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2015年3月31日 (火)

DOMINO

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のんびり ゆっくり
のんびり はやく はやく

のんびり ゆっくり
のんびり はやく はやく

液晶はなにも映らない
電波は途絶えた
待ってる自分が嫌だから
黙って出かけた

まだまだ夜空は寒すぎて
星がはっきり見えた
からっぽのグラスに透かして
にじんだ光が

離れていても
気持ちがわかる
わかりたくないことさえも

花びらが
舞いはじめた
あなたとは
さよならだね

花びらが
落ちてゆくまえに
もういちど
キスをしようよ

あなたが夢をみてるから
起こしたくなくて
誰にも気づかれないように
靴を隠した

ドミノは並べおわるまえに
倒れてしまいそう
ずっと止まってた時間が動きはじめた

こころは 誰の ものでも ないのに
わたしのは あなたが もってる

花びらが
舞いはじめた
あなたとは
さよならだね

花びらが
おちてゆくまえに
もういちど
キスをしようよ

花びらが
舞いはじめた
あなたとは
さよならだね

花びらが
舞いはじめた
涙はやめて
キスをしようよ

のんびり
ゆっくり
のんびり
はやく はやく

のんびり
ゆっくり
のんびり
はやく
はやく



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春宵対談Ⅴ!!!!!田澤智×zampano

遂に最後となりました春宵対談!ここまで読み続けたくれたあなた、本当にありがとう。

だが、本日更新現在(午前1時23分)で日を跨いで企画当日となってしまいました(笑)。

なのでというわけでもないですが、前売り予約は本日午後五時まで受付いたします。

大トリはタザワ式のヴォーカリスト田澤智さんです!ライブも激楽しみ!ですね。

田澤智→タ

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zampano
馨子
NG

★ビションフリーゼ問題

NG: 今日はタザワ式からvocalist田澤智さんをお招きして対談したいと思います。
 実はzampanoのビデオを撮ってくれた友人が偶然タザワさんのCD持ってるらしくビックリしました。

タ: え?なんのCD?

 

NG: KAZZ:BA(カジーバ)だそうです。

 

タ: あ、よかった。まだよかった。

 

NG: 友達はBOOK・OFFで買ったらしいんですけど。やっぱりすごい人なんだなーと。田澤さんは音楽の大先輩。

タ: 長々とやってるだけですよ。

NG: そんな大先輩に出演していただけたので、今回は馨子の素朴な疑問をポンポンぶつけつつ進行していきたいと思います!

タ: どんと来い!

馨子: いえーい!

NG: どんと来いっていってるからどんといっちゃえ!!

馨子: 田澤さんちのわんこはなぜビションフリーゼなんですか?

NG: ???

タ: それなのよ。そこよ!ものごとって思い続ければ叶うのよ!!!

NG: 何の話をしてるの?ビションフリーゼって何?
 
ビル・フリゼールじゃなくて???

馨子: ビションフリーゼ。犬の種類だよ。そんなことも知らないの?

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↑ビションフリーゼ

フランス原産の犬。「ビション」はマルチーズ、「フリーゼ」は巻き毛という意味。特徴は純白の巻き毛。愛玩犬にもかかわらず特殊な遺伝的疾患もなく、きわめて健康的な体質と健全な心をもつ稀な犬種でもある。その起源は古く、14世紀にはその存在が認められている。体重は3kg ~10kgで個体差が大きい

 

Billfrisell_2

↑ビル・フリゼール
ビル・フリゼール(1951年生まれ)は70年代末から活動する米国のギタリスト/コンポーザー。ニューヨークはダウンタウンの先鋭的ジャズ・シーンから 頭角を現わし、アルバム・デビューしたのは1983年。ECMに3作品を残したのち1989年以降はノンサッチからコンスタントに作品発表、リーダー・ア ルバムは20作を数えます。なかにはナッシュヴィルのカントリー/ブルーグラス系ミュージシャンとの共演作があり、またエルヴィス・コステロとのコラボレーションなどもあって、90 年代半ば以降その存在は広くポップ畑にまで知られるようになりました。そして、かつてバスター・キートンの無声映画のために作った音楽をアルバムにしたこ ともある彼ですが、『ファインディング・フォレスター』や『ミリオン・ダラー・ホテル』といった映画のサントラにも参画しています。

タ: いや、今キてるよ。ビションフリーゼ。

馨子: イエーイ!

タ: がんばって願うと叶うもので。そのころ我が家は犬が欲しかったのね、そしたら知り合いの知り合いの知り合いくらいの人がビションフリーゼの赤ちゃんが7匹産まれたから誰か差し上げますっていう話を聞いて。えー!!ほしいって。
すぐ連絡して菓子折りもって行ってきた。それがうちのビションフリーゼ。だから欲しいと思ってたら願いは叶う。

NG: なんて馨子の好きそうな話なんだ。

馨子: うわーい!どれくらいの期間で願いが叶ったんですか?

タ: うーん。一年はかかってないよ。いろいろペットショップ廻ったり、探したりしていて。それでもそこでは巡り会わなかったんだよね。
 余談ですが、うちのこをほんとにでかいビションカットにしてたことがあって。

その頃おれもボブ・ディランみたいなパーマかけてた。

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↑ディランカット

Photo
↑ビションカット

散歩してたら通った人に「一緒だ」って笑われたくらい。ぼくの名前は「さと」で犬は「ミル」。

サト・ディランとミル・ディランは全然風に吹かれたまま答えは見つからないまま。

NG: すごい。落としてくれた(笑)。さすが先輩です。

馨子: サト・ディランとミル・ディランの旅は終わりません。


★グルーヴ問題

NG: 田澤さんは歌ってるときと、曲書いてるとき、どういう風に書いてるんですか?歌い手のsingに特化してる部分とソングライターの部分と両方あるわけじゃないですか。

タ: うーん、まず人の書いた曲は歌いづらいっていうのがあるよね。ずっとやってるとさ。そりゃそうなんだよ。
自分で作ったりする方が好きというか…

NG: 最初はギターヴォーカルだったんですか?

タ: ううん。おれがギター弾いて歌うようになったのってびっくりするような年齢からだよ。

 

NG: ああ、じゃあずっとピンヴォーカルとして活動されていたんですね。

タ: ギター弾いてはいたけど。

NG: 今のスタイルの田澤さんしか観ていないから意外でした。ギターと歌がすごく密接に噛み合ってできていますよね。

タ: 歌うためのギターだから。それはギターを弾くのを職業としてる方から褒められる。嬉しいよ。

NG: 作曲するときは歌だけから作るんですか?ギターも弾きながらですか?

タ: 若いころのことは忘れたけど…ここ最近の作曲はリズムからなんだよね。

NG: リズムから作るんですね!!

タ: ギター一本でも、こういうグルーヴで、こういうビートでっていうのがまずあって。そこから作っていく。

NG: リフ的なものだったり。ブラッシングのリズムだったり。

タ: そう。いきなりメロディーからっていうのはあんまりない。なんかグルーヴしてないと嫌なの。だからアコースティックでやっても割とファンキーめが多いと思う。

馨子: 田澤さんの歌ってグル―ヴっていう感じがあるんですけど、どうやってグルーヴって出すんですか?

タ: それはファンキーな音楽とかブラックミュージックが好きだからじゃないかな?

馨子: 特にこうやってやろうとかは考えてないんですか?最初っからグルーヴで?

タ: いやいや。そういうのを研究して。言葉やメロディーの乗り方、特にジャズだったりソウルだったりが歌謡曲とかロックの持ってるリズムと全然違うことを若いころから分析して。「なんだ、おれの体の中で出てくるより一拍前から歌いだしてるじゃん!」とか。そういうのってあるのよ。

NG: すごくわかりやすいですね。

タ: そうするとただの8ビートのなかでも16ビートのノリが出てきて。ゆっくりだとしてもすごく踊れる。とか。あるんだよね。
ジャズのフェイクとかもほとんどそう。

NG: あー。小節とかの頭からっていうよりも。

タ: タメて歌ってるように聞こえてたけどこれ半拍前じゃん!はやく入ってるとか。それに気づいたとき、おもしれー!けどむずかしいーー!!って。

馨子: いつ気づいたんですか?

タ: いつだろう?二十代後半からかな?リズムにすごいうるさい先輩がいて「そういうことなんだ」って思ったり。○○○○からデビューしたときのバンドが○○ケスタ・デ○・○○関係の人たちがいたからそこでグルーヴすっげえって思い知らされた。
最初のころはさ、ラテン系だからカウベル叩くんだけど頭にたたく一番基本のリズムができないの。今はできるけど、当時はおれできなくて。その人たちのリズムがうねりまくってて。わからなくなっちゃって。「おれいちばん簡単なことできてないからおれ一番ダメじゃん」って。おもしろいよ。


★血まみれ問題とゴロワーズ問題

馨子: 田澤さんは歌うときに歌詞のことを考えながら歌うんですか?

タ: 自分の歌うときに?自分の歌うときに歌詞のこと考えてるかなあ?
 まあでも考えてるのかなあ?うーん。考えてると思う。うん。
 どっちかというと歌って言うか曲っていうか、メロディーよりも詞だと思ってんのよ。すっげえいいメロディーでも変な詞ついてたら全然ツマンナイし。でも全然悪いメロディーでも良い詞がついてたら「良い歌」になっちゃうような気がすんのね。なんか。メロディーメイカーの人には申し訳ないけど。
結局、歌って詞か?っていうのは強く思っていて。

NG: うーん。

タ: だから詞のことは考えてるかなあ。

馨子: 詞を書くときは何を参考にしてますか?今まで自分の蓄積したものではあるとは思うんですけど。

タ: いや、でも、これもまた「ノリ」

馨子: ノリなんですか?!

NG: グルーヴにより重きを置いていると。


タ: 言葉を読むときよりもそのメロディーにあってる言葉。
 なんか井上陽水さんとか、あの人ときどきすごくテキトウな詞がある。でもメロディーと一緒に聴くとそれが合ってたりして。なんかこのメロディーにこの言葉っていうかそこでノリが出るっていうのは意識して、そっからちゃんと考え出す。

馨子: グルーヴありき。

タ: うん・・・言葉が最初じゃないなあ。絶対そうだな。それは。
それでなんとなく大方考えて、そのあと紙面で読んでもわかるように納得できるように一所懸命努力して書いていくというか。

NG: 自分は完全に言葉から曲を考えるんですが、メロディーやリズムと言葉が合致したときにうまれる美しさという意味では田澤さんの仰ること分かります。
むしろどんなヒドイ言葉、悪い物語でも良いメロディーを見つけられれば聴いてもらえるんじゃないかと思って。ある意味メロディーによってこの世でケガレている言葉が浄化されるというか。禊のような。

馨子の声って言葉の意味を想起させないっていう批判をよくされるんです。だからそこを逆手にとって、違う意味が与えられるんじゃないかと。
例えば「血まみれ」っていう言葉があって、馨子が歌うとなんとなく凄惨な血まみれじゃないんですよ多分。

タ: その通り。なんか悪い血まみれじゃないんだよ。なんか。おれが歌ったら本当に血まみれになっちゃう。あるある。おれもそれ聴いてて思う。

NG: 歌ってる本人が全然感情移入していないというか。「へー。血まみれか。」っていうだけ。だからヒドイものごとでも馨子が歌うと昔ばなしになっちゃうというか。



タ: アレだろ?みんなで海にいく歌だろ?キャプテンモルガン飲みすぎて。

NG: 馨子はキャプテン・モルガン飲んでないですからね。


タ: 絶対飲んでないでしょ。なんか良いんだよね。あれでキャプテンモルガンって何だろう?飲んでみようっていう若いガキが出てくるかもしんないじゃん。「ゴロワーズ」みたいに。

NG: だいたいおれがそういう精神性のガキで(笑)。二十歳くらいのときは一所懸命ゴロワーズを吸ってました。アレ、臭いですよね。本当に。

タ: おれも(笑)。そういうキーワードって絶対入れてった方がいいよ。



★新橋サラリーマン問題

馨子: なんで自分が批判されるのか少しわかりました。現実的な問題だったり、「癒し」を求めて歌を聴いてるお客さんにはすごい言われるんですよ、自分が少し乖離しているから。お客さんから「(感情が)こもってない」って…

NG: ああ、zampanoじゃなくて、バーで歌ってるバイトの方ね。

タ: バーで歌ってるんだ。いいねえ。いいよ。それはそれで。

馨子: 昭和歌謡でも演歌でも。好きなんで歌うんですけど「うまく歌えてるんだけどなんか違うわ。おれの方がうまく歌える」とか言われる。

NG: エモーションの問題で?

