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2014年2月 6日 (木)

鍵穴の凍りついた夜

4日、火曜日。
 レストランの時間労働をしていたら雪が降ってきた。一年と少し前、おれは雪の降る日に今働いている公園の近くのレストランに面接に来たのだ。もう一年が経った。

 驢馬のCDが全国発売と言うが、全国に発売したくても小売店が発注してくれなければ、どうにもできない。ネット通販、Amazonなんかでも買えるから、まあ、全国で買えると言えば買えるけどね。
そして驢馬のアルバムは、現時点ではとても発注が少なかったようだ。
 
 という連絡を受けてNGは焦った。焦ったというか、あれ?おれ何もしてなくね?と思った。ツアー中、大手レコードチェーン各所に挨拶に行ったが、今のところ結果には結びつかなかったようだ。

おれたちは、レコードを出すために四苦八苦地団駄を踏んでここまで来て、GoodLovin’Productionの力添えのおかげで「VANISHING RECORD」というレーベルを立ち上げた。
大急ぎで立ち上げたため、なんていうかまだ実務的には整理されてない。よくわかってないんだ。
とりあえず死ぬ気でアルバムを作っただけ。良いモノをつくっただけでしかない。
でも、良いモノを創るなんて当たり前だろ?良いモノ創れないならとっととやめちまえよ。
創る、その先をやるためにおれたちはレーベルを立ち上げたはず。
良いモノは必ず売れると信じている。
だけど、売る努力をしなかったら売れるモノも売れないよな、そんなことはおれたち五人はわりと長いバンドマン生活の中で嫌と言うほど思い知らされてるんだ。だから自分のレーベルを創ったんだ。そうだろ?
 
 とりあえず、VANISHING RECORDの二人は驢馬のアルバム発売フラゲ日(なんだそれは???)だけど新作のためにボーカルレコーディングに入っていた。発売日前日にすでに次回作のレコーディングしているところが驢馬らしいよな。
それがVANISHING STYLE。
 
この日のレコーディングの音源は3/13にお見えするはず。忘れるなよ、驢馬のレコ発ワンマンの日。東高円寺二万電圧。
 
 とにかくレコーディングはナイスな形で終えられた。VANISHING RECORDレーベルの棟梁(???)は、次回作のことを話し始めた。この人はいつもそうなんだが、前しか見ないし未来にしか興味がない。おれはというと割と過去を振り返りがちだ。そういうところは反りが合わないんだよ。
 棟梁(仮)の話半分にNGは店頭に並べるためのポップを描き始めた。仕入れてくれたけど、ポップの無い店舗に飾ってもらおう。VANISHING RECORDの営業としては最初の業務かもしれない。
でも他になにをしたらいいかわからない。レーベル業務って何するんだ?GoodLovin’先輩におんぶにだっこで情けない&申し訳ない。zampanoはGoodLovinから出してもらってるミュージシャンだけど、驢馬ていうかVANISHING RECORDは違うじゃねえかよ。おれたちで動かなきゃならない。何をしたらいいんだ???
 
とにかく明日は発売日だ。雪が降っている。
自転車の鍵穴が凍り付いて動かなかった。おれは極度の雨男だが、本気を出すと雪まで降り出すんだ。I was born in crossfire hurricane.
おれが生まれた日には雪が降っていたという。
二十歳くらいでレーベル立ち上げて売り上げている奴もいるよな、もっとはやくやっときゃ良かったと思わなくもない。
やらなかったのは誰かが助けてくれると思ってたんだ。
確かに続けてれば誰かが助けてくれる。でもそれをアテにして不貞寝してるやつには幸運は転がり込んでこなかった。何かがどこかで始まっている。でも始めるきっかけを創るのは自分しかいないんだ。

もっと雪が降ればいいのに。雪は止んで、地面が凍りついていた。



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