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2014年8月26日 (火)

夏休みの日記の書き方

 立て続けにレコーディングがあった。とはいえ、おれはDick Sucking Fool At Pussy Licking Schoolさんと直江さんの音源のミックスを終わらせてないのにいいのか???(よくない)
 ミックスはやれてないのに、レコーディングはどんどん進んでゆく。まるで夏休みが終わってから日記を書いている小学生みたいに。まるでじゃないか。まさに今それだ。
 おれは夏休みの日記は終わるまで一日も書かないで、終わってからまとめて全部書くスタイルの作家だった。だからある一日に博物館に行ったとするじゃん、するとそのアクセントになるような一日の内容を三日間くらいに引き延ばして書く、というような卑怯な書き方をする小学生だったんだ。


×月×日×曜日
きょうははくぶつかんにいった。やはりさんようちゅうはすごい。さんようちゅうとかせきにしかきょうみないのでそこからうごかなかった。アンモナイトがほしい。

×月×日×曜日
はくぶつかんのことをおもいだした。にかいではマヤぶんめいてんをやっていた。ミイラのえはあるのにほんもののミイラはなかった。ふざけんな。ぼくはミイラにはずがいこつにあながあいていたことをしっている。たましいをにがすためなのかたましいがにげないようにだったのかはわすれた。ミイラはしょうじょだったようだ。
 
 
×月×日×曜日
ぼくはきょうりゅうのなかでははげてずつきをするきょうりゅうがいちばんすきだけどなまえがおもいだせない。おかあさんにおぼえておくようにいったのにおかあさんはまったくおぼえていなかった。でもずかんがあるのでそれをみればなまえはわかるのだ。ずかんをみてもぼくはさんようちゅうをさがしてしまう。さんようちゅうとかぶとがにのちがいはなんだろう。かぶとがにはたべてもいいけどさんようちゅうはきちょうだからたべてはだめだ。

×月×日×曜日
なわとびをした。ほんとうはドラクエかサッカーをしたかったのだが、ドラクエはもっていなかった。サッカーボールはぶんなげておがわくんのがんめんにぶつけたらおがわくんは「ハンドだからレッドカードだ」といってかおをまっかにしておこった。おこるとかおがまっかになるからタコのおがわとよばれている。ぼくはいしざかくんのがんめんブロックがすきだ。サッカーボールはとりあげられた。なわとびはきらいだ。


まず一日目は本当にあったことを書いているのだが、あえてそれを一日の欄に全部書こうとせずに出し惜しみしているのがセコい。

二日目は「おもいだした」とか言って一日目の内容をさも当然のように引き延ばしている。小学生の感動があふれて一日目の枠をはみだしても大人は許すだろうと言う小癪な発想だ。生意気なガキである。

三日目に至ってはもはや引き延ばす言い訳すらしていない。「感動の内容を引き延ばすのは当然」という態度である。クソガキが。というかこいつは興味のあることにしか興味がないようだ。なのに好きな恐竜の名前をお母さんに覚えさせるなよ。お母さんは外付けハードディスクじゃねえ。ちなみに頭突きをする恐竜はパキケファロサウルスと言う。ベースのカツヤさんが教えてくれた。
 
四日目に至っては創作である。たしかにおがわくんは実在する(おがわくんごめん)が、ボールを顔面に投げつけてはいない。イマジネーションだ。なわとびをしたのは本当だが、それは夏休みになって二学期の課題でなわとびが指定されたからであって、時間軸としては夏休みのことではない。創作するときはこうして現実に起こったことや、自分の願望をテコにして論を展開するとリアリティが増す。
みんなも参考にして夏休みの日記をがんばってくれい。





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2014年8月20日 (水)

