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2011年12月12日 (月)

ポロロッカ!

長野県の山奥にあるギャラリーでグループ展を企画して、泊まり込みで搬入作業をしていた。
 
五人くらいで展示準備をしていたのだが、前日の夜になってもなかなか照明のディレクションが決まらない。
明けてオープニングの朝になると大雨であった。
ギャラリーは川沿いの建物、三階にあるのだが、大雨によって天井が雨漏りしはじめた。
夜のオープニングパーティーではバンドの演奏を予定していて、音響機材等の搬入も済ませてある。
照明もやっと定位置が決まりチェックをしていた頃に雨漏りが始まったので(それもかなり盛大に雨水が天井から降り注いでいる)、
漏電の危険ありとみて、おれは階下(二階)の事務所に報告しにいった。
 
そのギャラリーは土地の人たちが運営している公共の施設なのか、はたまたNPO法人なのかあまり正体のよくわからない非営利団体で、目的もよくわからない。
(だいたいおれは「芸術振興」とかそういう建て前の目的の意義がよくわからないのだ)
 
とにかく雨漏りの件と漏電の危険を説明し、
「三階の雨漏りは二階まで浸水していきそうだ」ということ、
「このような雨漏りはこのギャラリーではよく起こるのか?建物が老朽化しているのか?」ということを訊ねた。
 
すると痩せた背の高い眼鏡をかけた地方公務員のような、デザイナーのような、アート界隈でうろちょろして芸術家の周りを小走りして悦んでいるような手合いの男が出てきて、
「雨漏り?好きにやればいいよ。クリエイティブじゃないなあ。展示で貸した期間は君らがギャラリーを管理してくれよ」と言った。
この地方公務員風小間使い系高飛車アーティスト気取りギャラリー経営者のような男は、展示の打合せの段階ですでにイライラさせられていたのだった。
 
とにかくこの男と話して無駄だと思って二階への報告を切り上げ、三階にいた出展作家たちに声をかけた。
「事務所の言ってることは要領を得ないので、おれたちで対処しよう。
こんなトラブルは今までにもあったし、乗り越えてきたじゃないか。」
 
すると、夜のオープニングパーティーで演奏するバンドのメンバーが機材を持って到着した(おれもそのバンドのメンバーなのだが、おれは展示の企画者なので数日前から現地入り。他のメンバーは昨夜、長野県市街でのライブを終えて今夜ギャラリーオープニングパーティーでライブというツアースケジュールであった)。
とりあえず、こんな雨漏りしている場所に機材を置くわけにはいかない。
おれは予約してあった近くの民宿に先にチェックインして、雨漏りが収まるまでそこで待機してもらうようにメンバーに提案した。
 
メンバーをギャラリーから民宿に案内する。
その途中、峡谷を渡る橋があるのだが、周りをみると山奥の小さな村の人々が大声を上げて騒いでいる。
祭りのような妙にハイテンションの騒ぎだ。
こんなに多くの人々がこの山あいの小さな村に住んでいたのかと思って驚いていると、もっと驚くことが起きた。
峡谷を流れる川の水位が上がり、泥水が逆流して、川べりの山という山、断崖を押しつぶして呑み込んできたのだ。
このまま橋の上にいては危険だと判断してメンバーともども橋を大急ぎで渡り、向こう岸に非難した。
 
集まった町の住人たちは「ポロロッカ!ポロロッカ!」叫んでいる。
 
これはいったい何の騒ぎだ、と思うのもつかの間、川沿いに建っていたギャラリーは泥濘に呑み込まれていった。
この山間部まで津波でも来たのだろうか?だったらここよりずっと標高の低い土地にすむ家族は無事だろうか、とメンバーと話し合った。
いや、大雨の洪水によるものかもしれない。地震はなかったようだ。
ただ、おれは昨夜から泊まり込み作業をしていて、テレビやネット環境などを全くチェックしていなかったの真相はよくわからない。
 
とりあえずわれわれは生きていて、よくわからないが今夜のイベントは中止になったのだということが確かだった。
 
会場が流されたし。
 
あのギャラリーの入っていた三階だての建物はやはり老朽化していたのだろう。だいたい山間の川沿いに建てることが老朽化を促進する原因だな、と思った。
 
 
 
 
 
 

という夢をみた。
なんかここ数年のおれのやってたことを大げさにまとめたみたいな夢だったなあ、
 
会場のトラブルにいかに対処するかを夢の中でシュミレーションしている。
かわいそうなおれの脳みそ。
 
しかも、次から次にトラブルが起きて、場の責任者がそのトラブルに何も対処しないうちに大変なことになるというのもおれの人生に似ているなあ
 
この夢近い将来に現実になる気がする。
 
※ちなみにグループ展のメンバーはアトリエ野望の人たち、バンドのメンバーは驢馬というキャスティングでした。ギャラリー事務所の男はおれのムカつく人物像を結晶化させたような夢の作り出したイメージキャラクターだった。
 

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