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2010年3月 6日 (土)

対談!20枚⑯ 秋山徹次様 ブギーなればこそ。現ナマ、そしてロックへの愛

チョバイですねーNGです。前回のコメント欄がにわかに荒れて春を感じます。

わたし「チョバイ」という言葉が使われている現実に目を疑いました。信じられない!

「チョバイ」だぜ?大丈夫か?この言葉匂いすぎないか?

でもそんな私の感覚も今や完全にナウなヤングメンからアウトしてるんだなあ。(いや、ずっと前からそうですけど…)

NG チョバイ(超ヤバイ 笑)
もうヨスギてチョバイしかゆえない!!!!

 

はあ。

 

もはや対談部分よりも前ふりのが長いんじゃないかと噂される当欄ですが、

昨日は私の友人バンド「a flood of circle」のワンマンライブに行ってきました。いろいろ楽しかった。盟友KZKが作曲(!)した曲を遂に聴けて、もうこれはチョバイ!最高!しかもKZKすげえカッコよかった。アンコール時、ファンの「帰りたくないよ~」という声援に

「おれもだよ」

と超クールに言い放つ裸のドラマー。最高にセクシーだったね。

(断じて馬鹿にしてるんじゃないよ。本当にカッコよかったんだから)

ライブにはKZKとはグルーポチェケレ時代からの盟友、M山とM上も駆け付けたんですが、彼らに久しぶりに会って話せたのも嬉しかった。

NG「フラサーがブルース!!と大声で歌って、いたいけな若い男女をブルース啓蒙してくれると助かるなあ」

と私がしみじみ言うと、二人は私が内心「あんなんブルースじゃねえよ!」と遠まわしに言ってると思ったのか

M山「ナカジマさ、ちょっとムカついてるでしょ。」

NG「いや、ムカついたりしないよ!」

M上「なんだおまえまだムカついてたのか。ご苦労な奴だな」

NG「いや、だからムカついてないって。」

M山「良いんじゃないの?そうやってずっと怒ってる頑固おやじみたいな奴も一人はいた方がいいよ。」

M上「そうやって長い間ムカつけるお前ってホントすごいよな。」

NG「だからムカついてないってー!!!」

という一幕もありました。(断じてムカついてませんよ。本当にそう思ったんだから。)

その後、Mちゃんが不意に突然鼻血をだしたり、M大将が出待ちしてるファンの女の子たちをナンパしようと言い出して、残念ながらそんな人たちは居なかったりと非常に楽しい夜を過ごしました。

そんなこんなで今日の対談は、若手ブルースロックバンドマンたちに贈る、日本が産んだ史上最強のブルーズメン秋山徹次様のアルバムを紹介いたします。

 

★ブギーを忘れるな!!!!!!!!!!

NG: 今回の対談では、2008/2009年に聴いたなかで最もよく聴いた音楽、影響を受けた音楽のベスト三人をまだ取り上げていません。
その三人とは、マーク・リボー、秋山徹次、カール・クレイグなんだ。
なぜまだだったかと言うとこの三人は大好きなあまりどのアルバムを一枚選べばいいかわからないのでした。

秋山徹次様は「獄門逝きの13号線」というアルバムが一番衝撃的だった。

秋山徹次 Tetuzi Akiyama /  獄門逝きの十三号線、雷舞院刀狂 Route 13 to the Gates of Hell: Live in Tokyo
Route13_2

〈パート1 架空映画「獄門逝きの十三号線」サウンドトラックより〉

01調絃1
- TUNING 1 - 。
02最後の陽を求めて
- TRIED TO CATCH THE LAST SUN -
03約束された物へのブルース
- PROMISED THING BLUES -
04巡り逢うものすべて
- WHATEVER COMES ACROSS -
05炎よ、静かに燃えよ
- FIRE BURNIN' SOFTLY -
06調絃2
- TUNING 2 -
07身体か心
- BODY OR SOUL -
08ブラックサリーはタフな奴
- BLACK SALLY IS A TOUGH SHIT -
09調絃3
- TUNING 3 -
10六万九十年後の世界
- SIXTY THOUSAND AND NINETY YEARS LATER -
11幕間
- INTERLUDE -
〈パート2「Tetuzi Akiyama/Don't Forget to Boogie!」より〉
12ブギーなればこそ
- IT'S A BOOGIE THING -
13死か、それとも…
- DEAD OR... -
14現ナマ、そしてロックへの愛
- MONEY, LOVE ROCK -
15人形の家、銀行襲撃
- DOLL HOUSE SHAKIN' -
16調絃4
- TUNING 4 -
17高速機械 (アラン・リクトに捧ぐ)
- FAST MACHINE (FOR ALAN LICHT) -
18調絃5
- TUNING 5 -
19ブギーを忘れるな
- DON'T FORGET TO BOOGIE -
20ハイウェイでLSDを一服
- ACID HIGHWAY -
21黄金の街