タ: 人生背負った人が歌うからってこと?

馨子: だと思うんですけど…。そのかわりその人が現実的に求める癒しじゃなくて空想の世界で求めるようなものとか歌は良いって言われんですよね。浅川マキとか。

NG: ああ、ファンタジーの方がいいのね。

タ: そこ浅川マキ歌ってもいいの?すごいね(笑)。
 その人たちが歌に何を求めてるかだよなー。

NG: 新橋のサラリーマンたちが。

馨子: 新橋のサラリーマンは本当にいろいろいるから!!
 ノリがいいのが好きな人もいれば。懐かしいのが好きな人もいるし。

NG: 娘が新橋のサラリーマンについて語るようになったとは。成長したのう(涙)。いいんだか悪いんだか(笑)

馨子: 成長してます!

タ: そいつら女の子に何か言いたいだけなんだよ(笑)。

 

★パンク文化とカフェ文化問題

タ: 普段zampanoはカフェとかバー以外のライブハウスではどこで活動してるの?

NG: 二万電圧とか武蔵境statto。ガレージかハードコア系が多いですね、なぜかパンク好きな人に人気があるんです。よくツアーで行ってる秋田もハードコアな人が多いです。

馨子: 田澤さんはライブハウスが多いんですか?

タ: ライブハウス。でもカフェとかでライブやるってここ数年の流れでカフェ文化ができてからだよね。そうなってからはカフェやバーでもやってる。
 Heaven's Doorってああいうライブハウスっぽいところでやるのは久しぶりだからちょっとドキドキしてるんだけど。

NG: 本当にやりたい放題やってほしい。ガキにはできないことをやってほしい。

タ: それしかできないから(笑)。

NG: すごく楽しみです。

馨子: ミル・ディランとも会えるの楽しみにしてます!

(3/22荻窪カフェにて)

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田澤 智 タザワサトシ
 
栃木県佐野市出身

10代の頃、パンク、ニューウェーブに影響を受け
ロックバンドのボーカルとして活動を始める。
その頃から渋谷屋根裏、新宿LOFT等のライブハウスに出演。

’90年、バンド”KAZZIBA”にボーカルとして迎え入れられ
ソニーよりデビュー。アルバム2枚を発表後に解散。

’95年からライブ活動を休止。

その後、CM制作の世界へ、CMソング、ナレーションを主に数々の作品に携わり、
それは今も続いている。 現在はナレーターとして大沢事務所に所属。

2005年になりライブを再開、当初はアコースティックなセットで行っていたが
それが徐々にバンド形態に移って行き”タザワ式”が誕生。

ジャズとブルースとファンクとロック、ビートのきいたフォーク、それとソウルを少し…それがテーマ。

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春宵対談シリーズ

春宵対談Ⅰ!片岡フグリ×zampano http://ng-vanvan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/zampano-e645.html

 

春宵対談Ⅱ!Fuck-E×馨子×NG 秋田遠征後反省会 http://ng-vanvan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/fuck-eng-655c.html

 

春宵対談Ⅲ! 笹口騒音ハーモニカ×zampano 前篇 http://ng-vanvan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/zampano-d01b.html

 

春宵対談Ⅲ‼ 笹口騒音ハーモニカ×zampano 後篇 http://ng-vanvan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-36a3.html

 

春宵対談Ⅳ‼‼ BONO(ATLANTIS AIRPORT)×NG  http://ng-vanvan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/bonong-6c31.html

 

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ζ3/31(火)zampano企画「春宵」
@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR 
zampano
笹口騒音ハーモニカ
sonesolo(ATLANTIS AIRPORT)
タザワ式
夜ノ魔魅-YANOMAMI-

open18:30/start19:00
前売り¥2000/当日¥2300
三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
http://www.geocities.jp/xxxheavensdoorxxx/
東京都世田谷区三軒茶屋1-33-19ケイオーハロービルB1

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★Caution!★

メールフォームからの前売り予約は本日3/31午後五時まで受付いたします。(予約50人達したため、ミックスCD-Rは在庫切れいたしました。)

まだ間に合う!ご予約どうぞ!

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2015年3月29日 (日)

春宵対談Ⅳ‼‼ BONO(ATLANTIS AIRPORT)×NG 

 お待たせしました!

 春宵対談第4弾はsonesoloさんの普段やってるバンド、ATLANTIS AIRPORTのベーシストBONOくんとNGの対談です。なぜ出演者じゃないBONOが…???それは家がたまたま近かったのです。そして共通の友人である根津幹雄がいろいろ手を差し伸べてくれ話を転がしていますが、そんなミッキーをぞんざいに扱いがちなところがBONOくんと気が合うなと感じました。彼もまた天然!ナチュラルボーンキリングスタイル!そんなBONOに負けじとNGがよく意味わからないことをずっと口走っていますが…では行ってみよう!!

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L←BONO R→NG hometownひばりが丘にて

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撮影とツッコミ 根津幹雄



★'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,

NG: 3/31火曜日に三軒茶屋HEAVEN'S DOORでzampanoが企画する「春宵」と言うイベントがあるんだけど。このイベントはいわばおれNGと馨子の共同企画なんだ。だから馨子が呼んだ出演者とおれが呼んだ出演者がいるわけ。

 今回おれが呼んだのは一枠だけ。それがATLANTIS AIRPORT(アトランティス・エアポート)だったんだ。

ATLANTIS AIRPORT - “光と影の間” 【Official Music Video】:

 でも残念ながらアトランティスの出演はかなわなかった。

 それでもベースのボノ君が熱烈なラブコールをくれて。バンドでは出演できないけどアトランティスのヴォーカルのsoneさんのソロなら出演できると。本人じゃないのに逆オファーしてくれて今回のsonesoloさんの出演がかなった。本当にありがとう。元はと言えばボノ君は驢馬のレコ発ワンマンギグの時にはじめて観に来てくれて知り合ったんだよね。


 

ボノ: 共通の知り合いに根津幹雄さんという人がいて。驢馬のワンマンに誘っていただいたんですけど。びっくりしました。こんなバンドがいるのかと。それからぼくは本当に驢馬のことが好きですからね。zampanoも根津さんに教えていただいて。嫌いなわけがないですよね。

 

NG: ありがとう。そんなボノ君はある意味で自分のバンドのヴォーカルの身柄を売り渡したわけですが(笑)。そんな闇ブローカーとして今回NG対談にお呼びしました。

 

ボノ: そう。バンドよりむしろソネさんで良いんじゃないかなと。ソネさんでいいかなと。ソネさんどうなのかなと。提案したらあっさりOKしてくれた。

 

NG: 実はおれとボノの共通のフィクサーである根津幹雄に相談したんだよ。それはいいんじゃないかと賛成してくれて。

幹雄: フィクサー?!難色を示しております。
 いや、聞いたら笹口くんの出演が決まっていると言う。例えば客観的にロッキンオンジャパン的にうみのての笹口くんとアトランティスのソネさんのソロが対バンするようなイベントはあまりないし、ザンパノしか組まないようにも思うし、他には無さそうだと思った。そういう意味でもいいと思った。

 

NG: ATLANTIS AIRPORTはRO69JACKというので優勝しているんだってね。http://jack.ro69.jp/contests/jack2014/artists/30468

 

幹雄: ていうかおれはアトランティス全員出てくれなくてもソネちゃん観れればいいと思って。
ソネちゃんさえいれば、ソネちゃんハアハア'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、みたいな。
そんなこと言ってあんまり喋ったことないのに嫌われたらどうしよう???!!

 

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ボノ: 別にいいんじゃないですか?嫌われても。

NG: とりあえずソネさんには即刻このブログのテキストデータをリークしとくわ。

 



★3時間で弱っちィイイ

 

NG: バンドをやっていて男性vocalじゃなくて女性vocalでやるということにについてお聞きしたいです。おれもボノも女性vocalと一緒にバンドをやっているしそのことをテーマに今日は話そう。最初はどんなきっかけだったの?

ボノ: 最初はバンドのメンバー募集で入ったんです。キーボードとドラムがメンバー募集出してて。そこでおれとソネザキがそれぞれメン募で入った。
 僕はアトランティスの前はインストハードコアバンドをやっていたんです。それはもうインストなんですよ。
 高校出てから一年間くらいインストハードコアバンドをやってたんですけど、嫌になっちゃって。ある日「やめたるわ???」って言って。メールで送って。三時間後にはネットで見つけたアトランティスエアポートのメン募に連絡してました。

NG: メールで言ってバンド辞めたの?すげえな(笑)

幹: メールで告っちゃう世代だ。

ボノ: toeが好きで。toeをずっと聴いてまして。toeって女性vocalとしか共演しないんですよね。土岐麻子さんと演奏しているグッドバイという名曲があるんです。他にもクラムボンの原田郁子さんだったり。そこから女性vocalを初めて学んだっていうか。
 そもそもぼくは女性vocalなんてクソだと思ってた。女性vocalなんて弱っちいと。

toe  グッドバイ FUJIROCK2010: https://youtu.be/Ln071_EyNgo

NG: 弱っちい(笑)。わかるなあ。男の十代の最後ら辺とかってなぜか思考回路が「強いか弱いか」という意味不明の価値原則に支配されていて。女に対して「弱っちい」とか思う。お門違いの小学生の土曜日午後6時半みたいなんだよなー。

ボノ: ぼく元々ヴィジュアル系とかメタルとか好きなんで、叫んでナンボみたいな。女性vocalはそれとは真反対ですよね。やさしさなんかいらねえよ。おしゃれな感じとかあんなもん聞かないじゃないですか。

NG: ゴミみたいな。

 

ボノ: そう!ゴミみたいな。今は違いますよ。当時はゴミだと思ってた。それでtoeと共演してた原田郁子さんのクラムボンも「まあ聴いてみっか?」と思って。最初はよくわかんなかったんです。

 でもベースがなんかバキバキというか。歌ものでポップで森ガールみたいなイメージがあるのになんだろうこのベースと音楽は?みたいに思ってクラムボンの独特の奇妙なバランスに惹かれていった。とても音楽的な。ただ落ち着いてるわけじゃない。ロックていう感じなんですかね。

NG: クラムボンて非常に構築的なイメージを持っています。

ボノ: ポップなだけじゃない音楽的な部分に興味が移って行った。激しい音楽をずっと聴いていて、真反対である優しいものが好きになってきた。女性vocalってやはり優しいじゃないですか。それでインストハードコアをやってくうちにどっぷりハマっていくんですよ。

 女性にしか出せない母性的な部分だったり感情的な部分が好きですね。あと単純に女のひと、華のあるひとの後ろで弾くのって面白いなと思って。歌ものをやって単純に売れたいなという気持ちもあります。わがままですよね。ポストロックやインストハードコア的なものもやりたいけど女性vocalもやりたい。それでこんなかたちでやっています。

 

NG: おれアトランティスってそれこそシカゴ音響のポストロック例えばトータスのジョン・マッケンタイアがやってるみたいなアプローチがあるじゃん。ああいうものと、ovalっていうグリッチノイズミュージシャンの「So」っていうプロジェクト知ってる?ちょっと異常な例だけど。大雑把に言えばなんとかトロニカ的なものの、その二つの折衷なのかなと思ってた。

So - a (Oval + Eriko Toyoda)

 

 

★トランスジェンダー

ボノ: いろんな女性vocalを聴くようになってUAも好きになって。UAとフィッシュマンズが一緒にやってる曲知ってますか?あれ大好きなんですよ。


FISHMANS:UA - 雲がちぎれる時


NG: これ色んな人に言われるんだけど、zampanoのおれも馨子もじつはあんまりUAのこと聴いてないんだよ。おれ泥棒くらいしか持ってない。馨子にいたっては多分ほとんど聴いたことないんじゃないかな。

ボノ: そうなんですか。

NG: zampanoの場合、女性vocalのやさしさみたいな感じがやりたくてやっているんではないんだ。むしろトランスジェンダーな状態を作品にしたくて書いている。男の中の女性性だったり女の中の男性性だったり。

Cassandra Wilson - Redemption Song - Live

 たとえばカサンドラ・ウィルソンとギタリスト/プロデューサーのブランドン・ロスのような関係とかムードがそうなんだけど、女性のなかの雄々しさだったり勇敢さ、ギタリストの爪弾いている抒情的なナイーブな女性的な部分がむしろ露わになっていると感じる。

 黒い女性版ボブ・ディランと言われたTracy Chapmanだったり、キューバのシンガーソングライターYusaみたいな人、もはや日本人男性の弱々しい視点からみると彼女らは「男」としてしか見えなかったりする。こういうある意味で男性的な女性アーティストが好きで。

Tracy Chapman - Fast Car (Live)   


Yusa - Tomando el Centro

だからトランスジェンダーと言っても女性が男性になったり、男性が女性になったりする転倒だったり倒錯的な意味ではないんだ。曖昧な状態と言うか…

 zampanoはもう一つ90年代の日本のポップスに非常に影響を受けているんだけども、ジェンダーが曖昧な表現を日本人でやってる人は馬渡松子だと思う。


馬渡松子 -さよならbyebye


ボノ: 幽遊白書のテーマソングなんですか?