L.A.から来たスチームパンク/グラインダー火花の午前零時

 今日の日替わりのスパゲティはほうれん草とベーコンのガーリックオイルのパスタだった。
おれは遅入りで、店に着くといつもよりスタッフが少ない。ひとり忌引きで実家に帰ってしまったんだと。だから店はぐちゃぐちゃになりかけていた。
 ひさびさにキッチンの仕込みを手伝った。クレームブリュレ???なんてレシピがうろ覚えだ。でもおれしか作れる奴がいなかった。だいたいおれはそんなもん食べたことがない。
 チンバリのエスプレッソマシーンが唸りをあげて蒸気を吹き上げている。おれの大嫌いだったカフェラッテもいつしかハートマークが描けるくらいになったのだが、慣れ親しんだエスプレッソマシーンは老朽化で引退。代わりにやってきたのは階段の下で埃を被っていたセミオートのチンバリだった。
 こいつは華やかなりし時代の忘れ形見。なんとうちの系列店が米国のロス・アンジェルスとかいう都市に進出していたときのモノで引き揚げるときに日本に連れ帰られたという。「引き揚げ」という表現、おれは好きだな。
 そしてアメリカ人はエスプレッソマシーンの〆方を知らなかったらしい。そいつを封印から解いたとき、たぶん10年以上前の珈琲豆がボロッと落ちてきてびっくりした。
L.A.から来たエスプレッソマシーンは保温機能が少しイカレているらしく、水温が上昇し続けて蒸気を吐き散らしている。たまにスチーマーをつけて正しい噴出口から蒸気を吐き出してやらないといけない。だから店内には時折白い水蒸気がもうもうと立ちこめていた。いつか爆発するんじゃないか。スチームパンクなマシーンなんだ。全体、変な店なんだよ。
ディナーは今度はホールが誰もいないと言うからライブハウスの入り時間を遅らせてもらって序盤だけ手伝っていた。この夜はおれがかつて働いていたFOURTH FLOORという箱の常連さんたちが一同に会するイベントだったから、一刻もはやく行きたかったのに。
 遅れて渋谷に着いた。マークシティの近くのNO STYLEという店で、普段はクラブのようだった。おれが一番観たかったHALBACHの三浦モトムさんのソロライブは終わってしまっていた。モトムさんはグラインダー(わかる?チェーンソーみたいな奴だよ)で鉄を切っていたらしい。クソ観たかった。
 短波ラジオの直江さんの演奏には間に合った。一番使い慣れていないラジオだったらしいが、素晴らしい演奏。最後にラジオのエフェクトと轟音ノイズの海の波濤の合間に何かが聞こえてきた。
擬音と文章で再現を試みるとこんな感じだ。
NCM_1097_1.JPG

(ラジオノイズ)ビギビギビギギギギ「……………果てしない (ない ない ない ない ない (ディレイがかかっています))………」
バヤラバリバリビギギサガギギギ
「……あの…雲のかなたへ (たへ たへ たへ たへ たへ )…」
ズギュゴゴゴゴゴバリバリバリ!!!!
「………………私を連れて行って (って って って って)……」
ギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオン!!!
ババババパバ!!
「その手を…離さないでね…(でね でね でね でね)……………」
バギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギ!!!!!

何かと思ったらSPEEDの「White Love」カバー演奏だったらしい。
この空間で「スピードのホワイトラブ」という単語をルー・リードのニット帽で言われると新しい麻薬の賛歌のようにしか聞こえないのだった。歌詞にもかなり悟りを感じるなあ。

NCM_1100_1.JPG
もぐらか迷子さんというもぐらの着ぐるみを着た男性の可愛い自作曲の演奏も素晴らしかった。馨子によるとあれはもぐらじゃなくて猪だという。おれはつくづく変わったところでしかバイトをしてないと思う。

 FOURTH FLOORの奇人博覧会の大トリはなぜだかzampanoだった。もう終電はない。帰って寝たいギグはおしまいという曲をやる。
モトムさんにせがんでzampano feat.三浦モトムでvaginaを演奏。zampanoにモトムさんのグラインダーから飛び散る火花が加わってものすごい轟音に呼応した馨子が奇声をあげていた。やればできる子ですね。おれは火花を後ろから浴びて、お客さんから観たときにギターから火花がでているように見えないか試した。どう見えたのかは知らない。
ライブが終わった後、鉄の焦げ付いたきな臭い匂い、まるで花火の後みたいだった。クラブなんだかライブハウスなんだかよくわからない地下室は煙が立ちこめてその煙がエアコンに冷やされ地面の方に滞留している。


