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2013年9月14日 (土)

鼎談!zampano×JETヒロシ in福島‼‼‼‼ 「裸のジミヘンドリクス」

 zampano仙台~福島ツアー最終日、福島でのJETヒロシとの対談です。

 ライブ後の深夜、宿泊した漫画喫茶の隣の吉野家で収録しました。
 武蔵境STATTOの生きる伝説JETヒロシことハタケヤマさんと、NGは10年!対バンし続けておりまして,対バン以前にもブッキングで10年お世話になっています大先輩であります。
JETがどんなことを思ったのか、zampanoとの旅先での邂逅をお送りします!
Jet1_37

JETヒロシ(文中JET)画像はhttp://www5.hp-ez.com/hp/statto/page1より

  Kaoruko2_17
vocal 馨子 (文中馨子)

Ngzampano1_8
guitar NG (文中NG)

ノマドとは遊牧民や放浪者のこと。カフェで仕事するサラリーマンのことじゃない。


NG: zampano 初ツアーを終えて、 僕らはツアー中の色んなことをカセットテープに録音して、スペシャルCDにしようかなと思ったのだけど。ツアー中意外と時間が無くて、全然テープ回す暇なかった。

馨子:   CDにするの?初耳だけど。

NG: 最初そう思ってたのね。ツアー中のあれやこれや。各駅電車だから移動中のガタンゴト言ってる音とか録音してCDにしたら面白いかなと思ったんだよね。

 
JET: おもしろそうですね、参考にさせていただきます。

NG: だけどツアー中そんなに時間無いじゃないですか。

JET: もうちょっと距離があればね。おいも秋田さ行ぐとき青春18切符の鈍行で、16時間~18時間ぐらいかかって

NG&馨子: 16時間!??????!!!!!!(驚)

JET: けっこう、飽きるぐらいのほうが、すごい、なんつうかグッとくるものがあるけど。。。

NG: 16時間、まじすか

JET: 電車だと。各駅だと。おいは慣れでるから好きなんだけど。

NG: 東京から仙台だと各駅停車で七時間でした。でも体感的には意外と早く着きますよね。1時間ごとに乗り換えもあるし。
暇だったら電車の中でこういう風に話したりお弁当食べようかな?って思いますけど、隣に普通に通勤の人とか座ってますからね。

馨子: 別段喋んなかったよね、

JET: 頭ん中がちょっとした時間でも空っぽになれるからいいよね、ツアーって。
日々、それしか考えてねえから。祭りみてえなもんっつうか。
 で、その合間、おれ電車乗ってるときスタットのことやったり。
(JETヒロシのまたの姿、ハタケヤマヒロシは武蔵境stattoのブッキングマネージャーでもある)

NG: 全然仕事してるじゃないですか(笑)!休んでください(笑)
 そこら辺のノマドとか言ってるサラリーマンとかよりもよっぽどハードワークの移動オフィスですよ!

JET: それでよくて。それが好きだから。おれ電車乗ってるのがすごく好きで。

NG: でもわかりますねー。わかります。電車乗ってるときって、そういう事務的な作業はかどりますよね。
いい感じに作業終わってきたのに、もう目的地ついて電車降りなきゃいけなかったりして。
「なんで電車もう終わっちゃうんだよ、もうすこしで作業終わるところだったのに」ってなる。

JET: そう!すげえわかるなー。



牛丼と、ちょっと人と違うJETヒロシ

馨子: あ、牛丼来た。

(牛丼が運ばれてきて、食べ始めるNGとJETヒロシ。JETが大量の紅ショウガを食べ始める)

馨子: (心配そうに)…JET先輩、そんなに紅ショウガ食べて大丈夫なんですか…???

JET: (しみじみと)…馨子さん、おいねー、人とちょっと違うんだよねー。。。

NG: (噴き出す)!!!!!!

馨子: いいと思いますよー。

NG: 自分もよく無鉄砲に行動するので人間じゃない、獣だと言われますが、JET先輩はおれの比じゃないというか、完全な超人というか、サイヤ人ですよね。
 よく食うしよく飲むし、恐ろしいライブをするし、めちゃくちゃ働いてらっしゃるし…

JET: いや、人とちょっとだけちがうだけだがら…

NG: NGはその謙虚な姿勢を見習うべきです。感動しました(笑)。
 ていうか、よく一緒に牛丼食ってますね。おれたち。

JET: だがら、NGくんが「じゃあ大盛り」って言ったときに「あ、モードが変わったな」と思って。「じゃあおれもやんねばだめだな」と思って乗った次第です。

NG: ハタケヤマさんと牛丼食ってると「ライブ終わった」って感じしますね(笑)。
三か月くらい前にJET先輩の誕生日だったとき。あの日になんかすき屋で特盛と大盛りと大盛り食べたのね。一人三杯ずつ。
 福島でも牛丼食ってるという。

