ライブ終わった瞬間口もきかずに別れるってことよくあるじゃないですか。
 
 ひょっとしたらでっかい共感覚的なものに戻ろうとしてる意識があるのかもしれない、だからライブが面白い。
 
 

 

NG: どんどん話がでっかくなってしまうけど(笑)。先日、三宅洋平の選挙フェスに居合わせて。
 三宅洋平はミュージシャンなわけじゃない。
 三宅洋平のライブを観て、その声や演奏のクオリティが素晴らしくて、それによって集まった多くの群集が一気に動物的な感覚に戻るのを感じてしまったんだよね。ザーッと波が起こるように祝祭的なムードに包まれていった。
 
 人々を動物に戻すこともできるかもしれないけど、そのやり方の美学っていうのもあるよね。おれはこういうやり方はしない、したくない。

 即物的に動物に戻してしまえば色んなメッセージを訴えかけることも難しくなくなるかもしれない。
 しかも即動物に戻してしまうって、カリスマ的な才能がなくてはできないことだから。ビートルズやヒトラーみたいに。
 
 

 

フ: それもさっき言ってた一番(社会的な評価を得たい)と三番(宗教的なものに帰依したい)という問題に関わってきますよね。
 一番をやりたいなら即物的な祝祭が必要だろうし。
 
 人間を追及してしまうと「個人」になってしまいますね。 
 
 

 

NG: さっきフォークシンガーっていう言い方をしなかったけど、フォークシンガーの人たちはその共感覚と個人というものに対する美意識が非常に強いと思うのね。
 
 だからこそ、動物的感覚よりは、自我の意識を喚起してしまって。却ってミニマルな感動になってしまう。
 
 でもそれも長い道のりかもしれないけれど、人々の業があって、業を背負って、自我や業についてだって歌うしかない。
 

 

 

フ: 道に突っ立ってるわけじゃないですか。街角に立ってるわけじゃないですけれど、個体として存在している。でもそれは溶け込んでるかもしれない。
 
 

 

NG: そういう意味ではこの「独露」という、個の交差点に紛れ込んだり通り過ぎるお客さんが少なすぎるから(笑)、ちゃんと宣伝のプロセスをきちんと踏みたいと思います。
 がんばってみんなにこの「独露」というイベントを知らせたいと思います。
 

 

 

フ: やりましょう。ずっと。ピリピリしたままで、あんまり遊んだりなんかしないで続けましょう。
 
 

 

NG: そうしよう。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。
 

 
フ: 世界のみなさん、よろしくお願いします。ありがとうございました。

(2013年9月吉祥寺にて。)

 

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 次回は独露11でお会いしましょう。

 

★11/6(水) NG企画「独露」第11回@吉祥寺fourthfloor

 

出演者 NG / 片岡フグリ / Dick Sucking Fool At Pussy Licking School

open19:00/start19:30
adv¥1500/door ¥2000

吉祥寺fourthfloor
http://fourthfloor.jp/
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-5-5 炭屋 ビル4F 0422-46-2106

 ライブの予約はこちらから

 

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