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2011年7月12日 (火)

遠足しかしないダダイストたち

 NGが主催するゼミナール、「自由研究設計ゼミ」で、檜原村にある払沢の滝へフィールドワークに行ってきた。
メンバーは
五十嵐くん(ブリコラージュ設計ゼミ長)、
新田くん(カフェ・ブリコラージュ店員)、
ワカメ(遠足実行委員長)、
イヤマリ(縄文関係)、 
さらに特別ゲストで、書物設計ゼミや挑戦的な録音姿勢で一世を風靡した齋藤ゼミのゼミ長である、齋藤録音くんも参加してくださった。
 
こんなに優秀な学生たちが集まってくれて僕は誇り高いぞ。
 
 この自由研究設計ゼミはもとはと言えば齋藤録音が主催していた「齋藤ゼミ」が母体。
齋藤ゼミはフィールドワークとレコーディング、そして自由闊達な議論を主軸とした遊撃的在野思想も持つ人々の集まりであった。いわばサロンでもある。
例えばキャバレー・ボルテールに集まった、遠足しかしないダダイストたちである。

↑dadaの遠足
 
第一弾「高尾天狗ゼミ」では高尾山の天狗に会いに行った。この時に録音されたフィールドレコーディングで、私は宮浦くんとのギターデュオを披露した。
私のソロアルバムに収められている「天狗に捧げる弦楽二重奏」である。

Myspaceミュージック で、 N.G.Barbaroi の歌をもっと探す

 

第二弾「達磨ゼミ」では高幡不動の達磨市に達磨を手に入れにいった。
このときは齋藤録音ゼミ長がメガネとマイクを一体化させた「メガネマイク」とでも謂うべき新兵器を開発した。マイクとヘッドホンが近すぎてハウリングを起こすトラブルも起きたが(ヘッドホンがオープンエアだったのだ)、
このトラブルは後に齋藤録音のノイズパフォーマンス、「お辞儀ハウリング」に昇華された(メガネマイクを装着した状態でコーンを上に向けたモニタースピーカーに向かってお辞儀してハウリングを起こす演奏である。ちなみにこの名前は今私が咄嗟につけたので間違いかもしれぬ)。

番外編としては私が主催した「成田山ゼミ」というものがある。
この会は主に私の周りのミュージシャン達と成田山に行って対決フィールドセッションをやった。このときも齋藤録音が録音してくれた。
Crim0031

はてさて齋藤ゼミから派生して仇花のように育った自由研究設計ゼミ。初遠足(フィールドワーク)はどうだったのだろうか。
自由研究設計ゼミのフィールドワークの模様はなんと7/16(土)17(日)の2日間、多摩美術大学のオープンキャンパスで発表されます。芸術学科棟にて。
フィールドレコーディングや当日のセッション音源。写真や映像が入り乱れて垂れ流される!
よかったら見に来てください。

「払沢の滝で突然演奏!パワースポットババアを追い払え!」
「十三仏でハアハア息切れ!対決セッション!」
「最後は滝みてカタルシス!エクストリーム・デイブレイク(昼寝)!!!」
の三本で〜す!

ジャン!ケン!ポン!!!
ウフフフフフ!!!!

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2011年7月 9日 (土)

19th nervous sitdown

 ギターソロでライブだった。ブルースとジャズを交えた即興。
途中は得意な"dark was the night,cold was the ground"などの曲も盛り込む。
 
でもダメだったな…
お客さんは終始辛そうな顔をしていらっしゃた
 
 
ビアホールでやるような選曲じゃないのか、 
おれの腕の問題か、

 
両方だろうと思う。
 
昨夜、レストランで演奏していた先輩にアドバイスをもらった。
曰く

〇持ち曲はジャンル問わず300曲くらい用意しておくこと。
 
〇リクエストには応えること。
 
 他にもためになる意見をたくさんもらったけど、今日の演奏では全然生かせなかったな…
 
暗い!おれ!
 

