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2014年5月28日 (水)

ピアノの似合う木目と漆喰の壁

 ピアノを買った。

 電子ピアノというやつだけど。88鍵あってタッチが重いやつだ。31日の荻窪ちゃぶ久cafeで馨子と大坪洋輔、福井遙介、NGの四人でライブするときに使おうと思ってる。
驢馬とzampanoの東北ツアーがあった五月。知っての通り先月に彼女と別れたおれはもう休日なんて必要ないと思って、ツアー以外の日は休まずに働き続けたんだ。ライブない日はもちろん、ライブのある日も朝バイト行って、夜ライブやって、深夜から朝まで飲んで、そのまま朝バイト行って、また夜ライブやってという毎日を繰り返してた。そしたら二回のツアーを経た後にライブが5連続あった最後の日、25日のBAD ATTACKレコ発企画の日に体調が極悪になってしまった。ライブはもちろんバキバキにかましたつもりだけれど、NGともあろうものが打ち上げに出れないほどに疲弊していて、そのまま退散してしまった。

 次の日もバイトだったけれど、帰って寝たらわりと元気になった。ようするに睡眠不足だったんだな。客も来ないし早めに上がって、今日が給料日だということに気づいた。
四月からまったく休まず働いたおかげで思ったより多くの給料が口座に入っていたんだ。だからおれはその場で金を下ろして楽器屋に行ってピアノを買ったというわけ。
おいおい。そんな大きな買い物をしたらさんざん働いた意味ないんじゃないか?いや、いいんだ。音楽のために生きてるんだよ。音楽ではなかなかうまく稼げないけど、活動するそのために時間を切り売りして労働してるし、ずっとピアノを買おうと思っていたんだから。

 リハーサルのためにちゃぶ久に行って買ったばかりの電子ピアノをセッティングして弾いてみた。ちゃぶ久cafeの木目調の壁にピアノは似合っていた。福井がやってきたから福井にガットギターを弾かせておれのピアノとセッションする。福井はガットギターだと、とんでもなくナイーブな音色でコンテンポラリーなフレーズを弾くんだ。福井は「おれの本来の優しさがにじみ出ちゃってるからな」と言った。アホが。
風が強くて雨が降りそうだった。お客さんが一組入ってきておれらのどうしようもないセッションを聴いていった。おれは横浜HONKEYTONKBLUESを弾いて唄った。ピアノで唯一弾ける曲だ。どうしようもない演奏だった。

 大坪洋輔の曲、驢馬でやっていないような曲でピアノを弾く。流れ星やペンギンがどうしたこうしたという曲。曲の主題はともかくとしてユーラシア大陸みたいな雰囲気がする。大坪の曲にはピアノやガットギターといった優しげなクラシックな楽器がよく似合う。極悪惑星ベジータ王子のくせに何故なんだろうか?
おれはギターでは弾けないような低音域と高音域の和音をガーンと弾いた。幸せだった。素晴らしい曲に合った音色を奏で素晴らしさを輝かせること以外に幸せなどないのだ。おれにはね。
 福井はパーカッションで複雑なリズムを叩いて彩りを添える。おれはピアノになるとギター以上にリズムが弱いからあいつに頼るしかない。

 最近家を探している馨子は遅れて打ち合わせにやってきて、ちゃぶ久cafeで一曲唄っていった。偶然居合わせたお客さんたちがとても喜んで聴いていった。外にでると雨だった。予兆だ。
大坪は自転車で先にスタジオに行った。パンクスは傘をささない。
おれも福井も傘は持っていなかったけれど。

この四人でやるライブは5/31に荻窪のちゃぶ久cafeでやる。八時から。投げ銭だから気軽に聴きに来てくれ。最初は馨子が歌って、次に大坪洋輔が唄うよ。
福井はパーカッションやったりおれのガットギターを弾いたりするし、おれはzampanoの曲ではガットギター、大坪洋輔の曲ではピアノを弾こうと思ってる。ちょっとびっくりするくらい良い音楽に仕上がりつつあるよ。zampanoはよくカフェでやってるからわかるけど驢馬はだいじょうぶ?と思ってるだろ。でも驢馬の連中ってじつはカフェでコーヒーを飲んで黙って宙をみてるような温和しい物静かなやつらなんだと思うよ。おれ以外はね。だから木目調と漆喰の落ち着いた雰囲気に意外と合うんだよ。個人的な表現が聴きたい方には是非おすすめだと思う。
きっと来てくれよ。



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