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2010年4月29日 (木)

5月のライブ詳細/★対談!⑱カール・クレイグ

NGでござんす。5月のライブの詳細が決まりました。

★5/16(日)Hapworth@武蔵境statto

adv\1500/door\1800
open18:00/start18:30
1,American Fat Kids
2,Hapworth
3,シビレタンク
4,THE JIMMY
5,FOR YOU WHO DIED
(Hapworthは出番二番目なので出演7時頃になると思います)
〒180-0022        東京都武蔵野市境1-12-2 シーザスパレス B1                   TEL/FAX 0422-36-0248            JR中央線武蔵境駅北口、目の前のすきっぷ通り商店街を150M直進。抜けた十字路を右折。さらに150Mほど直進したところのラーメン屋さんのビル地下。

 去年9月からこそこそ活動していたNG&Hapworthですが、今回から名前のNGを抜いて「Hapworth」という名前で活動していきます。
メンバーはこちら。
NG: gt,vo
カワラサキサトシ: sax
長岡: bass
松下源: dr

 音楽的にはよりジャジーにモアファンキーに、ロック的ダイナミクス且つブルージーな卑猥感覚、そして愛してやまないヒップホップヒピッピホピッピドンストップの気持ちを忘れずにガンバるんば。(とこう書くとただの節操ない人の音楽だけどそれはご存知のはず(笑))
日曜日ですが、時間ありましたら武蔵境で僕と握手!!
 
 
★けいおん!!の話の続き
 前回からカミングアウトしましたが、TVアニメ「けいおん!!」ハマってしまった私に対して「キモい」「ウザイ」「普段とのギャップが酷い」という反響をいただいています!なんでだよ!チキショー!
 私は永遠に戦前ブルースでも聴いていたらいいのでしょうか。
といったところで戦前ブルースの女性を題材にした「せんぜん!!」というアニメを思いついた。マ・レイニーやべシー・スミスがミンストレルショウで演奏したりお茶飲んだりダベったりするのだ。
「べシちゃん!練習するのよ!」
「ええ〜マちゃん、ケーキ食べてからにしようよ〜」
「だからべシちゃんのベッドはいつも空なのよ」
「ムギー!マちゃんなんて〇〇〇されちゃえ!」
…色んな意味で黒いな…
地域は違うかもだけどルイーズ・ジョンソンも出してもいいかもしれない。そしたらチャーリー・パットンやサンハウスも出さざるをえまい。
「チャーちゃん最近冷たい」
「ルイちゃん、おれと付き合おうよ」
「嫌よサンちゃん」
そんなこんなでチャーちゃんがフライドチキン食べながらルイちゃんに〇〇〇させて…
びっくりした恥ずかしがり屋のサンちゃん。
「サンちゃんは窓の外でも見てな!」
…これはマイルスとバードの話であった。

時代は違うけどココ・テイラーやビッグママソーントンもぜひともアニメ化したい。ココ・テイラーはアニメ化したら人気出るだろうなあ…ジャイ子以来のフィーバーである。ビッグママソーントンの巨大携帯ストラップとかも欲しい。抱き枕とか売れるんじゃないか?

といった具合に自分の精神状態がかなり情緒不安定になっていることが今わかった。「ブルージー」というのは哀愁などではなく、こういう逆上精神錯乱状態を指すのである。(?)
 