NG: これはエンディングテーマですね。

ボノ: 初めて聴きました、でもなんとなくわかりますね。この声の感じなんですね?

NG: そう。まず声がボーイッシュというか、そこは大きい。さらに歌詞の主格は明らかになってないけど多分男性なんだろうなっていうムードとか。あんまりよくわからない。それはリー・シャウロンの作詞によるところも大きいけど。馬渡松子っていう人は自分で作編曲、マニピュレーションもすべてやって、歌詞は他の人が書いているっていう不思議な方法のシンガーソングライター。

 かなりガチガチに作編曲されている曲だよね。馬渡さんは鍵盤奏者でアルバムを聴いてみるとおそらくジャズ・ヒュージョンやAORを通ってきているミュージシャンなんだなあと想像できる。この日本的な超技巧的作曲を使いこなす女性が歌う、リー・シャウロンの歌詞、特に2サビ後の

「いいよ 返さなくていいよ CDもブルースハープも」

初めて聴いたとき耳を疑った。

絶対に女性の書いた言葉じゃないよ。おれは愚かな男だから現実にこういう状況に陥ったりするんだけど(笑)、恥ずかしすぎるよな。だけどこういった男の愚かな発想を女性が歌うことによって言葉の愚かさが昇華されるというか、虚しさや哀しみだけが沈殿して定着される感じ。これにヒントを得た。

 馬渡松子×リー・シャウロンに則ってzampanoでは馨子の歌う歌詞を男のおれが書くという形で色々試している。男の愚かしい精神状態の描写を女性が歌うことによって、感情が辛い悲しいだけじゃなく、滑稽になったり逆に痛々しさが増したり、そうして多層的な情景が描けたらなあと…

 例えば実は高田渡も作詞自分じゃなかったりするんだけど、このやりかた、意外に面白いと思うんだよ。たぶん。

ボノ: ぼくがもしカサンドラ・ウィルソンとか聴いても「低い声の女性のソウルフルな歌は違うよなあ、いいなあ」と思うんですよね。そこに逆に男性性を感じたりはしない。そこはNGさんの独特の感じ方なんだと思いました。そういう矛盾だったりに魅力を感じるんですね。

★おれたちの世代ではポピュラーな愛の表現形態

NG: もうひとつzampano的音楽にまつわるトラウマを最近再発見したんだけど。
部屋を片付けていたら10年前に付き合っていた彼女に作ってあげたコンピレーションアルバムCD-Rが出てきたんだよ。

 

幹: それはヤバすぎるな。
 ボノは多分そういうことやったことない世代だろ?

ボノ: なんですか?それ

NG: 自分の大好きな曲(自分の曲じゃなくてひとの曲ですよ)を集めたCD-Rを好きな女の子にあげるんだよ。おれたちの世代ではポピュラーな愛の表現形態曲に込められた歌詞や曲名、メッセージを曲順で紡いで愛を伝えるんだ。


ボノ: へー。根津さんやNGさんの世代はそんなことしてたんですか。ぼくはやったことないですね。

 

幹: おれたちのっていうか、カセットテープ・ウォークマン世代の人の考えだろ、ソレ。ていうかNGの異常性癖で世代を勝手にまとめているが、おれもそんなことしたことないよ

 

NG: そのCD-Rが十年ぶりに出てきて、おれ薄々勘づいていたんだけどさ、その内容は女性のアコースティックソウルでzampanoそのものなんだよ(笑)。タイトルは「Blue in Green」。なんか怖かった。10年間の執念みたいなものを感じて…(笑)

幹: ヤバすぎる。

ボノ: へー。それ聴いてみたいですね。こんどくださいよ「Blue in Green」。

NG: 31日「春宵」に予約来場してくれた方50名にプレゼントしようと思います!

ボノ: やった!

幹: ヤバすぎる。

 

★損得勘定ではないおれたちの音楽

幹: おいおい、もっと下世話な話しようぜ!?つまんねえYO!
実際女の子とバンドやって決定的に違うのはなんなんだYO?!お客とかハコの反応とか露骨に違うんじゃねえのか?!もっとはっきり言っちゃえYO?!

 

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ボノ: そうなんですか?

NG: 前回の対談で笹口君が言ってたような「若くて女の子で青春で放課後」だったら売れるという妄想的先入観の別形態ですね。そういうお得感があるんじゃないの?たぶん。

幹: そういうお得感をもっと感じろYO!?どっちの方が得なんだYO??女の子がいて得してるんだろ?!おまえらは?!

ボノ: えー?どうなんだろう?意識したことないっすね。

NG: えー?どうなんだろう?意識したことないっすね。
男とやっても女とやってもどっちもどっちじゃない?男目当てで来る人もいるし、女目当てで来る人もいるし。

幹: いや、やっぱり違う。絶対こいつら得してると思うYO!こいつら言いたがらないだけだYO!!!!!!

ボノ: そういう損とか得とか考えたことないっす。

(3/21深夜ひばりが丘にて収録)


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Atlantismini

 ATLANTIS AIRPORT
Ba. BONO 
Vo. sonezaki
Key. y0den   

2011年夏に結成、以来都内にて就航中。
ハイブリッドの空港系マスポップチーム。
触れたことのない新しさ。
何処かで見たような懐かしさ。
相反する要素を併せ持つ楽曲で、
あなたを新境地へお連れします。
2013年3月 4曲入りミニアルバム「A [ ]Passport-EP」をリリース。
2014年6月 「A [ ] Passport-EP+2」をタワーレコード池袋店限定で発売。
2014年8月 タワーレコードにて全国展開が決定。タワレコメンに選出。
2014年8月「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」のオープニングアクトとしてSOUND OF FORESTステージに出演。

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ζ3/31(火)zampano企画「春宵」
@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR 
zampano
笹口騒音ハーモニカ
sonesolo(ATLANTIS AIRPORT)
タザワ式
夜ノ魔魅-YANOMAMI-

open18:30/start19:00
前売り¥2000/当日¥2300
三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
http://www.geocities.jp/xxxheavensdoorxxx/
東京都世田谷区三軒茶屋1-33-19ケイオーハロービルB1

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★Caution!★

予約先着50名様に馨子とNGによるミックスCDをプレゼントします。

どしどしご予約ください!

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2015年3月26日 (木)

結晶化した物体

それは真実かどうか

実際にそうなのか?

昨日家の前で誰かが倒れていて救急車を呼んだ。

とても心苦しい気持ちがした、だが、本当に心は苦しいのか?全然苦しくない。平然としたものだ。

そんな気がするだけなのかもしれない。

夢に幼馴染みのバンドが出てきて、そこのリーダーにおれは友達(実は片岡フグリだったけど内緒)を紹介するという夢だった。

こいつ、すごいやつなんだよ。ブルースというのとは違うかもしれないけど。

というとそのバンドのリーダーに「しょうちゃん、おれたちは今しょうちゃんみたいに自分が好きだというだけの理由で音楽をつくるわけにはいかないんだよ」
と言われる夢だ。

マジでムカついて死ねと思った。
夢だけど。


そのままバイトに行って24時頃終わって、忙しかったから無性にイライラしていたので(最近ずっとイライラしてる)、店長の隠し持っているイェガーマイスターを盗み飲んでいたら、夢に出てきた幼馴染みから電話がかかってきてビビった。

 曰く肥大化したバンドと関係者の事情でがんじがらめのなか悲劇的な状況が起きてヤバい、という悲鳴のような電話だった。

おれはマジに心苦しいような気がした。でも本当に心苦しいのだろうか?いや、全然苦しくない。そんな気がしてるだけだ。朝家の前で倒れていた人を観るときくらい心動かされていない。



おれは色んな意味でインディーだし、一応VANISHING RECORDのなかの人だし、てめえのことはてめえでやれよボケが、としか思えないのだが、何の力もない。ウケルー。

そいつに夢の話をして笑った。びっくりした。夢のままの状況だったから正夢みたいだな。論理的なんだかスピリチュアルなんだかわからんが、的を得ていた。


 そういった総てのクソ以下のくだらない状況をブッチ切るためにロックはあるように思う。マジでくだらないよな、それでもおれたちは悲しんだり喜んだりする。それをやめられない。なんでだろう?全部そんな気がしてるだけだ。本当に苦しいわけない。鼻クソ以下だ。

多分中学生くらいのときにそう思って音楽を始めたとおぼろげに覚えている。

だから、中二病だと思われてもいい。もっと痛いし、病理だったら深い。

ビリーや照井さん、アベさんが、正しいと思うんだよ、勘違いかもしれないけど。


ロックってそういう結晶化した純粋に具体的な物体だと思う。怒りとか悲しみだとか。多分それとも関係ないなにかが。

それもそんな気がしてるだけだが。



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2015年3月24日 (火)

水色の底で眼を開けて

 笹口くんのおかげでアホみたいに伸びていたアクセス数は三日目でピタリと止まった。続くインタビューを次々と投稿できればよかったんだろうけど、対談の追加の収録があったり、相変わらず酒をかっくらってのんびり寝ていたら今になってしまった。そうキレイにうまくはできないのだった。

 続くインタビューはATLANTIS AIRPORTのベース、ボノ君とNGの対談。なぜボーカルのソネさんじゃないのか?いや、ボノとおれは家が近所だったんだ。

 その次にはタザワ式の田澤さんとの対談。田澤さんは音楽の大先輩で、CMのナレーションもされてる方。対談ではいろいろアドバイスをたくさんしてくれた。でもこの収録の日に話ながら気づいたら瓶ビールとワインの空きボトルが山のように積まれていて、その日の夜にテープ起こしをしようと思っていた予定はどこかに行ってしまったというわけだ。休みを使い果たしてしまったので、労働終わった深夜に少しずつ進めるしかなくなったしまった。だから次の更新は恐らく金曜日ころになるだろう。どうか許して待ってほしい。

 恐らく大挙してやってきたフォロワーは興味を持続してはくれないだろう。
 だが、今までもずっとこのブログを読んでくれていた100人ほどの「ヘビーリーダー」の皆様、あなたたちはむしろ
「対談だか企画だか知らねえがはやく終わってくれよもうこの話題飽きたよもっとアホな話が読みたい」とお思いのことと思われます。誰かに言われたわけじゃないがそういう心の声が無限に聞こえる。


 昨日は二日酔いでイライラ目を覚まし、福島原発の作業員の漫画「いちえふ」の二巻を読んでダラダラしていた。
福島に去年は三度ほど行ったのでいわゆる1F近くの地理も頭に入っているのであの漫画は面白く読める。作業員の日常業務、例えば溶接のシーンなどを克明に描いているのがいいなあと思う。 