 
このアルバムは炎です。ディスク1はアコースティックな即興。どこまでも荒野なブルーズの塊がただそこにあるという音楽。

ディスク2は徹次様の「Don't Forget to Boogie!/ブギーを忘れるな」というLPからのライブ。もうブギしかない。ジョンリーよりもミニマルに徹底的にブギーを追及した最強のエレクトリックギターブギーです。各曲のタイトルも鼻血ブー!「ブギーなればこそ」「現ナマそしてロックへの愛」「ブギーを忘れるな」これを聴いたときに私は「ブギーを忘れていました、ホンマスイマセン」という一言しか出なかった。

この暴走族もびっくりする漢字タイトルや「雷舞院刀狂」も、氷のごとくクレバーな演奏の対比と相まって素晴らしい。いかに凡百のブルースマンたちがブギーを忘れているか。豆腐の角に頭打って死んで徹次様に詫びなければいけない。まずはおれが豆腐屋ジョニーの角に頭ぶつけるわよ。

のだけど、このCD誰に貸したか覚えてなくて(笑)今手元に無いんだ。
でも徹次様に関しては去年ライブ観に行ってアナログ盤を持っているのでそれをご紹介しましょう。
このレコードはどうやら550枚しか作られておりません!

 

Donald McPherson
Tetuzi Akiyama

Vinegar and Rum
(Bo'Weavil Recordings, WEAVIL 12LP) (UK) (LP)

Vinegarrumlp_2

幹: おっすげえじゃん。ロットナンバーに21/550て書いてある。
 このレコードむっちゃええやん。普通に20枚に選んで良かったんじゃない?
 
NG: そうなんだけどね。「獄門逝きの13号線」には深く深く衝撃を受けたばかりか、アイディアをパクってウィリアム&Barbar∮Headでライブやったくらい激しく感銘を受けた。いちギタリストの人生を狂わせるくらいのアルバムだと思うよ。
これはそういうタイプの衝撃アルバムではない。だけどチルで味わい深いとても良い作品です。
ニュージーランド録音にアメリカプレスで逆輸入です。日本のサイトだとあまり紹介されてないけど、検索しても500件くらいしか記事出てこないけど、海外サイトだと20000件超えるヒット数でめっちゃレビューされてる。いったい徹次様はどうなっているのかさっぱりわからないのだけど、とにかく日本人も聴くべきだ!!
このジャケットもおれの心をグッと掴むよね。南部の木には奇妙な果実がなっている。
 
幹: ジャケすごくカッコイイ。タイトルは?
 
NG: Vinegar&Rum。
 
幹: Vinegar&Rum(笑)。
 
NG: これはあれだ。大谷能生の主催するイベント「ダイレクトコンタクト」場所は月島のギャラリーで徹次様が3日間ギターを弾きなすった。その内の2日間、徹次様が一人でエレクトリックギターブギーを二時間やったときと、徹次様のリーダーバンド、SARSという世にも恐ろしいバンドのライブを観に行った。そのとき物販で買った世にも恐ろしいレコード。レコードをライブ物販で売ってる時点で嬉しいよね。
徹次様には本当にビビったし、孤高のギタリストであらせられまする(言葉づかいがオカシイ)
何と言ってもブルースだからね。だれがなんと言おうとこれはブルースだよ。ブルースがもはやモノとして存在して鳴っている音。
 
幹: ジャケのイメージもそうだけどコントラスト強いモノクロという感じが良いねえ。
おおっ!なんだ今のは?
 
NG: 今の音は、ウチのターンテーブルの針が飛んだ音(笑)。
レコードに収録された音ではありません。
けど針が飛んでも自然に聴けちゃう。
 
幹: やっぱぼくはこういう音楽の方が理解できるね。
 
NG: (笑)どういう音楽だよ!
比較対象がメチャクチャだから…
 
幹: 質感というかね。何て言うんだろう。
 
NG: DIYな?
 
幹: DIYな。良いレコードを買いましたよ。僕はこういうCDも最近買ってないから非常に良いと思います。
 
NG: 齋藤録音が言ってたんだけど、秋山徹次が「どんなこと考えて即興演奏してるんですか」って質問に「弾きながら忘れてゆく」って答えたらしい。
 
幹: すごく良いことを教えてもらったね。カッコイイ言葉だなあ。
 
NG: 秋山徹次は総てがカッコイイからね。 
 
幹: ベンジーとかも弾きながら忘れてるよな。カッコイイ(笑)
 
NG: 失礼な(笑)。あれは老化だ!ベンジーと較べるなよ。
 
幹: あれは健全な健忘症だから(笑)。

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コメント

つきあいたてで3日に一回は少ないだろ。
おれなら1日三回はするね。

投稿: おすおら孫正義 | 2010年3月16日 (火) 20時33分

荒れてんなあ(笑)

最近特に楽しく読んでるょpaper

投稿: 木村 | 2010年4月 8日 (木) 16時34分

荒れてんなあ(笑)

最近特に楽しく読ませてもらってるょpaper

投稿: 木村 | 2010年4月 8日 (木) 16時35分

木村さんも愛読のNG-VANVANブログ!

待たれる更新。

投稿: 匿名係長 | 2010年4月13日 (火) 20時32分

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