 20枚対談、今回はカール・クレイグです。
 
★Detroit Expeiment

NG: 2008/2009年の20枚も残すところあと三枚ですが、この辺もはやアルバムで選んでいませんという反則コーナー。次に紹介するのはデトロイトテクノのカール・クレイグ。
 カール・クレイグは「Detroit Experiment」というアルバムが一番良かったのだが、入手困難で持っていないのです。「Detroit Experiment」はデトロイトに住んでいるジャズのミュージシャンとテクノ以降マシーンミュージックの作り手がセッションした企画盤。フィリーソウル(クエストラブとか)とジャズメン(クリスチャン・マクブライド)がセッションした「Philadelphia Experiment」という企画盤があるんだけど、それの第二段みたい。フィラデルフィアからデトロイトに舞台を移してやっている。ジャズ/ファンクのプレイヤーからは「Philadelphia Experiment」的セッションのオマージュみたいな演奏が多い。クエストラブ×クリスチャン・マクブライドという人気者の組み合わせだから「Philadelphia Experiment」は大人気な盤なんだけど、
俺としてはイマイチ話題に昇らない第二段の方「Detroit Experiment」の方を推したいとおもいます。
「Philadelphia Experiment」はジャズヒップホップの雰囲気で割りと自然にいい演奏。言っちゃえば実験と言うよりはテク的にウマイ感じ。
「Detroit Experiment」はエレクトロ機材はカール・クレイグがやってるし、対するジャズ勢からは何と何とのベニー・モーピン(マイルスのBitche's Brewやヘッドハンターズに参加!)企画としてもやってるセッションに正解が無い感じで無茶な曲が多い(笑)。皆演奏も上手いんだけどさらに「ヤっちゃった感」が溢れていてそのギリギリな緊張感が良い。エレクトリック・マイルス聴いてるときのような「いいのかコレ?!大丈夫か?」という雰囲気がある。
 では聴いてみましょう。このアルバムは「Detroit Experiment」ではないんだけど、「Detroit Soul」というデトロイトのテクノやヒップホップ、ソウルを集めたコンピ盤です。カール・クレイグの他にJay Dilaやdweleとか入っててオススメです。
(一曲目、ラップがかかる)
 
幹: エイヨー、聴けヨー、黒人天才〜!
 
NG: 似てんな!おまえ黒人天才の真似上手くなったな! 
 
幹: ネットで動画メッチャ見てるから(笑)。
 
NG: ええ〜この曲。これはデトロイトエクスペリメントで「think twice」です。
 
幹: この曲か!これカッコイイよね、名曲ですな
 
NG: おれと上原拓舞はNOISSESでこの曲を目標にガンバってこうとしていたんだけど…
友達のカール・クレイグがやったからまあいっかという(笑)
 
幹: トランペッターも激ウマだわい
 
NG: このトランペットのロングトーンがいつの間にかシンセに変わっているのがミソ。
 たっくんの家で曲を作っていたとき、彼は「ハネるの(shuffle beatが)もうやだよ」と言うわけ。じゃあどんなのやろうかと話して彼が「こういうのやりてえ」と言ってかけたのがこの曲だった(笑)。
 
幹: ドンハネじゃん(笑)
 
NG: 16beat shuffleの感覚だけでできてるみたいな曲じゃないか!といったら「別にどうでもいいし」と言うわけ(笑)
 
幹: わからないでは無い。この曲はもはやハネてるとかハネてないとかどうでもいいくらいハネているね。
 曲作る上で気を付けたいのはなんでもかんでもハネさせるのが良いわけじゃないことだよな。
 
NG: おれは何でもかんでもハネさせようとするからな…
曲はもちろん、パートによってもハネさせた方が良いのと、ハネないでベタッとした方がいいのあるよね、当たり前か…
 
幹: デトロイトテクノみたいなの創りたいんだよなあ、日本のデトロイトと言われた名古屋の名古屋テクノみたいな…
 
NG: この「Detroit Soul」というコンピにはカール・クレイグ自身の生バンドプロジェクトであるinnerzone orchestraの演奏も入っていて、非常にオススメです。

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2010年4月20日 (火)

ポップに弱い★対談!マーク・リボー/ラウンジリザーズ

 こんばんわ、NGです。長い間更新できずにゴメンチョ
アンチツイッター派としては、思いついたときに言いたかったことを貯めて貯めて膨大な文字数でマトメ出しするNGバンバンblogスタイルでお送りしています。
 というのは嘘(?)で、3月から色んなことがあって回りの状況がガンガン変わってイッパイイッパイになってしまいなかなか更新できずにいました。でもチョコチョコ更新していくつもりだから、コメントくれた特命係長や木村くんの皆さんは長い目で見守ってください。

 音楽活動では私のバンドHapworthのデモ録音を含め、幾つかのプロジェクトを同時並行でレコーディングをしています。完成次第適宜お知らせしますのでお楽しみに!(あるシンガーソングライターと、あるシンガーソングライターと、謎のヒップホップユニットのレコーディングをやっています。どれも非常に力作に仕上がりそう、というか仕上げる!ので乞うご期待)
 
近況報告
 
★ネットラジオ始めました。
radio: chamrion sound of NATURE
http://www.voiceblog.jp/ototakearoma/