 その後は市民ジムに行ってトレーニングしてプールに行って泳いだ。終わったらいろいろ種明かしできるのだが、今はまた体力をつけて、とりあえず肺活量を上げないとならないのだった。まずは25mを息継ぎなしで泳げるようになるのが目標である。大体15m~20mでもう苦しくなる。そんなことをしてると非常に苦しくてなにもかもどうでもよくなる。

時間労働ではまた一人従業員がトンだ。そいつが働いてくれればおれは思う存分ツアーに出たり、レコーディングに勤しめると思ってがんばって指導していたからさ、正直トバれたときにはショックだったよ。

 誰かに期待してはいけない、本業の音楽じゃないときではとくに。とは全くもって思うが、でもおれは嫌だ。誰かに期待したり、期待されたら応えようとしてしまう。おれは多分群れやチームへの帰属意識が想像以上に強いやつなんだ。だからサラリーマンとかにならなくてよかったと思う。おれが貢献すべきチームはまさしくバンドだけなんだけど。

 バンドの都合が許す範囲では、職場に貢献したいとは思う。でも社会には裏切ったり嘘をついたり、飼い殺しにしたりということがよくあるよな。ほとんど社会に属せてない、クソフリーターのおれがそんなこと考えるのは無駄だけど、おれはおれの見える範囲内では自由に感情的に生きていこうと思う。だから嫌なことは怒るし、悲しいことは悲しいと表明していくつもりだ。かといって優秀に働けるわけでもないんだ。クソな社会ルールを変えるつもりもない、そんなに社会のことは考えていない。しかし黙っていたらそこに圧殺されるだけだ。

どうにも愚かだな。

 プールで潜って眼を開けて息を止めてずっと水の底にいる練習をしていた。
おれは視力がほとんど無いからゴーグルなしの水底では何も見えないんだ。ただ水色なだけ。水が水色なのってプールだけだよな。



水の底にいると水上のことはどうでもよく思えた。



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2015年3月21日 (土)

春宵対談Ⅲ‼ 笹口騒音ハーモニカ×zampano 後篇

前篇の続きです


★憑依系なりたい系男子、熱いのはキライ

馨子:わたしもお客さんたちがあまりにもこっちを見てると「うわあ…見なくていいよ」と思います(笑)。だから見えない方がいいというのはよくわかります。

笹口:馨子さんはどっちかというと憑依系ですよね。イタコじゃないですけど。憑依系ってめちゃめちゃ憧れるんですよー。ぼくは憑依系なりたい系」ですからね。

 

NG:憑依系なりたい系男子。だから「さわね」とか出てくるんだろうね。

笹口:あれはただのおふざけですけど。

NG:出たよ!この男すぐそうやって煙に巻くんだよ!

 馨子はコヨーテや犬系の憑依だったり、最近では大型哺乳類である鯨の憑依をやってもらったりしています。動物の憑依が得意。ケモノ系憑依。

笹口:ケモノ系いいですね。ビョークもケモノ系なんですよ。歌ってるときの顔が獣になるというか。
ぼく、男が熱いのあんまり好きじゃないんですよ。男が叫んでいるのが。

馨子:NGだ。NG熱いんですよ。「うおー!」とか言ってうるさい

NG:えっ(汗)。

笹口:そうなんですか(笑)。
とにかくストレートなのが嫌いなんです。ストレートに熱いのが嫌いで、ひねくれて歌を歌っているのに熱くてもしょうがないじゃないですか。だから冷めてやりたいんですけど、でも憧れは女性にある。というジレンマがある。

 馨子さんは最近の歌手で好きな人はいますか?

馨子:カルメン・ミランダっていうラテンの人がいるんですけど頭に籠のっけてちょっとミュージカルチックに歌っちゃう人で。ラテンの人。

あとはMILLS BROTHERSという人たちのコーラスワークがとにかくすごくて。口でトランペットとか楽器やったりスキャットがめちゃめちゃキレがよくて速い。みたいな。

(多分笹口君は最近のミュージシャンで…という意味で訊いてたんだと思うがどっちも1930年代の人だけど…まいっか。)

笹口:どっちかというと職人芸が好きなんですね。馨子さん職人ですもんねー。声専門じゃないですか。歌詞はどっちが書いてるの?

馨子:NGがほぼ書いてます。

笹口:へー、メロディーも?じゃあ本当に職業歌手と職業作曲家みたいな関係なんだ。

NG:せやな。(照)
 笹口くんは誰かに曲をあげたりしないの?
女性ボーカルによる笹口騒音ハーモニカカバー集もいろんな人がやっていたよね。その中の誰かに曲をあげたりとか。

笹口:そうですね、あんまりないですね。

NG:じゃあzampanoがカツアゲしよう
脅迫するから書いてよ!

笹口:ぼくの曲なんでもフリーですけど…。あんまりなあ…
よくも悪くも自分しかないっていうか。
自分のみの音楽ですね(笑)
 

★女子高生が放課後ナニしたー♪

笹口:やっぱ今はなんかねー。若くて可愛くて青春!みたいな人がすぐ売れますからね?!?!
そういうのぶち壊してくださいよ!!!!

馨子:わかりました!

NG:いやいや。笹口くん自分でやってよ!
おれたち若くて可愛くて青春!みたいな感じでやってくから

笹口:あ……ごめん。
ごめんとか言っちゃった。
違う違う。十代とかさー。

NG:馨子だってこないだまで十代だったんだよ。若い女性ボーカルと一緒に活動すればバーン!とヒットするかな?という下心もあるにはあったけど、全然そうはいかなかったんだ。これがまた。

笹口:あれあれ?そうだったの?!?!
失礼しました!!
だってなんか玄人じゃないですか。
ぼくが言ってるのは「女子高生~♪」「わたし~♪」「青春~♪」「放課後~♪ナニした~~♪」っていうのですよ!そういうのが売れるんですよ?!?!才能とかじゃないんですよ!!!!
若くてがんばってる感じがあればオッサンが大量に押し寄せてくる!そういうもんなんですよ!!!

NG:「さわね」でやってるじゃん。

笹口:そう。さわねは
「十代の女子ががんばってればそれでいいんでしょ?!??」みたいな。
だから技術で行こうとしてる人には悲しい時代ですよね。
あたしなんかこの顔ですからね……どうしようかという感じですよ。

NG:出たよ!卑屈になりやがった!
この男すぐ卑屈になるんだよ!

★さくらと思ひで

NG:笹口くんを初めて呼んだのは8年前。2007年に大久保HOTSHOTで太平洋不知火楽団で呼びました。「杉沢村心中~村長は二度死ぬ~」という企画で、おれは赤旗先生と司会。杉沢村というメタルバンドと、お賽銭泥棒。あとムラカミヒロキがフォーク弾き語りで空手家と共演した。という謎の企画でした。

(杉沢村の当時のミクシコミュが遺っていたのでリンク張っておきます。参考までに

http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1500601&id=17930799

笹口:8年前!やっべ!8年前はすごいでですね。

NG:そのころ太平洋がフジロックのルーキー出たんじゃなかったっけ?

笹口:フジロックはね、2008年だね。

NG:初めてお会いした企画当日、大内くんが言った言葉を覚えていて。
「こんな意味不明の内輪受けの企画に呼んでくれてありがとう!こういうのに出たかったんです!」
と言ってくれて。

笹口:どういうことそれ?ディスってるの?あの人たまに何言ってるかわからないから…。

NG:その後、笹口くんには「獣どもの宴」や、驢馬×うみのて×Paradiseでアンダーグラウンドの再会を果たした「あの夜」にも出てもらいました。

笹口:NGくんて企画打つの好きだよね。企画ってむずかしいよ。ぶっちゃけひとりでやった方が楽だし。
ぼく○○○○で○○○とか呼んだとき本当に嫌だったし。

馨子:企画のアイデアとして春をイメージできる季語だったりを取り入れたくって「春宵(しゅんしょう)」という言葉をタイトルにしました。

笹口:もう春ですねー。桜咲いてるかなー

NG:笹口くんをバキバキに追い詰めて良いライブやってもらおうぜ。

馨子:わたし笹口さんのライブ観れればいいんで。

Sasa

笹口騒音ハーモニカ

シンガーソングライター。
1984年2月29日、生まれてこのかた活動中の大御所。
¥anagawarecords社長。太平洋不知火楽団、うみのて等々でライブハウスから路上まではばひろーく活動中。ソロ、バンド活動共に様々なイベントに引っ張りだこで365日どこかでライブをしている。
数百もの大名曲をつぎつぎと生みだしており、CDRで手売りしていたアルバム7枚とベスト盤を2枚組ずつで「笹口騒音アーカイブ」として全国発売。以降も新作を発表し続けており、その才能はとどまることを知らない。

公式サイト
http://yanagawarecords.com
myspace
http://www.myspace.com/yanagawarecords
ついったー
http://twitter.com/sasasoso

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ζ3/31(火)zampano企画「春宵」
@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR 
zampano
笹口騒音ハーモニカ
sonesolo(ATLANTIS AIRPORT)
タザワ式
夜ノ魔魅-YANOMAMI-

open18:30/start19:00
前売り¥2000/当日¥2300
三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
http://www.geocities.jp/xxxheavensdoorxxx/
東京都世田谷区三軒茶屋1-33-19ケイオーハロービルB1

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2015年3月20日 (金)

メリーゴーランドにさよならを


zampano

馨子 唄
NG ギターとラップ
featuring Fuck-E ドラム




メリーゴーランドにさよならを

時の流れを集めて
大粒の雨を眺めている
降り止まずに今夜も エアコンが
効いた地下室で踊り飽きて る

物語の始まりがノイズだとしたら
おれたちの生きる現在は何だ?
仕組まれたシーケンスは何度だって
聴いたようなコードをループするだけ

Ⅱ-Ⅴ-Ⅰしても解決感は希薄
小五郎眠っても事件は終わらない
コペルニクス的転回起こすバルバロイ
万有引力で回転上げる

33から45回転 44.1から96khz
廻り回って同じところへ
戻りたくても途切れてしまった

メリーゴーランドにさよならを
メリーゴーランドにさよならを
廻りまわってもうお手上げ
君はもうここにはいないから
祭りの中でも探しているよ
いつまでも 君のことを

くらやみのなかで踊りつかれて
ダンスフロアに君はいない
Even Kickに揺さぶられて
もいちどふたりで踊ろうよ

トイレで誰かが吐いても
ソファーで倒れ眠っても
柱の陰で身体を弄りあっても
Beatが鳴り続ける限り
わたしはきみとふたりでいたい

おまえがいなくなってから
ながいながい月日が経った
物語の続きがあったら
エンドロールの後の映画みたいに
繰り返すNG
んなもの観たくはないのに
やめられない忘れられない
聴こえるかい?この声が
Party People 調子はどうだ?
祭り囃子は聴こえるか?
ネオンライトひとつひとつFade Out
メリーゴーランドにもうさよなら
真っ暗な東京都下の空
アルミホイルで包み込んだら
カゴメカゴメ籠の中の鳥は
夜明け前にやがて飛び立ってゆく

メリーゴーランドにさよならを
メリーゴーランドにさよならを
廻り回ってもうお手上げ
君はもうここにはいないから
祭りの後でも探しているよ

メリーゴーランドにさよならを
メリーゴーランドにさよならを
廻りまわってもうお手上げ
chillして風呂 歯磨いて寝ろ
祭りの後には流離の日々を

もう帰って寝たいギグはお終い
始発もないし行くあてもない
You’re think so am I
そんなあなたに贈るchillなrhymin’
やることやって眠るまえに
思い出してほしい’y know i mean
さよならだけが人生じゃないけど
もう一曲だけBody Moving

good night, sleep tightに
good night, sleep tightに
good night, sleep tightに
good night, sleep tightに

たったひとつの夢が
今この街のなかに横たわる
メリーゴーランドおやすみ
さよならもういくよ
good night, sleep tightに
good night, sleep tightに
good night, sleep tightに
good night, sleep tightに
sleep tightに
sleep tightに
sleep tightに
sleep tightに…

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2015年3月19日 (木)

春宵対談Ⅲ! 笹口騒音ハーモニカ×zampano 前篇

Sasaso_2

笹口騒音ハーモニカ

Zampanohpou_2

 zampano (L NG,R 馨子)

 3/31企画春宵に出演していただく笹口騒音ハーモニカを招いて対談しました!

