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2015年5月18日 (月)

DL Single Butterfly release!

zampanoのデジタルシングルがリリースされました。
↓こちらのリンクから購入することができます。

http://markinloserking.wix.com/milk#!butterfly/c9b1




  1. Butterfly (feat.FUCK-E)
  2. Butterfly (Nez6was9 remix)
  3. 狂った時のなかで

vocal 馨子
gut guitar NG
drums & rap FUCK-E
music by NG
lyric by Lee Show-long except tr1&2 rap part by FUCK-E
mixed by NG except tr2 Remixed by Nez6was9
masterd by NG

Dear my uncle in Miami

It's been already 15 years since you left Japan. Your nephew has been playing guitar for that 15 years, washing dishes at a restaurant not to get a proper job after graduating school.

You might not believe that you can find CD of my band called Zampano at Tower record and Disc Union.

Are there any Tower Record in Miami?

As I remember, I sent you a CD when I first released it but you called me and said you didn't like it at all. That was shocking.

You said "What the hell is that dark music? Why do you play the frigging' acoustic guitar like that? Are you friggin' fork musician or hippy or what!?"

I didn't want you to say that because you dropped out university because of the student movement.

My mother showed me a photo of you as hippy in San Francisco.

You sent Reggeaton mp3 and said "This type of music is hot in Miami now. You should learn this."

but I don't like Reggeaton I said. You said you don't like it neither.

You hang up the phone after saying "Listen to "A tribe called quest". The record was sampled my favorite musician Lou Reed."

I don't like hippy and fork musicians but I can't hate my uncle and ATCQ records.

I want you to listen to our brand new digital single. I think we got rid of that "Japanese-dark-sticky-

atmosphere" which you hate, with

FUCK-E's foolish rap and drums, Nez6's upper remixes and disco style design.

I will definitely go to Miami to play music. I want you to wait for me until the day listening to this song.

NG
May 15, 2015 - Tokyo, Japan.





マイアミに住んでるおじさんへ

 おじさんが日本を離れてから、もう15年にもなるね。あんたの甥はその15年の間にギターを弾いていた。学校を卒業しても定職につかずにレストランで皿洗いをしながら、ずっと曲を書いていたんだ。

 おじさんは信じないかもしれないけど、おれのやってるザンパノっていうグループのCDはディスクユニオンとかタワーレコードとかの店にも流通するようになったんだよ。マイアミにはタワーレコードってあるんだっけ?

 CD出したときにおじさんに送ったよね。国際電話がかかってきてボロクソにけなされた。あのときはショックだったよ。

「なんだ?この暗い音楽は?なんでアコースティックギターなんか弾いてるんだ?おまえは左翼のフォーク野郎なのか?それともヒッピーなのか?」

 学生闘争で大学をドロップアウトしたおじさんに言われたくなかった。サンフランシスコでヒッピーだったおじさんの写真は母から見せてもらったよ。

 おじさんは「マイアミではこんな音楽が流行ってるんだ、少しは勉強しとけよ」と言ってレゲトンのmp3を送ってきたね。おれはレゲトンが嫌いなんだ。そう言ったらおじさんもレゲトンは嫌いだという。

「だったらA Tribe Called Questを聴け。おれの好きなルー・リードをサンプリングしてるレコードだ」と言われて電話は切れた。おれは左翼のフォーク野郎もヒッピー野郎も嫌いだが、おじさんとATCQのレコードは嫌いになれなかった。

 このザンパノの新しいデジタルシングルをおじさんに聴いてもらいたいんだ。FUCK-Eの愚かさ全開のラップとクールなドラムス、Nez6のかなりゴキゲンなリミックスとディスコ的なデザインでおじさんの嫌いな日本っぽいじめじめした暗い感じを少しは払拭できたんじゃないだろうか?