 チェケレ、モンスター幼稚園からの盟友である音武a.k.a.赤旗ガガーリンさんと二人でドープなネットラジオ始めました。主にフリージャズ、デトロイトテクノ、ブルーズ、ダブをかけています。
非常にマニアックかつイルネスなラジオに仕上がっております
※注意!
上級者向けです!間違ってもお母さんと一緒に聴かないでください!余りにもドープかつ権利関係一切無視かつ人権一切無視なラジオなので良識ある方は間違って聴いて苦情を言われても当方では一切関知しません。冗談のわかる方のみどうぞ
 
★Hapworthのライブ
 NG(gt,vo)、カワラサキサトシ(sax)、長岡(bass)、松下源(dr)でお送りするHapworthが
5/16(日)武蔵境STATTOで、
6/27(日)新宿ゴールデンエッグ自主企画でライブやります。9月からコソコソ活動しているこのバンドをまだ見てない方はぜひとも見に来てください。
 
★メカ沢先生のゼミに入ることに
 某TAMAVI大学のゲイ術人類学研究所にいるメカ沢先生のゼミに今年から入ることになりました。メカラッタ!
田植えとか縄文時代の地図とか三つ目族の研究をやってるんだって。
私はゴゼ歌とデトロイトテクノが合体異態進化してNGの音楽になったという仮説を突き止めたい。ヒュルルンルン!
 
★アニメ「けいおん!」にハマってしまう
 一体どうしたことでしょうか。「けいおん!」にハマってしまいました。という話を私がしてもあまり理解されないのは何故だろうか。「キモいよ」と言われる。別にいいじゃないか、皆も盛り上がってるのにおれだって盛り上がっていいじゃないか!おれも澪ちゃんとオソロのAKGのヘッドフォンが欲しい(ような気がする)!おれも練習しないでお茶ばかりして本番はバッチリ決めちゃうスタイルで生きたい(ような気がする)。初々しいライブがしたい(これは気のせいだな)!

 なんだか自分がだんだんとマスなもの、ポップなものに対して耐性が弱くなっていると言うか。どうしたんだろう。Sound&Recordingのナカタヤスタカインタビューを読んだら現行レコード会社の体制を批判してて見直しちゃった。見直しついでにMEGのCDとか買っちゃった(笑)。どうしたおれ!反動だ!自己批判しろ!
 メカ沢先生が言うには日本のオタクは「神話的思考を最も継承している…」らしい(笑)だからおれのダウントゥアース志向が無意識に神話的大衆性に向かっているのでは…メカラッタ!
(こんなこと書いて関係者に読まれたら怒られる気がする、何関係だかわからんが)

 久しぶりの対談更新は、生きる神話的ポップギタリスト、歩く音楽図書館であるマーク・リボーさんが在籍し、今ワタリウムで展示をやっているらしい(行きたい!)ジョン・ルーリーさんのバンド"Lounge Lizards"のお話です
 
 
NG: 2008/2009年におれが一生懸命聴いた音楽はマーク・リボー。
 マーク・リボーとラウンジ・リザーズ。しかしマーク・リボーもラウンジ・リザーズも友達に貸してて手元に全然無いんです。
 
幹: NGが「ラウンジ・リザーズみたいなバンドをやりてえ」と言っているのを聞いて、めちゃめちゃ怒っている人がいたけど(笑)。
 
NG: なんで?
 
幹: 「あいつそんなこと言ってんの?マジムカつくよ!」といってる人がいた。
 
NG: だから、何でだよ(笑)!?
 
幹: おれはNGに対して「やれば。」という態度だった。
 
NG: それだけカリスマがあるラウンジ・リザーズ、しかしファーストとセカンドとサードとライブ盤は貸してしまっていて手元に無いんです。
 ラウンジ・リザーズはファーストの、特に「Harlem Nocturn」が有名。このアルバムはアート・リンゼイやアントン・フィアが参加しているからノーウェーブ/パンク方面からも注目度が高い。でも俺をラウンジ・リザーズの虜にしたのはこのYouTubeの映像なんだ。
このライブ、曲の正体を知りたくてラウンジ・リザーズを追いまくった。特に問題はマーク・リボーのカッ飛ばしギターだよね。
 ちなみにこの曲「Voice of Chunk」という同名タイトルアルバムに入っています。
 
