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2011年7月 6日 (水)

タフな状況 going on

 6月からタフな状況が続いている。
しこたま酔われたお客様を相手にうまく立ち回りつつも演奏する。
 
立ち回れてるかどうか微妙なところだけど。
 

20世紀初頭の音楽は、深夜のアルコールに沈滞した吐瀉物のような場所から生まれてきたのかなと想像する。
アルコールや吐瀉物を超えた、もっともっと奥の奥に、蒸留されたような濃度の高い空気があって、そこでは日常の価値という価値がひっくり返る。
価値が転倒した世界では、愚か者が賢者に教え、貧乏人が富豪のように振る舞う。

近代以降に生まれた、アルコールが樽いっぱいにある(かのように見える)社会、
過剰供給とその過剰供給に見合わない苦痛を強いる世界に憤りながら、樽いっぱいのアルコールを飲み干す人々。
彼らの無数の智顕の一滴が大衆音楽を造り出した。
 
んじゃないかな
 

アルゼンチンタンゴの巨匠アストル・ピアソラの曲に
「ブエノス・アイレス午前零時」
という曲がある。
ブエノス・アイレスでは午前零時を超えたあたりから狂騒が始まり、タンゴの演奏も佳境を迎えるらしい。
 
クラブもそうだしそりゃそうだよね
 
以前、通っていたブルースセッションもそうだった。
 
今は夜中なのか?
今、何飯食ったかわからない毎日。
 
遠くまで来たのか、近くでうろうろしているかわからないし、
過去も未来もぐちゃぐちゃな演奏をしているけれど、
なんとか泳ぎきりたい。
ここから先も知らない場所と時間だ。

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