 
たくさん改行するとギャルの書くblogみたいだね
 
いまネガティブになっているので"ギャル"なんて言葉はオッサンだけが使う死語なんじゃないかという気がしたよ…
 
 
なんにせよ、やるしかない状況にいるNG。
伴奏としては、空心菜とイヤマリとソロのカヴァー曲合わせれば、ライブで既にやったことある曲は150曲くらいはあるはず。
あと半分と考えれば無理な数字じゃない。

とりあえずは
〇自分の持ち曲を総てリード譜として出力すること。
〇歌詞を総て用意すること
から始めよう。

オリジナル曲だったらゆうに300はあるのに!
最近オリジナルやってないなあ
 
 
がんばるぞ
 
 
 
 
 
 
 
 …と思ってうちひしがれて僕はジャックに帰った。
ウィスキー飲みたい気分やった
どっちにしろもう家には帰れない時間だったのだ。
 
ライブを録画していたのでそれを観ながらバーテン兼ヤクザなマネージャーと反省会。
というか映像を観たらちょっと面白かった。
「こいつは何で飲み屋の座敷でギター弾いてしかもドローン、ハウリングの即興やってるんだ?アホか!」
と言って笑った。

2ステージ目は主にニュー・メキシコのインディアンに教わった曲。
NGはスピリチュアルな体験談を交えながらCIAチューニングで演奏。ケルト・インド・アラブチューニングの解説まで交えている。

冷静に考えると本当に滑稽な図であった。
爆笑しながら飲んでるとなんとなんと僕を雇った人がやって来た。
演奏の仕事を依頼されてから初の対面。
ライブ映像をみてもらい、実際に演奏した。
深夜2時過ぎ。

そこから怒濤のネゴシエーション・シットダウンが始まった。

ちなみにシットダウンとはマフィア用語で、ミーティングとか商談とか密会とか取引のときに使われる言葉だ。
「とりあえず座れや」
みたいな意味。

大量の酒、大量の食事をごちそうになり、朝になる頃には、話もまとまり、握手して別れた。

大きな人だった。
 
 
 
ライブは正直言って失敗だったがそれによってもっと大きなチャンスを掴めたようだ。
 
 
やるべきことは見えた。
おれはやるぞ

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2011年7月 7日 (木)

驢馬とチムニィと静かな密林

 驢馬のレコーディングも残すところあと僅かになり、編集ミキシング作業に入った。
 今回のCDは物販・手売り用。
とはいえかなりの気合いが入った作品になるはずだ。
 知り合いや後輩のミュージシャンが次々と全国流通の音源作品をリリースしている。それらを見聞きするたびに嬉しい反面、焦るばかりだが、
なにせ驢馬は組んだばかりの新人バンドなので、焦らず、着実に、しっかり内容のあるものを創りたいと思っている。まずは手売りから。
 
昨日は16:30頃からジャケットデザインの打ち合わせ。
以前に空心菜"spice"のジャケットデザインを担当してもらったヤマミドリネコどんに頼んでいる。
彼は今どんどん有名なミュージシャンのデザインを手かげていて、本当にすごいと思う。よかったよかった。
山さんには今回の驢馬音源でもデザインでバッチリ活躍してもらいたいと思っています。
 
18:30 壺くんとNGは打ち合わせからそのまま驢馬のリハーサルに遅れて直行。
そういえば公表していいのか悪いのか聞いてなかったのだが、
新人バンド驢馬は、エレキギターが脱退して新しいエレキギターが加入するのだ。
つまりメンバーチェンジ。
新しいギターはめちゃ若いのだけど、エライ凶暴なぶっといギターを弾く男。上手い。
 で、メンバーチェンジに向けてエレキギターが二人スタジオに詰めてるので、
現段階の驢馬はメンバーが六人いる(笑)
六人いると妙なものでなんでもできる気がして、ついでに鍵盤借りたり、ギター交換したりして遊んでしまったが、よくよく考えるとそんな暇はなかったのだ。
 
 
22:30 吉祥寺でチムニィのユーテツさんと、壺くんとNGで企画の打ち合わせ。打ち合わせばっかやってる日だな(笑)
夏に企画"密林"のミニバージョンを画策している。
打ち合わせと称してhubで三人で飲んでいた。企画タイトルや当日のアイディア、出演順などがユーテツさんのフリースタイルシンキングで溢れでるのを聞いておれは全部頭に叩き込む。
久しぶりに実のあるシットダウンができた。
壺くんとユーテツさんの話を聞いているとお互いにカマシ合い、ふっかけあってるので(笑)、聞いていて楽しい。