 いつかツアーでマイアミまで行ってやる。そのときまでこの曲を聴いて待っていてほしい。

NG
2015年5月15日西東京市

 

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2015年5月13日 (水)

コンビニエンスストアの店内有線と喪われたマスタリングファイル

5月11日、月曜日。
午前中からzampanoのオケのレコーディング。午後四時半に終わって、スタジオのロビーでどうしようかなと考えていると、広島に営業の演奏に行っていた馨子が東京にもうすぐ着くという。

 歌録りがすでに終わっていて、今日のレコーディングでパートが出揃い、ミックスもすぐ終わりそうな曲があったので、馨子をスタジオに呼んでミックスすることにした。
 馨子は二日間広島で歌ってきたという。予想に反して年若い20代前半の人たちの前で面食らったそうだ。広島カープカツというお土産を買ってきてくれた。

 おれはおれで相方のいない間、夜更けの人々でライブをやったんだけど、夜更けにしては珍しくカウンターには女性客しかいなくてなんかやり辛かったよ、と話した。

 ミックスを終えてスタジオを後にした。池袋に向かった。ヤヒコザワ監督と驢馬のPV撮影の打ち合わせ。多くは書けないけれど次もすごい映像を作る予定だ。

 打ち合わせが9時頃に終わったので、今夜までに終わらせる予定のzampanoのマスタリングファイルを確認したかった。
モニタースピーカーのあるスタジオに行ってもいいし、家に帰ってから作業しても良いのだが、おれはなんとなくはやく確認したくて電源コンセントのあるマクドナルド入った。虫の知らせだったのかもしれない。

 PCを立ち上げてみると、おれがここ数日マスタリング作業していたファイルは壊れて開けなくなっていた。最悪だ!

 それでも、おれはパソコン、オーディオインターフェイス、モニターヘッドフォンといった機材を全部持ち歩いていたので、その場で作業ファイルを復元することにした。ナウシカの蟲使いみたいに全財産持ち歩いて旅してるんだ。

 マクドナルドでモニター確認するなんてリスニング環境としては最悪だけれど、やったエフェクトだったり作業手順は全部覚えていたので記憶と耳を便りにファイルを復元していった。

 そのうち23時になって、マクドナルドは閉店してしまった。おれはそこから電源のある店を思い出さなければならなかった。

 たしか、近くのコンビニのサンクスに広いイートインのスペースがあった。そこにはコンセントがあったと記憶していた。
 サンクスで缶コーヒーを一本だけ買ってイートインの小さな机の上で作業を再開した。隣には韓国人のグループが大声でなにかを言い合っている。

 コンビニの店内有線はJ-POPのシャラシャラした高音域、10khzくらいのドローンノイズとしてあたりを漂っていた。
 

 24時を越えた。もうすぐ終電の時間をむかえてしまう。おれはマクドナルドやコンビニで何をやっているんだろう?もっと静かな部屋で、良いスピーカーで、落ち着いて作業すべきなのに。

 いや、そうしていたんだ。静かな部屋ですでに完成したはずのファイルが消えてしまったから、おれは深夜の池袋で必死に作業をやりなおしている。

 今日び、家にステレオのスピーカーのある環境は稀だろう。ミュージシャンですらCDプレイヤーをもっていないような時代だ。
 おれたちの音楽はおそらくはノートパソコンに付属しているどうしようもない音のスピーカーか、イヤフォンで聴かれるに違いない。イヤフォンも、かなり歪められた音のイヤフォンを覚悟しなければならない。音楽にお金をかける時代はとうに終わってしまったのだ。

 でも例えば、夜の街をうろつき回って、うるさい店内有線や、街頭スピーカーの騒音や、客引きや不良外国人の声を遮るために、おれたちの音楽はイヤフォンやヘッドフォンを通して聴かれるのかもしれない。
今のおれのように。だとしたらこのマスタリング環境は理にかなっているかもしれない。

 そんな戯言は自分がすぐ思い付く口八丁の自己正当化だとは自覚してる。

 でも最終的にミッキーの家のモニタースピーカーで聴いたマスタリングファイルは悪くなかった。おれの考えが正しいかそうでないかは売れ行きだったり結果が決めることなんだと思う。






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