もうすぐ夏が終わるのだ。





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2014年8月18日 (月)

茄子とベーコンのスパイシークリームパスタ

 今日は時間労働。日替わりのパスタは茄子とベーコンのスパイシークリームソースで、肉料理は鶏もも肉の香草パン粉焼き、魚はサーモンのソテーのレモンバターソースだった。
おれのバイトしているレストラン、お盆時期はめちゃくちゃに混んでたのに今日は暇だった。おれは驢馬フェスのとき休んでたから入れ替わりにお盆はずっと労働だったんだ。

 今日はランチだけで終わりで後は終日事務作業だった。帰りにブックオフに寄って、作業中かけっぱなしにしようと思って「チカーノ・ギャングスタ」というDVDを買った。500¥。おれはチカーノの文化に興味があるんだ。

 CDを買ったり、音楽を聴きながら帰ろうかとも思ったけど最近は音楽はあまり聴いてないんだ。なぜだかな。街の中で音楽を聴くよりは蝉だとか突然やってくる雨のクソうるさいピンクノイズに耳を傾けた方が今を楽しんでる気がする。
帰って、窓を開け放したままパソコンの前に座って、チカーノ・ギャングスタのドキュメンタリーを観た。あんまり面白くなかった。パチューコと呼ばれるズートスーツを着たゴロツキチンピラの姿を観たかったのだが、ドキュメンタリーに現れたチカーノたちはニュースクールなオーバーサイズのTシャツにキャップを被った連中だった。
 撮影クルーが参加を許されたチカーノの集会、薄ら暗い怖いところじゃなく、カフェ・ベローチェみたいな照明の明るいスペースで行われていたのが興味深い。そんなジジババが集まりそうな公民館的なオープンスペースでさっきまでスピーチをしていたリーダーが突然刺された。本当に人殺しをなんとも思ってない人たちの街なんだ。
 あと、ティファナに来た46歳になるチカーノ・ギャングが「盗んだ車を売ろうとこの街にきたんだけど、その車が盗まれちゃったよ」とインタビューに答えていたのがウケた。





8/18(月)驢馬@東高円寺二万電圧

THE BUTALIN+VWVW presents
奇病X -盆踊りだけがナツじゃない!!-
THE BUTALIN
VWVW
驢馬
黄金狂時代
はう
RUIN
DJ:Ian Martin
O18:00/S18:30
A1500/D2000



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2014年8月16日 (土)

バカヤローとコノヤロー

 おれは今高円寺でライブハウスのオープンを待ってる。雨は止んで、積層した雲が夕方の波長で青からしだいに紫がかってきた。
 昨晩はロフトでzampanoのライブだった。おれが推薦したバカヤロー列伝&ザ・コノヤローズというバンドと飲んでた。このバンドのボーカルの哲という男は真面目すぎるがステージでは獣になる男。なんとなく松田優作を芋にした感じのやつだよ。
昨晩のMCでおれはかつてロフトのバースペースを燃やしたことを言ってしまった。大丈夫だったのか?
昨晩のMCで柳沢さんが
「おれは普段家でハードコアとか聴かないんだけど、ハードコアの人が「真の敵は自分自身、己に勝て」みたいなことを言うのが、柔道部出身の自分に響いたんだと思います」と言ってた。
ああ、だから驢馬を好きになってもらえたんだなあ、と思いました。

 おれのアホバカフラレ裏切られ話は打ち上げの格好の話題となり、同級生であるミッキー(福岡帰りで駆けつけてくれた)は、予想通り盛大にバカにしてくれるわ、バカヤローの後輩たちは
「多分NG兄貴がコンビニに行った瞬間「あの先輩空気読めんじゃん」ってなったんじゃないすか?!!(笑)」
とか言っておれを喜ばせてくれた。

 今夜はTheうんこという極上のブルースデュオと対バンする。ふざけてると思ってるだろ?本当にすごいブルースなんだよ。観に来たらいいんじゃない。



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2014年8月15日 (金)

she broght me gasoline

IMG_20121106_164845_1.jpg 
朝起きたら、連絡が来てた。LINEというやつだ。おれはLINEが嫌いなんだ。ろくな知らせがないからな。いつかやめようと思ってる。
 昨晩はおれを待ってる間に男の一人が警察に職質されてとっつかまって解散になったらしい。なんでつかまってるんだ?危険ドラッグでも持ってたのか?おんもでハーブでもキメてたのか??