幹: ラウンジリザーズの楽曲は、サンプリングに例えるとループポイントがオカシイ感じだよね。
 
NG: その傾向はアルバム「Voice of Chunk」あたりからみたい。なんだろう、ジャズなんだけど、全く変なタイミングでミニマルなループが起きて、複数のタイムの違うループが食い違ったり重なったりしていくのを意識的にやってる。その手法って割りと2000年以降のマスロックの動向だったり、シーケンスエディット音楽が意識し始めたことなんじゃなかろうか。
それをラウンジ・リザーズはかなり早い段階からやってるから全然受けなかったみたい。日本講演でも客席ガラガラだったんだって。
 
幹: アルバム聴いて気になるのは、レコーディング、ミキシングの段階で割りと綺麗な音にしちゃうなあと思うが。
 
NG: 後期になるとクリアだね。
 
幹: やってる音楽の雰囲気的には、サウンドももっとダーティでもいいんじゃないか
 
NG: 一枚目はかのテオ・マセロ先生がプロデュースです。一口に汚いわけではないが、割りとロウな、生かつボキャっとした音質。「Voice of Chunk」はかなりクリアな音質になってんだけど、この辺り音をクリアにしないとやりたいことが伝わらなかったんじゃないかと思う。ラウンジリザーズは一枚目の「フェイクジャズ」的ダーティ感が聞いてる人の先入観にあって、ダーティじゃない「Voice of Chunk」以降の音楽性はあまり受けないよね。「Harlem Nocturn」のダーティな雰囲気も、正体は結局サックスのジョン・ルーリーとアート・リンゼイのフリーキィカッティングのギャップ、違和感に尽きるんじゃないだろうか。
アート・リンゼイのギターが生むギャップや恐ろしい空気感に関しては、キップ・ハンラハンの名盤「Coup de te」のがよっぽどダーティかつ鮮明に現れているし、よりアナーキー。
ジャズというフォーマットで無調とオンコードのギャップを売りにするのは、何だかんだ言って結構色んなバンドがやっているし(ジェームス・ブラッド・ウルマーとかジェームス・ブラッド・ウルマーとか)、ラウンジ・リザーズの面白さはそういうところではないとかんがえるようになった。つまり1stアルバムにみられる「ソング/楽曲的構造」と破壊の対比よりも、もう一歩踏み込んだ音楽的挑戦をしている。それが「Voice of Chunk」のループ最小単位が現れてから以降の挑戦なのではないかと。
おれの考えでは「Voice of Chunk」以降のラウンジ・リザーズはプレイヤーのフレーズループによる歪みを主題にしていて、それは秋山徹次の「ブギーを忘れるな」の感覚に近いものがあると思う。ラウンジ・リザーズはバンドだから、各個人のループを組み合わせていって少しずつ歪な構造が出来上がっていって、それをマーク・リボーのギターが一気に引き裂くというのがYouTube「Voice of Chunk」の仕組みなのでは、と。
 
幹: ああ、良いじゃん。ピアソラみたいな曲もやるよね。
 
NG: そう。タンゴっぽい曲も得意ジャンル。ライナーによると、リーダーのジョン・ルーリーのタイトなループ楽曲指向にメンバーは大分フラストレーションが溜まっていたらしくて、タンゴ曲やるときに不満を爆発させて暴れてたらしいよ。
 
幹: 劇場版濱マイクみたい。
 
NG: 良いでしょ。この頃のラウンジ・リザーズ嫌いな人が多いからあんまり自信をもってオススメしてこなかったんだけど、良いといってもらえると嬉しいな。次かけるのはベルリンのライブ音源で、山形のBOOK・OFFで見つけました(笑)
 
幹: 二枚組?
 
NG: 二枚組じゃなくて一枚ずつバラで売ってた。色違い。もうマーク・リボーいない頃だけど。
あと、ラウンジ・リザーズは無い無いと思ってたら意外と中古CDを見つけて、これは日本のライブ盤。「志」としか読めないけど「大心」と書きたかったみたい。Big Heartです。
 
幹: うおお!ちょっと最高にカッコイイじゃない。
 
NG: この頃はマーク・リボーいるからね(笑)。要するにマーク・リボーさえいれば良いわけだ。おれは。
 
幹: 不穏な空気出すのがウマイね。
 
NG: これ良いアルバムだな。「Blow Job」という曲がある(笑)。聴いてみよう(笑)
 
幹: 凄い不穏。
 
NG: 予想に反してジェントルな楽曲(笑)。
 
(この後、際限ないマーク・リボー話が続いたのでカットしました。悪しからず)

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