JET: あれ以来食ってねえなー。あんまり白飯食わねえもん。粉食うか、うどん食うかそば食うか、キャベツ食うか。豆腐にオクラぶち込んでとか。納豆食うか。豆食うか、ササミ食うか。

馨子: 低脂質高タンパク。


ごちそうさまでした

JET: 仙台でいっぱい食べさせてもらったんですか?それはどんな経緯なんだべかな。

NG: ハイ。東京のバーで知り合ったお客さんなんですけど。仙台に住んでらっしゃって。仙台の一日目に「ようこそ来てくれました!」と言わんばかりに歓迎してくれて。むちゃくちゃご馳走してくれて。

馨子: メキシコ料理屋連れてってもらって、NGは飲むからオルメカってテキーラを飲み続けて。私は食べ専なんでエンチラーダとかタコスとか。たくさん頂きました。

JET: 牛タン羨ましかったなー。牛タン食べたことなくて。あっちの方で。いつもカツカツだから。温泉とかは入れるけれども。

NG: 牛タンはですね、次の日に東京から仙台までzampanoを追っかけてきてくれた別のお客さんにご馳走していただきました。

馨子: 秋田はきりたんぽが有名じゃないですか。夏だと暑いからいなにわうどんとかになるんですか?

JET: 確かにそうかもしんねえ。まあ、おいも武蔵境stattoでオールシーズンきりたんぽみたいなもん作ってるけどねだまこもぢっていう。

NG: あれおいしいですよね。大好き。
 あの時は驢馬で福岡ツアーから帰ってきた時だったんですよね。おれ、ツアーから帰ってきたら必ずスタット行くことにしてるの。でもあの日はスタットは秋田のイベントやってて。東京帰ってきたと思ったら秋田だった。ハタケヤマさんのだまこ鍋があって。

JET: 来てくれて嬉しかったなー。



旅芸人のふりをしたスパイ

NG: 以前ハタケヤマさんとzampanoで、高円寺の駅前で路上ライブをやらせてもらって。
 で、その時にスタットのライブに誘ってもらったじゃないですか。それからだよね、zampanoがライブハウス出始めたの。

馨子: そうですね。最初すごく緊張しました。なんかステージがキラキラしてるし。

(↓こんな感じです。上のプロフィール写真も全員武蔵境statto)
Kaoruko_4

JET: でも、すごいね。最初は路上でやってるの観て、ライブハウスに出てもらって。飲み屋やスナック、カフェ、いろんな場所に突っ込んでいぐってのがすごいと思う。突っ込んでいきやすい状況になってるっていうか。音楽的にも。それが素晴らしい。だからきっとCDたくさん売れるよ。
  いろんな場所でやれてるのがzampanoの魅力ですね。

NG: そうですね、ありがとうございます。自分としても驢馬ではツアー出たことあったけど、zampanoのツアーは初めてだったからまた全然違うものだった。
 馨子に聞かれたじゃん、昨日。

馨子: 驢馬のツアーってどんなんなの?って聞いたんです。

NG: 驢馬のツアーは5人で街を一つ滅ぼしに行くというか(笑)。それは言い過ぎだけど、多分スポーツのチームが試合に行くっていうかそんな感じがあるんです。

JET: 「とったどー!!!!」っていうか。

NG: そうそう。一言でいうとそんな感じです。
zampanoの場合は全然違くて。なんていうか、入りこみにいくというか…違う街の生活の中に。
スパイの感じ。違う街に入り込んでくる。旅芸人のふりしたスパイみたいな感覚です。

JET: 街に対応してるっていうか。そのやり方は正しいと思うよ。

NG: zampanoが事前にスパイした街を驢馬が滅ぼしに行けば、ちょうどいいかもしれませんね。
ハーメルンの笛吹きみたいな。旅芸人が来たかと思ったら悪魔の前触れだった。



今夜、自分がどんな夜を過ごしているか

NG: 我々、zampano、JETヒロシ、片岡フグリは普段から東京でも対バンしてるじゃないですか。でも全然違うライブだったですよね、当たり前かもしれないけど。福島でもう一度違う面に出会ったというか。