ともかくおれの情けない感じの夜の真相はそういうことだったらしい。
まあまあ疑問は残るけど、それ以上問いただしたりするのはやめた。ネガティブもやめだ。おれはとりあえず朝の腕立て伏せを20回だけやってぼんやりしたのだ。

 近ごろの夜は警官をよく見かける。何年か前はガキが夜遊んでても警察が首を突っ込んでくることは少なかった。数年前より格段に幅を利かせてるんだ。昨日一緒に飲もうとしてたガキどもは未成年だったから色々問題があったのかもな。でもおれが見た感じ彼らはソフトドリンクしか飲んでなかったけど。

もういいや。と思った。昨夜の記事を見返すとびっくりするくらいネガティブだし、しかもなんか原因が愚かで情けなくてそれにも驚く。どうやら精神が弱ってるみたいだな。何もかも良いような気がしてたやつが、いきなりカードが全部裏返るみたいにネガティブになることってあるよな。今、そんなときみたいだ。

例えば巡り合わせが悪くて、女性や子どもから無碍に扱われても、それは運命だ。おれは何も悪いことしてないのにyou don’t treat me rightだってハウリンウルフも言ってたし。I quit youだよ。ハウリンウルフといば
「i ask for water, she broght me gasoline」
という名言があって、これは直訳の「おれが水を頼んだら、彼女はガソリンをくれた」という意味でいいのかどうか、計り知れないな。もっと何か深淵な隠微な意味があるのかな?
他にも「おれの部屋は大鋸屑でいっぱい」とか(オナニーのことをいってるのか?それとも事後のことか?ハウリンウルフが女性をケアするとは思えないけどな)、南部の英語に詳しい人がいたら教えてください。

つまりそういうわけでNGはガソリンをしこたま飲まされてテイルドラッガーかつバックドアマンな気分だぜ。イェ!


今夜は新宿ロフトでzampanoでライブだから観においでよ。18時半から一番手。

NGはボーンアンダーバッドサインなので、バッドラックな時ほどブルージーないいギターを弾くのさ。最高にブルーな音が出る気がするぜ。イェ!


8/15(金)@新宿LOFT【ロフトノススメ】
出演:バカヤロー列伝&ザ・コノヤローズ/zampano/ホワイトルーザー/遠井地下道(from-イギリス人)
/OP18:00/ST18:30/ADV\2300/DOOR\2500



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ゴミ以下の気分



おれは今吉祥寺の駅にいるんだ。

どうやらひとりのようだ。

朝から夜まで通しでバイトが終わった後、後輩から飲みに誘われた。
だけどおれはどうやらそこへ行っちゃいけなかったみたいなんだ。バイト先の仲間が他の職場のやつを迎えに行くと言って、その間に外でずっと待ってると言うから、おれは気を利かせたつもりで後輩に酒を買いにコンビニに行った。で、帰ってきたら誰もいなかったというわけだ。誰とも連絡がつかないし。
マジかよって感じ。
こんなことやったこともやられたこともなかったからな。おれの危機管理意識とか見る目がなかったんだなとしか言えない。

初めての気分。
 
でもそんなに初めてじゃないか。

おれは最近、デートの約束を取りつけても簡単にすっぽかされるんだ。

ずいぶんと安くなったもんだ。

本当にゴミ以下の気分だよ。

もしおれに会いたくないならどうかハッキリとそう言ってほしい。

でもそんなことは世の中にはないんだ。


ただただ、あいつには正直ウンザリだと陰で想われているだけなんだろう。

でもそんなことで卑屈になったら負けだと思うし、人に疎まれたから人を憎んだり 、人に無関心になるような、単純なことをしたらおれが今まで生きてきたやってきたことを否定することになるだろ。


だからしないよ。


 ただただ自分が間抜けだったと言うしかない。


笑ってくれよな



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