★キレたボーイズ

NG:………。
 

馨子:………。

笹口:………これ、レコーダーもう回ってるんですか?

 
 
NG:うん。

 
笹口:なんで回った途端、何も喋らなくなったんですか???!!

 

 
NG:ふっふっふ

 

馨子:(笹口騒音ハーモニカ歌詞集を読みながら)ここに書いてある「2003年サマーソニックにてイギリスから青白い五人組」って誰ですか?

 
笹口:RADIOHEADですよ。
 

 
馨子:はい?ああ…

 

笹口:RADIOHEAD好きですか?

 

馨子:RADIOHEAD全然知らないんですよ。
 

 
笹口:何が好きなんですか?

馨子:わたしですか?「あきれたぼういず」とか…好きなんです。
 
 
笹口:キレたボーイズ???パンクですか???
 
 
馨子:1930年代~40年代の…。パンクじゃないです。あれ何ですか?
 
 
NG:笹口くん、キレたボーイズじゃないよ(笑)。キレたボーイズって確かにパンクバンドぽいな。
「あきれたぼういず」。あれはコーラスグループなのかな。

笹口:あ、調べるとすぐ出てくる。これ、有名な人いません?

あきれたぼういず1935年昭和10年) - 1951年昭和26年))は、川田義雄(後の川田晴久)、坊屋三郎芝利英益田喜頓、および山茶花究による日本のヴォードヴィルボーイズグループ。 テーマ曲は「チョイと出ましたあきれたぼういず、暑さ寒さもちょいと吹き飛ばし、春夏秋冬明けても暮れても、歌いまくるがあきれたぼういず」(wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%8D%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%BC%E3%81%86%E3%81%84%E3%81%9Aより転載。)

馨子:山茶花究(さざんかきゅう)とか坊屋三郎ぼうやさぶろう)とかですかね。美空ひばりのプロデュースみたいなの
をやった人もいたみたいです。

笹口:へー、聴いてみよう。昔ながらのモノが好きなんですか?情緒的な、というか。
 

馨子:そうです。なんかわたしがインタビューされてる。笹口さんはどんなバンドが好きなんですか?

笹口:ぼくはRADIOHEADですね。

RADIOHEAD
イギリスのロックバンド。急進的な作品が多く音楽性を限定させてしまうのは憚られるが、ここではアルバム「Kid A」を挙げておこう。

馨子:RADIOHEADってどういうバンドなんですか?

 

笹口:RADIOHEADは変なバンドですね。えーと、、、何て言ったらいいんだろう?
 

NG:コンピューター使ってるよね。

笹口:そうそう。同じことをやらないというか。そこが好きなんですよ。最初はギターロックだったんですけど、本人たちがそういうのに飽きちゃって。ちゃんと進化していくっていうのが、バンドとしてはすきなんですけど、、、馨子さんはビョークとか好きですか?

Bjork
アイスランドのシンガーソングライター。ビョークに関しても何を代表作とすべきか意見が分かれるところだが声のたくさん入っているMedullaを挙げてみよう

馨子:ビョークはちょっとだけ。ビジュアルとか、PVの視覚的イメージの感じが好きです。アルバム聴いてみたらびっくりしてしまって。

 

笹口:へー、それこそコンピューターだもんね。おれ本当に語彙が少ないから(馨子の歌を聞いて)、形容する人がビョークしか出てこないんだけど、馨子さんがいちばん声が凄いなっていう、好きな歌手は誰ですか?

馨子:そうですね。ちあきなおみとか、ニーナ・シモンとか…

ちあきなおみ
日本の歌手。大歌手。


Nina Simone
アメリカのブラックミュージックに燦然と輝く巨星。ニーナ・シモン。クラシックピアノの影響とジャズ、ブルース、ソウルの煮えたぎる音楽。深く広い影響力を持った歌手。

笹口:あー!聴いたことなないんですけど凄そう…。
節回しとかね。馨子さんは独特の節回しがありますが民謡とかはやってたんでしたっけ?

馨子:民謡をやっていたわけではないんですけど、演歌や昭和歌謡だったりとかを小さい頃から聴いてました。そこから吸収したのかな?
 笹口さんは歌ってるときとしゃべっているときの感じが近いというか。
むしろ歌ってるときの方がより生っぽいと思うんですけど…どういう意識で歌ってますか?


★♪はあーんはあーん♪ふうーん♪はーあーあふんふん♪

笹口:意識ですか?!?!
 歌ってるときどう意識してるんだろう…。
女性のボーカリストは野性的な人が多い気がして。男はなんかフリをしているというか。カッコつけたりわざとらしくやったり。最近のバンドの男ボーカルってだいたい「はっぴいえんど」みたいですよね?!?!歌が!!

NG:(笑)

笹口:本当にそう思うんですよ!!!!
最近のおしゃれ系というか、ちょっと流行ってる系というか!!

馨子:例えば誰ですか?!

笹口:○○○○○○の○とか!!!!
(鼻声がかった裏声で)♪はあーんはあーん♪ふうーん♪はーあーあふんふん♪
みたいな!

それ?!?!自分どこにあるの?!?!
はっぴいえんどだよね?!?!
っていう。
○○くんから派生するバンドの○○とか!○○○○!!!!

NG:確かにいますね。下北沢とか、○○の○○○○○○○○とかに。

笹口:みんな○○○○○○の○か、はっぴいえんどとか、もしくは「たま」みたいですよ!そういうのはあんまり聴けない、聴かないですね。
ぼくはまったくそのままの声なんですよ。
自分の地声が嫌いで。裏声で歌っていて、裏声もそのまま出してるというか。
ハーーみたいな。ハーーー。

NG:(笑)

★「これ聴くの二回目ですよね?」

笹口:だから女性の声の方が好きですね。女性の方が「作ってない」気がして。
「作ってる」人もいますけど。馨子さんはどんな意識をしていますか?

馨子:自分が聴いてる声とお客さんが聴いてる声って差があるじゃないですか。
声というより、歌の内容だったり、自分の見えている景色によって声の表情が変わるっていうのは意識してる部分的はありますね。

笹口:その場でですか?その場のその時の気持ちというか。

馨子:考えすぎてる場合だと「どうしよう?どうしよう?」って思って「作」っちゃうんですけど、その歌を思い出してる時の記憶や感情にスッと入っていけるときはそのまま楽に歌えます。

笹口:歌を作ってるときですか?ライブですか?

馨子:歌ってるときですね。音楽を紡いでいるというか、そういうときです。

笹口:人の目が気になったりはしますか?
ぼく人の目をめっちゃ気にしますからねー!!

馨子:「さわね」やってるときですか?

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  ささく☻ちさわね     @sawane17

笹口騒音ハーモニカの妹、17才女子高生Sカップシンガーさわね! 騒音お兄ちゃんの情報とさわねの女子高生の日常をつぶやくよう! 恋のお悩み相談も受付(^з^)-☆

とうきよ☻うえき           

NG:「さわね」いいよねー。さわねのこと好き。

笹口:人の目を窺ってばかりですからね?!?!
盛り上がってないと本当に…。だから見えない方がいいのかもしれない。あと知ってる人がいないほうがいい。
一度ライブを観たことのある人に、自分の音楽を二回目聴かせるときにどうしたらいいかわからない。

これ知ってますよね?!?!聴くの二回目ですよね?!?!同じことやるけど大丈夫かな…」

とか考えたりしてると…間違えますね(笑)

(後編に続きます)

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2015年3月18日 (水)

春宵対談Ⅱ!Fuck-E×馨子×NG 秋田遠征後反省会

★たいワッサン

NG: zampano秋田遠征ライブお疲れ様でした。

FUK: お疲れ様でした。

馨子: Fuck it up!!!!!

NG: 今日は最近zampanoでサポートドラムを務めているFuck-E君にお話を伺いたいと思います。

馨子: Taiwasssa---!!!!

FUK: いきなり思い出したな(笑)。

NG: なんですかそれ???

FUK: え?NG、鯛ワッサン知らんの?マジで?残念な現代人やな。

馨子: 夏に秋田行ったとき秋田のイオンかなんかのショッピングモールにO澤さんと兄者と行ったときに鯛焼きの形したクロワッサンが売っててそれが…

FUK: Taiwasssan!!や(笑)。

NG: 不勉強で申し訳ございません。画像検索して調べておきます。

Images
↑たいワッサン

馨子: yo!Taiwwssan!what's up??みたいな風に使います。

NG: 全然ついていけていないNGですが…今回の秋田ツアーはどうでしたか??

FUK: ツアーつっても一日だけや。うーん。普通。
 個人的には良いところもあり悪いところもあり。ただ秋田の土地がそうさせるのか、すごい熱をもったライブでしたね。

NG: ライブの熱量が。

馨子: は?誰が???

NG: なんか熱病に浮かされているみたいな人もいましたね。

馨子: は????

FUK: え???

NG: すいませんでした!自粛します。

馨子: あ??なんつった今????

NG: すいません!

FUK: おいインタビュアー、負けんじゃねえぞ

馨子: 誰のこと言ってんの???

NG: おれです。超怖え。
 馨子さんは秋田どうでしたか?

馨子: 美味しい。

NG: それは何よりです。

 

★熱を持った自我、死にかけの自我、バランスの良い自我

NG: Fuck-Eは今回は初めての試みとして、2ndセットは1ステージまるまる40分ほど(笑)ドラムを叩いてみました。

FUK: うん。まあ…。ベースが欲しいね。

NG: ライブの録音聴いてたらNGがMCで「おれも福井も馨子も別々の人生をそれぞれ歩んでいて、それが交わって今この音楽があるんだよ!アーバンシティライフ!とか言っていてなんかグッと来た気もしたんですが、冷静に考えるとよく意味が分からないです。

FUK: 確かにグッと来たっぽかったけど、意味わからんよな。

馨子: なんも思わなかった。「言う必要あったのか?」としか。

NG: 馨子のMCはキレキレで良かったですね。NGのMCを遮って「うるせえ、今ここで最高の演奏を見せてやるよ!」って言って。カッコいい。みんなの気持ちを代弁してたと思います。あとメリーゴーランドの最後で突然アドリブのフリースタイルをはじめて。あれもカッコよかったです。

馨子: そう。だってムカつくんだもん。NG喋るの長いし。

FUK: ディ-プやな。

馨子: なんかみんな観に来てくれてるのにいなくなるしさー、探させるしさー、携帯持ってかないしさー、喋るの長いしさー。ストレスの溜まり方がすごい。

FUK: ううううう(涙)。このうううって泣いてんのあれやな。前の秋田と宮古島のとき、おれがなってたな。

NG: あほが当番制で持ち回りだと。今回はNGが大アホでございました。
 お客さんもたいへん楽しんでもらえたようでよかったと思います。
 ドラマーとして演奏はどうでしたか?

FUK: 熱と自我がすごすぎてやりたいこと全然できてない(笑)。

NG: 自我ってNGの自我?

FUK: いや、おれの自我。NGさんの自我はもう死ぬ寸前みたいなんなってたからよくわからなかった(笑)。

NG: そういう意味では馨子さんは自我と技術のバランスがよくライブされていたと思います。

FUK: 馨子様は「ふざけんじゃねえよ」と仰られています。

NG: 馨子はFuck-Eのドラムはどうだった?

馨子: やってる途中で「抑えて」って言うべきかどうか迷いました。

NG: ていうか福井も結構本気で叩いてるよね(笑)。あれ、うるさいと思う。よくあの中で歌って声が通るなあと。

馨子: 福井はうるさいのが何かしら意味がある場合もあるから。だからこの中でどうやって戦うかってことを考えました。
ジョニーが「NGがサウンドチェックして「あ、あ、」と言ってるよ。気合入ってるな」とか言ってた。

FUK: 正しくは「NGのやつ「あ、あ、」とか言ってやんの。ハハ(笑)」と言っていた。

NG: ジョニーさんもだいぶ上機嫌でいらっしゃったようで嬉しい限りです。秋田の人は本当に優しくて。

バンドの歌を支えてるはずのやつらがムチャクチャという。そんな良いバンドzampanoです。

★夜ノ魔魅-YANOMAMI-

NG:zampanoは3月は残すは、31日の企画「春宵」のみとなりましたが、
馨子とFuck-Eは夜ノ魔魅-YANOMAMI-のメンバーでありますが、どうでしょうか?

