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2015年3月14日 (土)

春宵対談Ⅰ!片岡フグリ×zampano

Huguri_2

LtoR

馨子 NG 片岡フグリ(文中フグ)

東高円寺シュワルツカッツにて

★ニジンスキーみたい

NG:今日はu.f.o.clubでzampanoと片岡フグリのライブでした。お疲れさまでした。
馨子、フグリのライブはどうでしたか?

馨子:入ってくるときの動きがニジンスキーみたいだなと思って。
 
NG:ニジンスキーって誰?
 
馨子:ニジンスキー、バレエの人。

20120416191357921
 
フグ:バレエは好き。意識してますね。やったことはないですけど映像を観たり、本を読んだり。
 
NG:全然わからないジャンル(笑)。
 
フグ:品評会みたいなんですよね。おれが観に行ったのは学生割引で入って、ものすごい遠くの席から見たんです。ソロ踊る人がひとりふたりいて、後は賑やかしでワーっと周りが踊ってるんですけど、このソロ踊る人の身体を観ようみたいな、品評会みたいなんです。金持ちのパトロンが品定めする、どう綺麗に魅せているか、そういうところから始まっているらしい。

 
NG:へー!なんかインテリ感出されたよ!!!

 
フグ:そうなんですよ(笑)。映画もあるんですよ。
 

馨子:あれ?エコール。(『エコール』(原題:Innocence、邦題:École))
 

フグ:そう。けっこう生々しい。続編もあります。

 
NG:おれだけ会話にまったくついていけてないけど(笑)

 
馨子:ニジンスキーって跳躍がすごいって言われてるんだけど、フグリのギター持って登場してくる手の動きを観てニジンスキーのやってる「牧神の午後」を思い出した。

 
NG:「牧神の午後」はわかる!ドビュッシーだろ?それしかわからない(笑)。最近ドビュッシーきてるんで!!

 
フグ:メンヘラもきてますしね。

 
NG:おまえおれのブログよく読んでるなあ。

注http://ng-vanvan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-85ae.html

 

 

★春宵千金

NG:今回3/31にzampanoが春宵っていうイベントを三軒茶屋HEAVEN'S DOORでやるんです。

フグ:おれが呼ばれてないっていうね。
 …大事なとき呼ばれないっていう。もう慣れたんで(笑)

 
馨子:気にしてるよ。

 
NG:今回のイベントは馨子が仕切っているんですけどというわけで、フグリに突っ込んでいってもらおう。

 
フグ:「春宵(はるよい)」じゃなくて「春宵(しゅんしょう)」って読むんですか、漢文ですか? 

 
馨子:うん。

フグ:イベントやるのって、色んなきっかけありますよね。おれらってまだコミューンやファン層、っていう人たちがないじゃないですか。だからどうしてもイベントの出演者のカラーがフワッとしてしまう。カラーをもっていてそういうお客さんが来てくれるわけではないから。だからこそ、違うところから人を呼んで遊べる部分でもありますけど。
 

馨子:今までイベントのことはNGが決めてたんだけど、今回は自分が決めるってなって、どうしようかなって思って。
さっきフグリがいった話じゃないけど、zampanoってこれと決まったジャンルがないし、まだまだたくさんの人がついてくれているわけじゃない。

たとえば、普段はハードコア好きなんだけど、ザンパノのやってる音楽のある部分がひっかかって「いい感じ」とか。お酒飲みながら聴くともっと「いい感じ」とか。漠然とした老若男女の人たちが好いてくれてるけど、その人たちがどうやったら興味もってくれるかな?って考えて。

 よく○○ナイトとか、それとも全然関係ないタイトルもある。題名から想像できないイベントタイトルってけっこうチャレンジャーだなと思って。
 もっと人気があれば「あの人が考えそうなことだな」とか思ってくれるんだと思う。でも今そういう状態じゃない。だからイメージできるような言葉が良いと思って。

お酒飲んで気持ちよくなってもらいたいし、お酒飲みが描かれた曲もあるから、春の宴っていうことを考えて。
でも「春宴」じゃちょっとなあ、季語とか天気の言葉を調べていたら、
「春の夜は千金に値するほどの価値がある」という意味を持った「春宵」という言葉をみつけて。 

これがいいなあと思って。zampanoの音楽だったり、音楽そのものだけじゃなくて、聴いたあとの余韻とか、そういうものってお金に変えられないくらいの気持ち良さとか、楽しさとか、新しい出会いとか。そういうものがあるよね?って。

だから「春宵(しゅんしょう)」じゃなくて「はるよい」って読んでもいいと思う。春の宵なんだなって。よいは酔いもイメージできるし、とらえる人によって。
知ってる人は「春宵(しゅんしょう)」なんだなって。「春宵(はるよい)」と呼んでお酒飲む感じの春の宴をイメージしてもらってもいい。聞いてすぐイメージできそうなタイトルにしました。

あとはわたしは和だったり季語みたいなものが好きだから。
 

フグ:zampanoって活動スタイルが古くさいじゃないですか。悪い意味じゃなくて。
「はるよい」っていうのも集(つど)って楽しもうという。なんとなく集(つど)って楽もうっていうのに近いじゃないですか、
 