25:00〜
初めて行った壺ジャジーラのお宅兼アジト兼潜伏場所で、
レコーディングデータのヴォーカルトラック選びおよびミックスダウン。
および驢馬のライブ映像と音源のデータ共有と編集。
および驢馬のアーティスト写真共有、およびジャケット案の打ち合わせ
の3つの案件を同時進行でやった(笑)。
もう我々には時間が無いのだ。

先月w.jazで空心菜×驢馬のライブ&セッションをやったときに驢馬の写真を撮ってもらった。
そのときデジカメとフィルム両方で撮ってもらったんだが、
断然フィルムのがいい感じになっとる!
と思った。
質感が本当に最高。
同じ場所、同じタイミングでデジタルとアナログ両方のデータを採取できたので、比較がわかりやすかった。
今さらだがデジカメとフィルムは全く別モノの表現なのだなと思った。
 
音楽レコーディングでもそうなのだが、デジタルで収録したものをアナログシミュレーションして加工していく場合が多々ある。
なんとなくデジタルでアナログシミュレーションする虚しさを感じる。
最初からアナログで録れたらいいんだけど現段階ではなかなか難しい。

壺ジャジーラとの長い作戦行動を朝方終えて解散した。

今夜はイヤマリとジャックでライブだ。
ジャックで奥村の展示も始まるのだ。

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2011年7月 6日 (水)

タフな状況 going on

 6月からタフな状況が続いている。
しこたま酔われたお客様を相手にうまく立ち回りつつも演奏する。
 
立ち回れてるかどうか微妙なところだけど。
 

20世紀初頭の音楽は、深夜のアルコールに沈滞した吐瀉物のような場所から生まれてきたのかなと想像する。
アルコールや吐瀉物を超えた、もっともっと奥の奥に、蒸留されたような濃度の高い空気があって、そこでは日常の価値という価値がひっくり返る。
価値が転倒した世界では、愚か者が賢者に教え、貧乏人が富豪のように振る舞う。

近代以降に生まれた、アルコールが樽いっぱいにある(かのように見える)社会、
過剰供給とその過剰供給に見合わない苦痛を強いる世界に憤りながら、樽いっぱいのアルコールを飲み干す人々。
彼らの無数の智顕の一滴が大衆音楽を造り出した。
 
んじゃないかな
 

アルゼンチンタンゴの巨匠アストル・ピアソラの曲に
「ブエノス・アイレス午前零時」
という曲がある。
ブエノス・アイレスでは午前零時を超えたあたりから狂騒が始まり、タンゴの演奏も佳境を迎えるらしい。
 
クラブもそうだしそりゃそうだよね
 
以前、通っていたブルースセッションもそうだった。
 
今は夜中なのか?
今、何飯食ったかわからない毎日。
 
遠くまで来たのか、近くでうろうろしているかわからないし、
過去も未来もぐちゃぐちゃな演奏をしているけれど、
なんとか泳ぎきりたい。
ここから先も知らない場所と時間だ。

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2011年7月 4日 (月)

突飛なトップ記事

 驢馬のタイトなレコーディングを開始してから通算30時間が経過した。
福井くんがギターオーヴァーダブでボロボロになって眠ってしまってから、我がリーダー壺ジャジーラとNGは話し合った。

いったいネット戦略とはなんなんであろうか。
ブログを更新したほうがいいと言うが、ブログって基本的に気持ち悪い。
ツイタ―とかこまめにやって人気稼いでるバンドがあるような気がするがそれは長期的にみたらきっと気のせいで、ツイタ―は有名な奴がもっと有名になっていくシステムだ!と今、突発的に思ったよ。

しかしまあ今日びバンドがホームページ持つことは有効なのであろうか。有効は有効であろうが、ホームページ的なものはブログにとって変わり、それがツイタ―に変わり、今現在はフェイスブックがぐちゃらぐちゃらと勢力を伸ばしつつ、キャバ嬢や女子大生はモバゲー。などとのたまってスマホでちゃらちゃら遊びおってからに。
根拠のない怒りが舞い上がる。