FUK: 馨子さんのリーダーバンドなので、そこで彼女が何をやるか楽しみに来てもらえればいいんじゃないでしょうか。
 

馨子: 馨子が楽しいことをやるバンドです。ザンパノじゃできないことを。
NGに総意を勝手にまとめられないようなバンドです。

FUK: 馨子さんにももうちょっとまとめていただいても結構だと思うんですけど…。

馨子: じゃあもっと協力してよ!わたしそんなにまとめる力ないんだから。

NG: やめて。喧嘩しないで。おれが代わりに謝るから(涙)

馨子: なんでNGがあやまんのよ!?

NG: 大変楽しみだという感じが伝わってきました。では最後にFuck-Eの決意表明を。

FUK: 決意表明?なんですかね??

馨子: Taiwassan!!!

FUK: 力でねじ伏せる感じで。

NG: 力で?!誰を?おれをですか?

FUK: そう感じるの(笑)?ならそうとってもらっても構わないけど(笑)。

NG: つくづく思うんですけど力じゃないと思うんですよね…

FUK: NGの思ってるような暴力の話じゃありません。

NG: なんか今回の秋田遠征で我々もこうバンド感でたんじゃないかと思います。ちょっと仲悪い雰囲気というか(笑)。
よろしくお願いいたします。

馨子: これからはわたしが楽しいことをします!! 

FUK: (笑)


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ζ3/31(火)zampano企画「春宵」
@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR 
zampano
笹口騒音ハーモニカ
sonesolo(ATLANTIS AIRPORT)
タザワ式
夜ノ魔魅-YANOMAMI-

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前売り¥2000/当日¥2300
三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
http://www.geocities.jp/xxxheavensdoorxxx/
東京都世田谷区三軒茶屋1-33-19ケイオーハロービルB1

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2015年3月17日 (火)

夜叉鬼たちと不明の夜

雪山を見ていると落ち着く。


両親が雪国の出身で、幼い頃に雪の中で遊んだ記憶があるからだろうか。



秋田にやってきた。
今回はいつも呼んでもらっているジョニーさんのイベントではなくて鉄男TVという若い秋田のバンドに誘ってもらってzampanoとFuck-Eで行った。


同じ街の違う箱で違うイベントで出演するっていうことは東京ではよくあることだし、別にだからどうってわけじゃないんだけど、秋田においては意味は違う。おれはそれをわかっていなかった。


イベントが始まった途端、ジョニーをはじめムツさん、ヤマカゲさん、目つきの鋭いビリケンさん、秋田美人の姐さんたちという夜叉鬼祭の面々が続々と集まってきてくれて、大宴会だった。さらには山形県酒田からクッタカ兄貴の差し入れの日本酒が贈られてきていて。それで本当に参った(色んな意味で)。


 気軽な気持ちで行ったんだけど、もうそんなんじゃ済むわけが無いんだ。反省した。すごく楽しみにしてくれてる人たちがいてくれて、暖かく迎え入れてくれる。もっと滞在するべきだったし、もう一回くらいライブやるべきだし、山形にも行くべきだったな。もう遅いけど。


なのにおれときたら人々の好意に対して怪獣のように暴れて迷惑をかけることでしか返答できない意味不明の奇っ怪な動物でしかなかった。


 なぜかイベントの途中でいなくなるし(去年あたりから失踪癖が酷い)、夜叉鬼たちが集まってきてくれてるのに夜叉鬼祭のことはMCで一言も言わないし、ビリケンさんの車のドア開けっぱなしでコンビニ行くし、最悪な野郎だおれは。


おれがしたことと言えば、演奏と、酒を飲んで酔っぱらっただけ。
こんな傍若無人な怪獣を呼んでくれてヤマジーありがとう。


ジャイロキャプテンのキャプテンさんが「今日はzampano観に来たよ」と言ってくれて嬉しかったし、夜叉鬼たちを見て、「みんな不良すぎるよ!」と言ったおれにジョニーは「違うよ、NG。不明だろ?」と言った。


不明も色々あるが行方不明になるのはやめるべきだ。おれは。


これから東京に帰る。馨子と福井のあきれ果てた無表情な目を見てるとたぶん昨晩のNGは大分メンドウだったにちがいない。
今のところ会話がまったく無いし。



男ってこういうときにどうしたらいいんだろう?女の子が「テヘペロ」とかすれば可愛いけど、おれがそういうことをすると間違いなく怒りの炎に油を注ぐだけだからやめよう。
逆に無口でムッツリ不機嫌を装ってみようか。お父さんとか気まずいとそういう態度に出るよね。今になってお父さんの気持ちが少しずつわかってきたよ。


とりあえずサービスエリアで福井と馨子に話しかけた。


「おい、おまえら。昨晩は悪かったな。
アイスでも食べるか?買ってあげよう」



そしたら
「ふざけんな!アイスですむと思ってんのか?!」


「仙台でも何か買え!食い物も!」


と言われた。
お父さんは大変である。






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2015年3月14日 (土)

春宵対談Ⅰ!片岡フグリ×zampano

Huguri_2

LtoR

馨子 NG 片岡フグリ(文中フグ)

東高円寺シュワルツカッツにて

★ニジンスキーみたい

NG:今日はu.f.o.clubでzampanoと片岡フグリのライブでした。お疲れさまでした。
馨子、フグリのライブはどうでしたか?

馨子:入ってくるときの動きがニジンスキーみたいだなと思って。
 
NG:ニジンスキーって誰?
 
馨子:ニジンスキー、バレエの人。

20120416191357921
 
フグ:バレエは好き。意識してますね。やったことはないですけど映像を観たり、本を読んだり。
 
NG:全然わからないジャンル(笑)。
 
フグ:品評会みたいなんですよね。おれが観に行ったのは学生割引で入って、ものすごい遠くの席から見たんです。ソロ踊る人がひとりふたりいて、後は賑やかしでワーっと周りが踊ってるんですけど、このソロ踊る人の身体を観ようみたいな、品評会みたいなんです。金持ちのパトロンが品定めする、どう綺麗に魅せているか、そういうところから始まっているらしい。

 
NG:へー!なんかインテリ感出されたよ!!!

 
フグ:そうなんですよ(笑)。映画もあるんですよ。
 

馨子:あれ?エコール。(『エコール』(原題:Innocence、邦題:École))
 

フグ:そう。けっこう生々しい。続編もあります。

 
NG:おれだけ会話にまったくついていけてないけど(笑)

 
馨子:ニジンスキーって跳躍がすごいって言われてるんだけど、フグリのギター持って登場してくる手の動きを観てニジンスキーのやってる「牧神の午後」を思い出した。

 
NG:「牧神の午後」はわかる!ドビュッシーだろ?それしかわからない(笑)。最近ドビュッシーきてるんで!!

 
フグ:メンヘラもきてますしね。

 
NG:おまえおれのブログよく読んでるなあ。

注http://ng-vanvan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-85ae.html

 

 

★春宵千金

NG:今回3/31にzampanoが春宵っていうイベントを三軒茶屋HEAVEN'S DOORでやるんです。

フグ:おれが呼ばれてないっていうね。
 …大事なとき呼ばれないっていう。もう慣れたんで(笑)

 
馨子:気にしてるよ。

 
NG:今回のイベントは馨子が仕切っているんですけどというわけで、フグリに突っ込んでいってもらおう。

 
フグ:「春宵(はるよい)」じゃなくて「春宵(しゅんしょう)」って読むんですか、漢文ですか? 

 
馨子:うん。

フグ:イベントやるのって、色んなきっかけありますよね。おれらってまだコミューンやファン層、っていう人たちがないじゃないですか。だからどうしてもイベントの出演者のカラーがフワッとしてしまう。カラーをもっていてそういうお客さんが来てくれるわけではないから。だからこそ、違うところから人を呼んで遊べる部分でもありますけど。
 

馨子:今までイベントのことはNGが決めてたんだけど、今回は自分が決めるってなって、どうしようかなって思って。
さっきフグリがいった話じゃないけど、zampanoってこれと決まったジャンルがないし、まだまだたくさんの人がついてくれているわけじゃない。

たとえば、普段はハードコア好きなんだけど、ザンパノのやってる音楽のある部分がひっかかって「いい感じ」とか。お酒飲みながら聴くともっと「いい感じ」とか。漠然とした老若男女の人たちが好いてくれてるけど、その人たちがどうやったら興味もってくれるかな?って考えて。

 よく○○ナイトとか、それとも全然関係ないタイトルもある。題名から想像できないイベントタイトルってけっこうチャレンジャーだなと思って。
 もっと人気があれば「あの人が考えそうなことだな」とか思ってくれるんだと思う。でも今そういう状態じゃない。だからイメージできるような言葉が良いと思って。

お酒飲んで気持ちよくなってもらいたいし、お酒飲みが描かれた曲もあるから、春の宴っていうことを考えて。
でも「春宴」じゃちょっとなあ、季語とか天気の言葉を調べていたら、
「春の夜は千金に値するほどの価値がある」という意味を持った「春宵」という言葉をみつけて。 

これがいいなあと思って。zampanoの音楽だったり、音楽そのものだけじゃなくて、聴いたあとの余韻とか、そういうものってお金に変えられないくらいの気持ち良さとか、楽しさとか、新しい出会いとか。そういうものがあるよね?って。

だから「春宵(しゅんしょう)」じゃなくて「はるよい」って読んでもいいと思う。春の宵なんだなって。よいは酔いもイメージできるし、とらえる人によって。
知ってる人は「春宵(しゅんしょう)」なんだなって。「春宵(はるよい)」と呼んでお酒飲む感じの春の宴をイメージしてもらってもいい。聞いてすぐイメージできそうなタイトルにしました。

あとはわたしは和だったり季語みたいなものが好きだから。
 

フグ:zampanoって活動スタイルが古くさいじゃないですか。悪い意味じゃなくて。
「はるよい」っていうのも集(つど)って楽しもうという。なんとなく集(つど)って楽もうっていうのに近いじゃないですか、
 

馨子:うん。
 

フグ:それってすごく好きで。「着いてこい!」とか「おれの船に乗れ!」みたいなことではなくて。

伊集院光がSIONのライブに一年に一度は行くらしいんです。あの人最近はどうしてるんだろう?なに考えてるんだろう?って思って行くらしい。

昔の人は、わたしはわたしで人生があって、その中で時間を作って観に行くというのがあったんじゃないかと思う。

 
馨子:処方箋みたいだね。

 
フグ:たまに観に行くんですけど、その中で人と人の人生が交差する瞬間があるのが理想的なんですけど、スタイルとしては古いのかなって。悔しいんですけど、そういいのあるじゃないですか。
今はやっぱり「着いてこい!」っていう音楽のやり方が主流なのかなって。 
 

NG:まあ、でもそれはロックが台頭してビッグビジネスになってからずっとあるやり方なんじゃないか。
ザンパノはロック以前のやり方の音楽なのでやっぱり古いかもね。

フグ:あんまり好きじゃないんですよ。「着いてこい!」が。
 

NG:強制練習する感じが。「署まできてもらおうか!」みたいな。

フグ:田舎帰って働いてる友達がたまに会いに来てくれるみたいな、そういう出会い方、交差の仕方で音楽をやれたらいいと思う。おれは歌う、違う仕事を働く人たちがいる。それぞれが交差していくような。
 今、売れている音楽を聞くのって、ちょっと生活を放棄したいような想いの人や、職場環境に納得いかない人や鬱憤はらしたい人が音楽聞きにいく、そういう関わりはあんまり素敵じゃないなって。
 

NG:うーん、ザンパノのやっていることは現状に対するアンチテーゼでは無いんだよね。
おれも馨子も、確かに考え方が昔ライクではあると思う。その考えから出てきた発想が「春の宵に集(つど)い楽しむ」というものなので、特に連行の仕方は考えてなかったです。
とりあえずフグリも3/31は署にまで着いてきてもらおうか。
 

馨子:来てね!