JET: おいもstattoと全然違うライブやってると思うもん。
 ただ、甘えないようにしたいと思う。それが今夜甘えるすべもなくブッ飛ばされるライブだったなあ。ずっとブッ飛ばされてるなあ、、
 ありがとうございました。テツヤ(Duck Tetsuya)さんも呼べて。ヒツジさん(Black Comet Club Band)も仕事の前なのに出てもらえて。hidekiくんも。
 たけし(片岡フグリ)くんもすげえよかったなー。

NG: そんな後、フグリは我々と一緒に漫画喫茶には来ずに、福島の路上に旅立ってしまいましたが。

馨子: はい。虫に刺されに行きました

NG: リアルフォーク・ホーボーマンだから。

JET: 好きなんだべなー。おいもあるよ。
 岩手に行ったとき。打ち上げ会場用意してもらって、がっちり飲んで。みんなどうする?帰る?ってなった時、「ありがとうございましたー始発で帰ります」って言ってバイバイしたのに、道端で倒れててて。あんま進んでなくて(笑)。

  たけしくんの最後の曲もよかったなあ、MCも。ハッピーになったよね。
こんな風にしゃべるんだと思った。

馨子: フグリ、情景を作るのがめちゃくちゃうまいっていうか。

NG: 女子校生がいて、制服は白で。部活の声が聞こえて…みたいな(笑)

(フグリのブログを参考されたしhttp://nemurazunoyume.blogspot.jp/2013/09/blog-post_6.html

馨子: それもなんだけど、歌を聴いてる時に、その人の声とか、発声の仕方まで、そういう場みたいなものものが記憶されていて映像で観えるというか。

 フグリはストーリーの作り方がうまくて、自然に空気の気温が下がっていって、夜になって。情景がすごい見えてくる。

JET: リズムが良いんだね。歌い方も。

馨子: ライブやった分だけ良くなってる、

JET: 数もあるんだけど、数じゃなくて。どんな場で、どんな人と出会ったか、どんな経験をしたかで差がつくべなあと思って。
 だから一緒にツアーしてえなあって思った。

NG: ツアー中は特に切実にわかりますよね。いま自分がどんな夜を過ごしているか。

JET: CDも一生懸命売んなきゃなんねえし。
 対バン観て、これもう帰りてえわーみてえなぐらいプレッシャー受けたりして。
 じゃあ、どうしたらいいんだろう?何を信じてやればいいんだろう?って考えて。
隅から隅まで、髪の毛の穴までコール&レスポンスされた、みてえな。そんなライブをしてえなって。

NG: zampanoは先に仙台でライブを何カ所かやって、最後に福島でよく知っているJETヒロシと片岡フグリと対バンだったから…なんていうか試験みたいでした。どれだけレベルアップしてこれてるかの試験。

馨子: ねー。東京だと、いろんな音楽あふれてるから。聞いても空虚な感じだけど、
 東北だとやっぱり聴いてくれるし、黙ってる人も多いけどその分熱心に聴いてくれてるのがわかる。終わった後お客さんがいろんなこと聞きに来てくれて。嬉しかった。
 多分一期一会的なこともあるんだろうけど。

JET: だから、地方の方がCDが売れるって言われてる…てか、売れるんだよなあ。
 でも、それは「関係ねえんじゃねえの?」って自分でも思ったりもする。
 ツアー中の一期一会はそうだけど、でも東京でやってるライブだって一期一会だよ。

「じゃあ、おれたちが東京でやってるライブが、毎回挑戦したライブができてないんじゃねえの?」って思ってしまうべなあ。

NG: おっしゃる通りだと思います。本当に一期一会の雰囲気が出せてたら東京でももっとできるはずですよね。自分もそう思います。

JET: うーん。って考えてしまうなあ。


                        ★
 



 
 話しているうちに夜はふけて。zampanoとJETヒロシはマンガ喫茶のそれぞれのブースに戻って眠りにつきました。

  眠る前にNGは思いました。JETヒロシよりも挑戦しつづけているミュージシャンなんておれは知らない。

 JETを10年間見つづけていて、ずっとずっとNGは彼に挑戦を続けているのですが、追いかけても追いかけても、そこにいると思ったところにすでに彼の姿はなく、どんどん先に行ってしまう。

 JETヒロシの「がっちゃぎ」を聴いたときは本当に衝撃でした。NGはライブハウスでパンクスがJETのがっちゃぎのことを噂しているのを聞いたことがあります。彼らはJETのことを「レッチリ」と言いましたが、むしろそれは違うとNGは思います。

 JETはむしろジミヘンなんだ。裸のジミヘンドリクス。

NGにとって、JETと過ごす夜は全てが挑戦で、一期一会なのです。


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