個々人の乱立したアカウントが、それぞれ都市型ゲリラ的にマルチネットワークを介して神出鬼没するのが現在、のような気がしてる。

ホームページ→アジト・キャンプを敷いて訓練し住民を味方に戦う山岳型ゲリラ。

ツイターやタンブラー、サウンドクラウド→複数のペルソナを同時展開して住民になり済まし、市街戦をランダムに展開する都市型ゲリラ。

みたいな。

何が言いたいかわからんなあ。

 壺ジャジーラ総統はとにかく!毎日ブログを更新してみると仰られた。
http://ameblo.jp/tzuvox00/

今日で三日目である。キャバ嬢や女子大生ははやく彼に応援のメッセージを送るべきだと思う。

 

で私も総統とは違う地帯で市街戦を展開すべく、久しぶりにブログのページデザインを変えてみた。 

まず!トップページ!ここは半永久的に変わらない!
現在進行中のプロジェクトが公開されておる。

どうだ!?ホームページ風だろう!!

え?ちがう?

見づらいって・・・?

五月蠅い!!

 

ちなみにケータイページからは新トップページは反映されないのでご安心ください。

パソコンやスマホで観てるそこのあなた!!見づらさにのたうちまわるがいい!!

で、いつものブログ記事を観るためにはどうしたらいいかというと、
一番上のレコード版画画像

Blog_2

をクリックすると突如としてブログに跳びます。
これ今回の記事にしか書かないかんね!!

なんでこんな裏技みたいなページになてしまたんだろう。

まあ最新記事というのが右サイドバーに表示されるけどね。

あと進行中のプロジェクトになにげにOMJQが入っているのがおもろ―ポイントなんだけどね。
だれか突っ込んでくれたら嬉しいね。

 
 

冷静に考えたら、このページにたどりつけなかった人はブログの記事の読み方わからないのよね。
そんなベテラン向けブログとして読者を振り切ろうと思います

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やみやみな

「お客さん、終点だから起きてください」
 
と運転手に言われて目をさました。
バスから放り出されて全然見知らぬ場所にいることに気づいた。
ここはどこだろうか。
新座営業所と書いてある。
街灯が長い間隔でポツリポツリと見える。幅の広い車道と大きな工場、そして倉庫が。
それ以外は真っ暗闇だ。

途方に暮れながらも少し歩くと関越自動車道に行き当たった。
どうやら新座市の外れにいるらしい。

蟲がやたらに鳴いている。
夏らしい草いきれが風にのって湿った匂いとともに漂っている。
 
何はともあれ歩くしかない。

10代のころから夜中にやたらと徘徊するようになった。
特に夏の季節は。夜中に目的もなく遠くまで自転車で漕いでいったものだ。
無目的に徘徊するような季節はいつか卒業できると思っていたけれど、いまだにやめられない。
 
 
今夜も根気よく歩くしかないようだ。

プラネタリウムで教わった北斗七星と北極星の位地は中途半端に明るい東京都下から埼玉の夜では見つけるすべもなかった。
 
やみやみな
みえなくなる
おさきまっくら
 

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2011年7月 1日 (金)

夜景の見えるビアホールで

 昨晩は横浜のホテルのビアホールでライブ。
4インプットのキーボードアンプをカートで引っ張って行った。
最近頻繁に一緒にライブやっているイヤマリがヴォーカルで、おれはジャックのバーテンに借りたエレアコギターで演奏した。
このエレアコは10年前のアイバニーズ製なんだけど、ラインに繋いでもちゃんとアコギっぽい音がする。

ライブはお店側としては試験的なものだったようでとりあえず1ステージ演奏した。
時間配分間違えて一時間半くらいライブやってしまった。
前の晩に家に帰れなかったので、おれはタンクトップの上に緑のジャケット、ジーンズにサンダルという砕けちった恰好でホテル演奏に望んだのだが、服装咎められることもなく、演奏は従業員の皆さん、お客様方にも満足していただけたようだ。
東京の端から端まで演奏の為に移動していて、さらに横浜も加わると正直いって移動が大変。
おれのギターは演奏場所で知り合いに預かってもらったりして、ドラゴンボールのように東京中に散乱している。
何はともあれ夜景の見えるビアホールでライブやるのは妙な気分であった。
 
 

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