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2009年11月25日 (水)

Cadillac Records観たほうがいい!

早稲田松竹でhttp://www.wasedashochiku.co.jp/index.html

キャデラック・レコード
音楽でアメリカを変えた人々の物語
CADILLAC RECORDS
(2008年 アメリカ 108分 シネスコ/SRD)PG-12

Cadillac1_2

2009年11月21日から11月27日まで上映
開映時間 11:10 / 15:25 / 19:40

■監督・脚本 ダーネル・マーティン
■製作総指揮 ビヨンセ・ノウルズ/マーク・レヴィン

■出演 エイドリアン・ブロディ/ジェフリー・ライト/ビヨンセ・ノウルズ/コロンバス・ショート/モス・デフ/セドリック・ジ・エンターテイナー/イーモン・ウォーカー/ガブリエル・ユニオン/エマヌエル・シュリーキー

■オフィシャルサイト http://www.sonypictures.jp/movies/cadillacrecords/

 観てきました。泣いたよおれは。10回くらい泣いた。なぜ泣くかというとハウリンウルフ役が画面に出るたびに泣いているからだ。それじゃあ世話ないねえと言われたらそれまでだが。ブルース好き必見。おれ観る前にはワクワクながらもブルースマンのエピソードはエグイのが多いから映画では当たり障りない感じになってるだろうなあと予想していましたが、出てくる奴出てくる奴あまりにも糞野郎過ぎて泣けた。まずレナード・チェス社長が最初っからセックス。マディも芋セックス。そして一番最高にカッコよい糞ナイスガイはリトルウォルター。H、Hに銃バンバーンで、もう完全に思いついたときには既に行動を終えて過去形になってるような躁病ギャング生活。そうだよブルーズマンはこうでなくちゃあ。ヒップホプのギャングスタなんて甘い甘い。2秒後にはぶっ殺すかぶっ殺されているような毎日。リトルウォルターでまず4回くらい泣いた。

さらに泣いたのはハウリンウルフ。ウルフは完全漢道を貫き通してメチャカッコよかった。スラムダンクで言うと赤木キャプテン。でも基本姿勢は語尾に「ぶっ殺す」という感じ。この時代の人は本当に殺すからコワイヨネ!

とてもウルフ本人に似てるんじゃないかと思います。彼で5回くらい泣いた

そしてブルーズマンのエグさをバッチリ映画化した偉いエグい稀代のR&Bシンガーそして製作総指揮ビヨンセ!

ビヨンセヤバイ!キモ顔やブス顔披露していてバッチリ役者でしたよ!素晴らしい。とにかく麻薬でラリッたりアル中なったりとにかく演技が迫真だった。モスデフも間抜けでよかった。

やはりブルースはHで危険でエグくて貪欲じゃなくちゃと思ったNGでした。だからこそビヨンセは現在のブルースなんだY!27日まで高田馬場でやってるからみてきてくれ!

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2009年11月20日 (金)

下北FOLK JAMBOREE vol.0

明日の詳細を公開します。


11/21(sat)off BEAT Presents
下北FOLK JAMBOREE vol.0
charge:Free!!
ドリンク代のみ!

Time Table
15:00 開会宣言
15:05~メノちゃん
15:25~庄司たつお
15:50~リュウ
16:15~内山和人
16:40~安達ユキヲ
17:05~富岡拓弥
17:30~Kaz
17:55~中島くん
18:20~インターバルー休憩ー飛び入りタイム
18:45~effrey YAMADA
19:15~野村ケイノスケ
19:40~HAPPY SAD
20:05~ANDI
20:30~石原弘之
20:55~閉会ー乾杯!飲み会だらだら

だそうです。入場無料ドリンク代のみとは!店長の太っ腹!
よかったら遊びに来てくださいな。

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2009年11月18日 (水)