フグ:行きます。

★春宵の出演者

NG:出演者について。

フグ:笹口騒音ハーモニカって誰ですか?

馨子:笹口さんてずっとTwitterのタイムラインを埋め尽くしたりあまり印象よくなかったんですけど、

 
NG:ますかむ!
 

馨子:秋田で対バンしたときにすごくよくて。おこし配りながら「東京から来たさわねです!よろしくお願いします」とか言ってたり。とても楽しかった。
 

フグ:曲は絶対ふざけないですからね。かっこいい。
 

NG:良い曲書くよね。

 
馨子:わたしは笹口さんの音楽も歌も好きだから呼びました。みてて面白いし。
 

フグ:「さわね」も純粋にやりたいからやってるんじゃないかなって思います。

馨子:おにぎりのJKの曲とか良いよね。
 

NG:あれは良い曲だ。
 

フグ:笹口さんて顔が怖いですよね。
  

フグ:sonesolo(ATLANTIS AIRPORT)さん。
 

NG:アトランティス・エアポートというポストロック/マスロック的なドラム、ベース、鍵盤の展開に女性ボーカルが絡んでいるバンドがいるんですが、そのバンドのボーカルのソネさんのソロです。
 NG的にソネさんいいなと思って。
 

フグ:NG的にとか言われてもよくわからないですね(笑)。あんまりNG的にとか言わない方がいいですよ。どっちなの?
 

馨子:タザワ式の田澤さんは、声も渋くてすごくいい。
 

NG:ナレーターもやってる方で、グッドオールドなブルースやソウルのミュージシャン。超声がいいのよ。シャウトもいいけど。

 
馨子:夜ノ魔魅はわたしの組みたいと思った楽しそうな人たちと組んだバンド。
 

NG:馨子のリーダーバンドなんです。
 

フグ:いいじゃないですか。

NG:意気込みはどうですか?

馨子:みんなご存知のことだけど、NGよりわたしの方がいいんで。よろしくお願いしまーす。

 
NG:いい?どゆこと?
 

 

フグ:負けないぞ的な。

NG:フグリの意気込みは?  


フグ:僕出ないですよ。客ですよ。
そうだな。一所懸命な、余裕のないzampanoを観たいですね。
 


NG:いつもがんばってないって言われてるみたいだ。

馨子:whaー???

(3月9日 丸の内線にて)

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ζ3/31(火)zampano企画「春宵」
@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR 
zampano
笹口騒音ハーモニカ
sonesolo(ATLANTIS AIRPORT)
タザワ式
夜ノ魔魅-YANOMAMI-

open18:30/start19:00
前売り¥2000/当日¥2300
三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
http://www.geocities.jp/xxxheavensdoorxxx/
東京都世田谷区三軒茶屋1-33-19ケイオーハロービルB1

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Prqumuyl_400x400

片岡フグリ

回想論エキスパート。 ビヨンド四畳半フォーク、煙の様に浮かんで消える、瞬間を夢想する形。 歌手、詩人、エレファントノイズカシマシ。 よろず屋デザイン何でもやるぜ→
総合INFOはこちらへどうぞ→kusomamireore@gmail.com

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2015年3月12日 (木)

気負いすぎのウジ虫やみみず腫を毎秒潰しながら

クソッ、気負いすぎだ。


今朝も嫌な気持ちで目を覚ました。
昨晩は打ち合わせが終わったあと、フライヤーを撒かなければいけないことを思い出してライブハウスを何軒か回った。火曜日だからか、やっていない箱も多くて目当てには全部撒けなかった。


 その後家に帰ってきて酒をガブガブ飲んでからリオタールの本を読みながら寝ていた。ジャン・フランソワ=リオタールはフランスのマルクス主義の哲学者で、「大きな物語の終焉」や「ポストモダン」という口にするだけでも吐き気のするテーゼを大流行させたやつだ。
 学生時代に「ポストモダン」を旗印にコピペしたような借り物の言葉を使って教授陣に質問攻めするムカつくデブ野郎がいて、そいつのことをどうしても論破したくてリオタールを図書館でイヤイヤ読んだ覚えがある。「寓意集」ってやつだ。
意外に面白かったし、なにより読みやすかった。
「大きな物語」と「ポストモダン」の関係性は音楽好きに説明するならば、ソウルミュージックとヒップホップの関係性に似ていると言えなくもないだろう。そこからは自分で考えてくれ。もちろん会ったときにこういった話をするのは歓迎する。


 そこからおれはポストモダン関連の本をボリボリ読んで「ハマって」しまった。ミイラとりがミイラというやつだ。おしゃべりインテリクソ野郎の仲間入りさ。で、おれもそのデブ野郎みたいに廊下でアダルトビデオを知的に批評したりするようになってしまった。80年代に流行ったという「ポストモダン症候群」の今なお残った奇病の一種だろう。単純な無駄でしかない。


それだけでは気がすまずとにかくポストロックやポストパンクにハマったり、さらには80年代のニューアカデミズムの旗手と呼ばれていたN沢教授に師事したりと病状は悪化の一途をたどった。


 それらのクソみたいな知的で軽薄な雰囲気は311の地震で一気に消し飛んだ。つまり馬鹿げた暇潰しだったからな。


今になって、バイト中に311の追悼のサイレンを聴いたとき、背筋がゾッとすると同時に311以前の精神を思い出した。


おれは近頃ずっとカントを読もうと奮闘していたのだが、どうにもわからない。
だったら当時よく読んでいたリオタールやボードリヤールから時代を遡っていくような読み方ならばおれにも読めるかなと思ったんだ。


結局、ポストモダンのことはおれには全然わからない。というか全然わかりたくなかった。それは何かしら醜さや愚かさを言い当てられているようでそれがイライラくるからかもしれない。


学生時代、マジでもっと勉強すればよかったとかどうしても思ってしまうが、後悔しても無駄だ。
 今、やっと学びたいと思えたのだから、毎秒思考停止に陥ろうとする自分を釘で刺しながら、ウジ虫やみみず腫を潰すようにして考えを反芻しつつ皿を洗ったりするしかない。



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アルコール中毒の友人に

 バキバキに気持ちをさらけ出していくぜ。

 今日は一日、夜まで時間労働のはずだった。バイト先の同僚が不慮の事態で昨日から入院したんだ。おれはそいつのことが好きでもあり嫌いでもあるんだが、本当に腹立たしい様々な状況で、同僚のために一肌脱ぐこととになっていた。理由と原因はおれにあるんだ。

 とは言えおれは嫌な気持ちだった。正直に言うならば。なぜならおれはどんな人道的、命がけ的、倫理的、絶対的な理由があろうともどんな場面で状況であろうとも、絶対に自分の作品制作を優先させようと決めていたからだ。それが例えば自分にとってかけがえの無い友人の境地であっても。もしも家族だったとしも、最愛の人だったとしても。

 それでもおれの同僚であり友人の対応の方がどう考えても一枚上手だった。おれは前々から今日という日の夜を出勤しないつもりだったんだ。それでも同僚のためにおれは休みを返上して出勤すると確かに言った。急な事態で、しかもかなりの重態だったんだ。でも同僚のTはおれの申し出も無視して今日の夜を休みにしてくれた。日本的な行動だよな、でもおれがどんな行動原則で生きているか、何のためにどう行動するかを配慮して休みにしてくれたのだと思う。
 
 本当にありがたかったし、なんていったらいいかわからない。今日はおれは驢馬のPVの打ち合わせだったんだ。もちろん、おれがいなくても打ち合わせだったらうまくいくかもしれない。でもおれは今日の打ち合わせに参加できなかったらあらゆる意味で後悔しただろう。

 監督のヤヒコザワは今までの驢馬のビデオをずっと撮ってくれてる男だ。そしておれの大学時代からの友人だ。ある意味で同じ釜の飯を食った同輩で、やつと友情以上の理由でプロジェクトを供にできるのを誇りに思っている。
 
 壺に関しては今この記事でなにかを言うつもりは無いが、奴は作品制作に総てを捧げているし、誰よりも作品のヴィジョンを持っている。それ以上なにか必要なものがあるのか?

おれは別に席を外してもよかったし、二人だけでもいいアイデアは出ただろう。

でもそういうことじゃないんだ。おれは作品のアイデアが産まれる瞬間を供にしなければ、そして一枚噛まなかったら、何のために存在しているんだ?おれの生きている意味は作品すべてに集約しているんだ。
優れたクリエイター達に囲まれている、それでも自分自身の精神とオピニオンを持ってアイデアを産みたいんだ。立ち会いたいんだ。それこそ本当に喜びなんだよ。

 友人であり同僚、その本人が入院しているにも関わらず、おれの意思と人生を尊重してくれたTに感謝の気持ちを感じた。ありがとう。


おれはこの感謝の気持ちを出勤協力や労働の売上貢献で返答する気持ちは一切ない。驢馬の次のミュージックビデオの良さと感動でしか答える気はない。

 おい、笑いたかったら笑えよ。おれはどうしてもそういった配慮を無視できないし、それ以上に自分の野望を隠せない。さらにはこんな風に思っている気持ちですら隠せないやつだ。



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2015年3月11日 (水)

市民ゾンビ

 足の怪我はだいぶん治った。だから働くときにも従来通り動けるし、なによりライブのときに思う存分歩きまわったり飛び跳ねたりできる!それが嬉しい。

 ただ、寝込んで臥せっているときに妄執的に取り憑かれた考えは相変わらず振り払うことができないでいる。
なぜ働いているのか?とか、自分は常に大嘘つきで周りの人間を騙しながら生きている、とかだ。

 インターネット上にこういった病んでるぽい発言をアップロードする記事は、「メンヘラブログ」という。敢えてメンヘラブログと言われてもかまわないという態度で行こう。

自分は周囲から「メンヘラ」と呼ばれること、そう思われることを大変に怖れていたようだ。そうして自意識過剰にメンヘラを怖れることそのものが既にメンヘラ的だ。(メンヘラとは良くない言葉なので知らない人は特に調べなくてよいです)

それにそういうこと、例えば「宇宙とはなにか」ということをおれは考えないようにしていた。そんなことを考えていたら毎日の労働に支障が出るし、音楽活動にも支障がでそうだから避けていたのだ。

 しかしそういった態度を反省した。本当に興味のある疑問から目を背けているから、日常生活のなかで嘘をつくようになるのだ。今まで音楽を続けるために処世術のようにして得てきた仮面的態度を己から剥ぎ取りたい。問いがあるなら問い続けるべきだ。愚かだと言われようと、メンヘラだと思われようと、疑問があり、苦痛があるなら抱えて格闘すべきだ。歯食いしばって悩みながら生きるべきだ、と自分に対しておもうのだ。

 本当は思っているのに疑問のないふりをやめる。

 そう言いながら今日も出勤するのはただただ憂鬱でしかないが、嫌だ嫌だと言って布団に閉じ籠っているより、呪詛のように問いを続けながら時間労働するほうがまだいいような気がした。

耳孔にねじ込んだカナルイヤフォンからはポップグループのCITIZEN ZOMBIEが流れている。クソみたいな気持ちにぴったりだった。


Citizen zombie
Citizen zombie
Citizen zombie
Citizen zombie
市民ゾンビ

Bowed in devotion to the neon gods they made
自ら造ったネオンの神々に膝まづく
A savage messiah that we'll never save
野生のメシアなど望まない

Citizen zombie
Citizen zombie
Citizen zombie
Citizen zombie
市民ゾンビ

With your factory formed opinions
レディメイドの意見主張
And your tabloid minds
おまえの週刊誌頭脳

Citizen zombie
Citizen zombie
Citizen zombie
Citizen zombie
市民ゾンビ

Like a bad, bad, robot spinning out of control
Like a bad, bad, robot spinning out of control
最悪だ、暴走した操り人形のよう
Do you have no pride?
プライドはないのだろう?
Do you have no soul?
ソウルもないだろう?