馨子:うん。
 

フグ:それってすごく好きで。「着いてこい!」とか「おれの船に乗れ!」みたいなことではなくて。

伊集院光がSIONのライブに一年に一度は行くらしいんです。あの人最近はどうしてるんだろう?なに考えてるんだろう?って思って行くらしい。

昔の人は、わたしはわたしで人生があって、その中で時間を作って観に行くというのがあったんじゃないかと思う。

 
馨子:処方箋みたいだね。

 
フグ:たまに観に行くんですけど、その中で人と人の人生が交差する瞬間があるのが理想的なんですけど、スタイルとしては古いのかなって。悔しいんですけど、そういいのあるじゃないですか。
今はやっぱり「着いてこい!」っていう音楽のやり方が主流なのかなって。 
 

NG:まあ、でもそれはロックが台頭してビッグビジネスになってからずっとあるやり方なんじゃないか。
ザンパノはロック以前のやり方の音楽なのでやっぱり古いかもね。

フグ:あんまり好きじゃないんですよ。「着いてこい!」が。
 

NG:強制練習する感じが。「署まできてもらおうか!」みたいな。

フグ:田舎帰って働いてる友達がたまに会いに来てくれるみたいな、そういう出会い方、交差の仕方で音楽をやれたらいいと思う。おれは歌う、違う仕事を働く人たちがいる。それぞれが交差していくような。
 今、売れている音楽を聞くのって、ちょっと生活を放棄したいような想いの人や、職場環境に納得いかない人や鬱憤はらしたい人が音楽聞きにいく、そういう関わりはあんまり素敵じゃないなって。
 

NG:うーん、ザンパノのやっていることは現状に対するアンチテーゼでは無いんだよね。
おれも馨子も、確かに考え方が昔ライクではあると思う。その考えから出てきた発想が「春の宵に集(つど)い楽しむ」というものなので、特に連行の仕方は考えてなかったです。
とりあえずフグリも3/31は署にまで着いてきてもらおうか。
 

馨子:来てね!

フグ:行きます。

★春宵の出演者

NG:出演者について。

フグ:笹口騒音ハーモニカって誰ですか?

馨子:笹口さんてずっとTwitterのタイムラインを埋め尽くしたりあまり印象よくなかったんですけど、

 
NG:ますかむ!
 

馨子:秋田で対バンしたときにすごくよくて。おこし配りながら「東京から来たさわねです!よろしくお願いします」とか言ってたり。とても楽しかった。
 

フグ:曲は絶対ふざけないですからね。かっこいい。
 

NG:良い曲書くよね。

 
馨子:わたしは笹口さんの音楽も歌も好きだから呼びました。みてて面白いし。
 

フグ:「さわね」も純粋にやりたいからやってるんじゃないかなって思います。

馨子:おにぎりのJKの曲とか良いよね。
 

NG:あれは良い曲だ。
 

フグ:笹口さんて顔が怖いですよね。
  

フグ:sonesolo(ATLANTIS AIRPORT)さん。
 

NG:アトランティス・エアポートというポストロック/マスロック的なドラム、ベース、鍵盤の展開に女性ボーカルが絡んでいるバンドがいるんですが、そのバンドのボーカルのソネさんのソロです。
 NG的にソネさんいいなと思って。
 

フグ:NG的にとか言われてもよくわからないですね(笑)。あんまりNG的にとか言わない方がいいですよ。どっちなの?
 

馨子:タザワ式の田澤さんは、声も渋くてすごくいい。
 

NG:ナレーターもやってる方で、グッドオールドなブルースやソウルのミュージシャン。超声がいいのよ。シャウトもいいけど。

 
馨子:夜ノ魔魅はわたしの組みたいと思った楽しそうな人たちと組んだバンド。
 

NG:馨子のリーダーバンドなんです。
 

フグ:いいじゃないですか。

NG:意気込みはどうですか?

馨子:みんなご存知のことだけど、NGよりわたしの方がいいんで。よろしくお願いしまーす。

 
NG:いい?どゆこと?
 

 

フグ:負けないぞ的な。

NG:フグリの意気込みは?  


フグ:僕出ないですよ。客ですよ。
そうだな。一所懸命な、余裕のないzampanoを観たいですね。
 


NG:いつもがんばってないって言われてるみたいだ。

馨子:whaー???

(3月9日 丸の内線にて)

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ζ3/31(火)zampano企画「春宵」
@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR 
zampano
笹口騒音ハーモニカ
sonesolo(ATLANTIS AIRPORT)
タザワ式
夜ノ魔魅-YANOMAMI-

open18:30/start19:00
前売り¥2000/当日¥2300
三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
http://www.geocities.jp/xxxheavensdoorxxx/
東京都世田谷区三軒茶屋1-33-19ケイオーハロービルB1

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片岡フグリ

回想論エキスパート。 ビヨンド四畳半フォーク、煙の様に浮かんで消える、瞬間を夢想する形。 歌手、詩人、エレファントノイズカシマシ。 よろず屋デザイン何でもやるぜ→
総合INFOはこちらへどうぞ→kusomamireore@gmail.com

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