11月21日(土)「off BEAT Presents - 下北FOLK JAMBOREE - vol.0」椎名さん椎名さんジーパンじゃないよ

近頃は椎名誠にドン嵌まりで、寝るか椎名誠読むかという毎日を送ってしまた。椎名誠とても面白いのだが、彼の著作の中でも恐らく一番ショーモナイ新宿赤マントシリーズのエッセイにハマったから抜け出せなくなって困った。新宿赤マントは多分20年近く連載しているエッセイで、飯が旨かった!とか旅に出たら宿がダメで文句だらけ!とか仲居が美人!とか飯が旨かった!とか生ビールが旨かった!とか生ビールの注ぎ方がダメだ!とかキャンプやった!とか釣りやった!とか鰹食った!とか焚き火たいた!とか飯が旨かった!という話がとにかく20年分近くあるのである。
そんなもん全部読んでドースンダ!というニワカ椎名調で当ブログもお送りしていますが、とにかくクレヨンしんちゃん亡き今(涙)私の心を癒すのは椎名さんの生ビール旨飯旅人文句バリバリエッセイしかない。
10月末から毎週ライブがあってとてもコンスタントな活動ができているのだがそういう毎日がどうしても癒しを求めてしまうのか。以前はクレヨンしんちゃん(涙)が心の故郷だったがそろそろ椎名さんも読み尽くしてしまうぞ。どうしよう。
私の心の故郷となりうる芸術作品に共通した要素を発作的に考えるとアバンギャルド、アウトロー、アナルセクシャル、ダダイズムということだ!あとおちょぼ口かな。うーん危ない。そしてクレヨンしんちゃんにしか当てはまらないぞ!
椎名さん椎名さんジーパンじゃなくて505だよ!

ライブのお知らせ↓
★11月21日(土)「off BEAT Presents - 下北FOLK JAMBOREE - vol.0」
start15:00
下北沢offBEAT(「下北沢」駅歩5分)
TEL:03-3468-7553
世田谷区北沢2-34-11 リアンビル3F
http://homepage3.nifty.com/Shimokita_offBEAT/
おれの出番は5:55だって。野村さんも対バンで出ます。しかしoff beatが詳細送ってこないから他誰が出るか知らんよ!


 というわけでまた椎名さんの話に戻るが、椎名さんの本でマジで一番面白いのはSF作品だと思う。特に有名なSF三部作(?)の
アド・バード
水域
武装島田倉庫
の三冊は必見じゃ。といった所で字数が尽きた。さらばじゃ

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2009年11月15日 (日)

痛烈批判読者万歳ゴゼとピラニア

 11/6のライブはとても考えさせられることが多かった。

 大好きなミュージシャンがお客さんとして観に来てくれて、しかしその人から痛烈に批判された。批判の意味をよく理解できずに一晩悶々としていたけれど、今は自分なりに受けとめてもっともっと良い活動にフィードバックしていきたいと思っている。

 うーん歯切れが悪いな。

 ライブの打ち上げでは友人の嶽という厚かましくピラニアのように貪欲に噛み付いてくる(音楽的にも、下ネタにも)ラッパーが参加してウィリアムさんや岡山さんと色んな話ができてとてもおもろかった。

どうやらこのブログはおれが思っているよりもたくさんの方にチェックされているようだ。ありがたい。

リクエストがあったのでリンクをいろいろ紹介したい。

★ゴゼ歌

 まずはゴゼ歌に関するもの。William&NGでウィリアムさんと一緒に演奏してきたゴゼ歌「松前口説き」だが、新宿ゴールデンエッグでのライブヴァージョンがウィリアムさんもおれも間違いなくベストテイク!という爆音バキバキ地獄エディション。メンバーはウィリアムさんヴォーカル、NGはギターベース/拡声器コーラス、上原拓舞ギター、高橋マコイチドラムスという面子。上原の地獄のブギーギターとマコイチの突貫ジャジーパンクブギードラムが爆発的に化学反応しているんじゃ

GOZEMOAN/Barbar∮Head William→Barbar∮Headのマイスペース

 ついでに9月に我が企画で行われたNGw/Hapworthによるゴゼ歌もネット上初公開する。この音源ヴォーカルの人が音ハズレすぎててもう今聞くと爆笑してしまうが、とにかく迫力に満ちた演奏なので思い切ってエイヤッと公開してしまうのだ!

Death松前口説/NG with Hapworth→NGマイスペース

 

★嶽

 次に紹介するのはラッパーの嶽。彼はバシバシしていて良い。

嶽のmy space

嶽は出会った頃は「theラッパー」という雰囲気であったが、今や声そして言葉のナニモノカを追い求めるような、真剣な眼差しで不明に向かってツッ走っている姿勢がおれは好き。ある詩人がかつて「不良よりも不明の方がエラい」と言っていたなあ。況やB-boyよりも不明な領域に挑戦する言葉の使い手は偉いような気がする(が本人はそんなつもりないかもしれんが)。

「MCたるもの芸術的生物になるもの ミューズさえかしづく歌詞作りの腕は 凍える声帯のクラウス・ノミ 枯渇した鼓膜にうちつけるのみ」(全く本人の許可を得ずにラップ聞き取り掲載しているので言葉間違っているかも&後日削除するかも)