Citizen zombie
Citizen zombie
Citizen zombie
Citizen zombie
市民ゾンビ

Out here on the perimeter,
こんな周縁の外側においては
nobody can hear you scream
誰もおまえの叫びを聴かないだろう
A-lah lah lah lah lah lah lah,
ララララララララ
a dictator's wet dream
独裁者の夢精

Like a bad, bad, robot spinning out of control
最悪だ、暴走した操り人形のよう



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2015年3月10日 (火)

IV-Butterfly- zampano feat. Fuck-E

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-Butterfly- zampano feat. Fuck-E

歌 馨子
ギター NG
ドラムとラップ Fuck-E

撮影 根津幹雄
録音 新田 from FANTUM+48V
制作 10signTV
3/31(火)zampano企画「春宵」
@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
zampano
笹口騒音ハーモニカ
sonesolo(ATLANTIS AIRPORT)
タザワ式
夜ノ魔魅-YANOMAMI-

open18:30/start19:00
前売り¥2000/当日¥2300

三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
http://www.geocities.jp/xxxheavensdoo...
東京都世田谷区三軒茶屋1-33-19ケイオーハロービルB1

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2015年3月 8日 (日)

哺乳類の巡礼

 足の捻挫した怪我はだいぶ良くなってきて松葉杖無しでも歩けるようになった。

 その間にzampanoのライブが二回あって、足を引き摺った男がステージに座る様が見れたろう。、足を怪我して、普段の自分が大きな体格を持て余したり振り回したりしすぎだと実感した。
動けないとさまざまなことが思うようにできない。だから事に先んじて頭を使って最小限の動きで解決するしかない。しかしそれができるのならば別に事足りるのだ。だったら今までのおれの走り回ったり暴れまわったり(笑)してやったことはなんだったのだ??
 おれはただ走り回ったり暴れまわったりするのが好きだったという結論に至った。

 次第に足が回復し、時間労働にも復帰した。誰かに気づかわれたり心配されたり仕事ができないことは拷問的に鬱屈が溜まる。すべては怪我によることであり、責がどこにあるわけでもない。だがおれは働けない自分を非常に恥じていた。
こういう精神を労働自我と呼ぼう。労働自我は快活に責任をもって元気よく笑顔で働くことを要求する。職場の空気を読んで冗談を言ったり、時には無理をして大きな声を出したり、あまつさえ残業したりする。

 怪我をしていると、自分自身の考えとこの労働自我のオーダーする行動が相当に矛盾していることをひたすら自覚する羽目になる。

 例えば怪我をした自分が「悪い」と明言し、恥じ入った恐縮した振る舞いをする。時間外残業を買って出たり、おれの怪我の経緯をおもしろおかしく話したり(ライブの模様がパンク雑誌に載るかもしれないので暴れてステージから転落した等)する。

 だが本心は微塵も自分のことを「悪い」などとは思っていない。この件に関しては誰も悪くはないが強いて言うならば怪我をさせたこの「世界」が悪いと思っている。本当は一刻もはやく帰って寝たい!そっちの方が回復するだろう。怪我の経緯に関しては脚色である。当日はライブ前に捻挫したのだ(怪我したタイミング以外は事実)。この嘘つき!先生!!!!

 こうした行動はすべて「労働自我」というような働くために創作されたおれの中の人格がオーダーする行動であって、おれ自身の執るべき執りたい行動とはいささか矛盾しているし、その創作された「労働自我」自体も働くことにおいてちゃんと機能しているかどうかは疑わしい。
 
 とにかくこのような虚偽のムナシイ行動をとるよりも少しでも自分自身の本心で常にいたい。それが今できていないのが嫌だ。
嫌だと言ってもなんだかなんの解決にもなっていないが。

 そんな矛盾した思考状態でいると、歩けなくなったことは却って良かったとすら思う。



       ★ ★ ★
 


 火曜日のzampanoのライブの最後に馨子がヴォイスでソロをとるvaginaという曲があって、馨子はその曲中に突然アドリブに開眼したかのような長いソロをとった。音程・音色ともに聴いたこともないようなものだった。非常に美しかったが、そのソロをとっている間じゅうバッキングしていたおれは知らない生き物に海中に拐われてどんどん深い水の底に潜っていくような思いだった。

 まるで息ができない感覚だった。潜水してプールを25メートル泳いで水面に上がろうとしたらターンを強制されて50メートル泳がなければいけない、それが75、100、250、500…と堆積していく感覚があった。あまりにも苦しく途中でなんとか終わりに持っていったがあのまま続けていたら…と想像するにゾッとする。

 その後はどうにも酒を飲まずにはいられず、何杯もアルコールをあおり、ライブハウスを出て家に帰ったはずが何故だか小平にいた。とにかく自暴自棄になっていた。雨が降っていたが駅前のベンチに腰かけてなぜかずっとそこにいた。

 
 これまでももうダメだと思ったことは何度もあった。その度になにかしらの続けていく理由や今だけ立ち上がる理由を見つけてはなんとかここまできたのだった。

馨子は本当にふざけた素行や態度が悪く、ガキなんだが、歌は歌えるのだった。

もうそこに賭けるしかない。

今までもずいぶん賭けてきたのだ。

それでもおれは今やっている。しかも音楽をできることが嬉しくて仕方ない。
その事実を認めるしかなかった。



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2015年3月 3日 (火)

全然不埒なギタリスト

 松葉杖をつきながら歩いている。全然慣れないから歩き辛いし不自然だ。労働は皿を洗ったり、動かないでできるような仕込み作業が主になってくるから、特におれのような体を動かしてナンボというアルバイトにおいては役立たずという他ない。

 健康じゃなければできないようなことばかりだが、それは特に意味のないどうでもいいことだ。と思うようになった。身体を動かしまくっていてよくよく考えてなかったようなことに多く思いあたり、止まっているがゆえに考えることができる。それは存外に楽しい!
仕事が早引けになるので(要するに人件費をかっとしているのだが)動けないし、溜まっていた積んどいた本を読める。だがまったく溜めた量が多すぎて、これを読み終わるには入院するか、牢獄に幽閉されなければ不可能だろう。

働くのが好きだと思っていたが、否、ヘドがでるほど嫌だ。エリック・ホッファにはほど遠いのだった。ホッファも10ヶ月働いて金を溜め、2ヶ月は図書館にこもって本を読んだという。
おれは俗人の極みなので、運動、労働していると瞬時に思考停止して、働くのが好きなような気がしてしまう。なんのために今こうしているか、簡単に忘れてしまう。
働く良さや効能を並べ立てるが、おれなど働いている部類に入らない。趣味でバイトしている学生以下の意識の持ち主だ。

 ギターを弾いているときは思考が止まない。おれはギタリストのくせにギターを弾いているときはまったく別のことしか考えていない。ギターのことは考えていない。酔っぱらうこととはなんなのか、人間の過ごす余暇の虚しさとか、生き死ぬこととか、自分自身にとって重要に思われることだけを考えながらギターを弾いている。だからよく間違えるのかもしれない。
 全然そのことが良いとは思わないが、ギターや音楽のことを真剣にずっと考えるギタリストに自分はなる必要はないと思ってる。そういう人は他にたくさんいるからその人たちにやってもらうとして、おれはなるべく簡単なフレーズと行き当たりバッタリでギターのことは忘れて個人として考えたいことを考えながら弾こう。
誰にも奨めないし、そんなことをしてるやつがいたらたぶんムカつくだろうが、もうそうわかってしまったんだから仕方ない。やるしかない。

あとギターは足を怪我していても関係なく弾けるのでやはり最高の職業のように思えた。



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2015年3月 1日 (日)

二月のフリーター 足を挫いた

二月のフリーター
足を挫いた
もう無理か?

 ライブハウスに行く途中、足を捻挫してしまった。リハーサルの時はまだましだったんだが、本番までに立って歩けないほど痛んできて、捻挫の先輩である福井くんにテーピングテープを買ってきてもらい、ガチガチにテーピングした。まるで赤木キャプテンではないか。「いいからテーピングだ!」というやつだ。楽屋でテーピングしていたら対バンのバンドの可愛い女の子風の人たちが口論をはじめて閉口した。

「ダメダメダメダメ!絶対ダメ!あいつと別れるって言ったじゃない?!なんでなの?わたしに約束して!」

「でもでもだって…!今日は大事な日だし…LINEのメッセージ優しかったし…」

「なーんで?!!わからないの??!あいつはそうやって優しいふりして結局あなたを傷つけてきたじゃない!?!」

「でも!でも!でも!でも!」

JK風の人たちが喧嘩してる真後ろでは真っ黒いスーツのサングラスオールバックのグレた男が靴下を捲り上げて、痛みを堪えながらテーピングしていた。かなり奇っ怪な図であろう。想像すると面白い。実際にはおれは捻挫した足の治療でそれどころではなかった。
JK清楚風のガキどもがはやく出ていけばいいのにとは思ったが、向こうもオッサンはやく出てけよと思ったろう。こういうのを不運と呼ぶ。

ライブはなんとか立ってできた。だが、終わったらもう歩くことすらできなくなっていた。

驢馬と狂気のライブのとき以外はお客さんは盛況で若い女の子と男の子がたくさんいた。
 誰も彼もが、男子に騙される演劇も含めガーリーな世界をバキバキ構築してる風な女子と、ガーリー界の登場人物として浅はかずる賢いセックスをしそうな優しげ男子諸君に見えた。それはただの楽屋の印象からであろう。手元のサンプルだけで人を簡単に判断してはいけないが、とは言え退屈なときは簡単に判断したほうが楽しいこともある。
あと会場にいたのはヨクワカラナイオッサンたち。ただこの場合驢馬もヨクワカラナイオッサンマイノリティグループに入れられてしまうだろう。

 知り合いのカメラマンが来てくれて驢馬のライブを撮影してくれた。カメラマンさんはGISMのTシャツを着ていてみるからにHCPな感じで浮いていたが、驢馬もUHCSな感じで隅っこの方にいた。

狂気バネが通りかかる度に「Yo!」「Hey,どうしたんだ?!」と必死な目で気さくに話しかけてきたが、無反応な感じの対応しかできなかった。別にバネにムカついてたわけではなく、足が痛かったのだ。

 帰るときにもうほとんど進めないくらいに歩けなくなっているおれに福井とカツヤさんが付き合ってくれた。ライブの衣装のまま(痛くて着替えられなかったのだ)サングラスをかけ足を引き摺り傘を杖代わりに苦悶の表情で歩くおれは、小出くん曰く「人生の放埒の限りを尽くして、足を悪くした盲目のブルーズマン」のようだったという。そいつが駅前のネオンの中をひょこひょこ歩いていくのはちょっと面白かったろう。

 福井は捻挫の先輩としていろいろアドバイスをくれた。曰く、冷やすこと、炎症をとめること、たぶん松葉杖を整骨院か整形外科で借りた方がいいこと。福井は捻挫で松葉杖をつきながら東北ツアーを回ったことがあって、捻挫してみてはじめてすげえなと思った。

カツヤさんはあらゆる場面で手を貸してくれ、おれがひとりで歩こうとすると、横で「片足が動かないとはどういう状態だろう?こうかな?こうかな?」と真剣に足を引き摺ってみたり「これは大変だ」と納得したりしててカツヤさんらしいなと思った。思慮深い男なんだ。

なんとか家に帰ったおれは部屋の中に倒れ伏してしまった。職場に電話して
「すいません、捻挫してしまって足が動かないので明日は休ませてください。病院に行ってきます」と言った。
「大丈夫ですか?いったいどうしたんですか?」と尋ねられ
「ライブ中ステージから転げ落ちて足を捻挫しました。」というどうにも中途半端な嘘をついた。
 こんな嘘ついてもつかなくても変わらないが、ただ「路上で突然転び捻挫して、その後ライブをやって悪化し、最終的に歩けなくなった」という正確な説明はここ日本国では求められておらず、ワカリヅライ言い訳を重ねる馬鹿だと思われるのがオチだ。弁解を封殺する悪しき風潮に荷担した自分を恥じたが、目下はとにかく休んで足を回復させなければならない。
読者諸賢もおれの職場に行って「あの人嘘ついてます、本当はステージで転げ落ちたんじゃありません!!嘘つき!もっと地味でマヌケなくせに」などとは言ってはならない。



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