あと何度か紹介しているが哲史野坂と嶽のグループ、カイコ。

CAICO

新曲「望郷」が好き。そしてやはり「AM」「失脚」が大好き。おれはNOISSES ZZAJUNでこの二人が出会う機会を創れたことを誇りに思っているんじゃ

 あと粉末というコンピレーションCDにいつの間にかおれと嶽がやったいくつかの音源が収録されて発売されているんじゃ。

粉末

「粉末3」に二曲入っている。しかしワシはこの粉末なる団体について何もわかっておらんのじゃ。とにかく嶽とバルバルの「RAM」やわしのぎたー即興を隠し録りされたような気分の「象徴切り事件」など目白押しじゃわい。

そんな嶽とNGじゃが来年に向けて色々企んでいるようじゃ。こうご期待じゃぞ

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2009年11月11日 (水)

11/11 ウィリ山ウンテンvol38@Space&Cafe

 今日ライブやります。

★11/11 ウィリ山ウンテンvol38@Space&Cafe ポレポレ坐(東中野)

  •   #時間:開場(カフェなので開店の昼からずっと空いてます) 開演1930
    場所:Space&Cafeポレポレ坐(JR東中野駅下車 徒歩3分)
    TEL:03-3227-1405
    http://za.polepoletimes.jp/
    料金: 無料投げ銭制(要ワンオーダー)※お食事もできます
    出演:ナカジマショウ、ゾルゲルプロ、岡山守冶、徳久ウィリアム

Map

  • ウィリアムがソロをやるために、
    そして、ウィリアムが見たい/人に紹介したい
    3組のアーティストを迎えてのライブ
  • 現代のブルーズを追求する「ナカジマショウ」
    倍音楽家の「倍音クレイジー★岡山守治」
    ゲル状の物体を使って音をつくる「ゾルゲルプロ」
    そして主催のボイスキチ「徳久ウィリアム」

 うーん。対バンがとても強そうだ。どうしたことだろうか。皆応援に来てくれい!

そしておれは最近現代のブルースを追及していると言い切れるのか本人としてはちょっと疑問だ。先々週は現代のジャズ、先週はむしろ現代のロックを追求している気がするのだった。ならば今週は現代のブルーズを追及すればいいのではないだろうか!そうか!そうしよう!

 そんな浮ついた発想で戦うには面白すぎる相手なのでとてもおススメのライブですよ。ウィリ山さんのブログに色々映像がアップされていたので転載します。

★ゾルゲルプロ

 ゾルゲルのケイト君はかつてポンピドゥーセンターという即興グループで共演したから知り合いなのである。彼はとても尊敬すべき人物で武蔵小金井にボーミン(塩ビ管を口に当ててボーとやる楽器。M上が継承。)を伝えた、時代の先駆者なのだ。ゾルゲルプロとも「バルバルヘッドと根津幹雄」で対バンしている。何かと奇遇な人。

 

★岡山守治

 岡山さんは以前にウィリアム&NG&星★の時にスアーラサナで対バンしたことがあるけれどソロは初めてです。下記動画はソロではなく「カムヒビキング」というグループの映像らしいけれど

おいちょっとこれ凄すぎないか!大丈夫なのかNGは!

↑岡山さんとウィリ山さんのSuara Sanaは今年フジロックでてるんよね。Suara Sanaも非常に大好き。

 そして対バンもう一人はウィリアムさんソロ。

うひー。がんばるぞ僕は。

しかし皆ライブ映像とかネットに上がってていいなあ。おれのソロライブも誰か撮ってネットに上げてよー

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2009年11月 9日 (月)

Harvest対談第二回 木村州兵

  • Harvestお疲れ様でした!あわただしくしてるうちに対談アップする前に企画が終わるという始末。木村には申し訳ない。スマン。
  • でもライブは大成功でしたな!特筆すべきは木村州兵のポテンシャルとワンマンMC。会場の心をぐっと掴んでいたね。NGPAによる富山リヴァーブも大好評?!だったす。色んなサプライズがあってとっても面白かたね!ことの真相はこの日の対談に予言されていた?!それでは行ってみましょう!

Harvest_v_2

言霊信仰と富山リヴァーブ

NG: 今回は対談の第二回ということで、出演者の木村くんを招いて橋本のラーメン屋で。途中でラーメン食べたりしちゃうよみたいな。
 とりあえず木村の自己紹介から言いたいことまでドバッと語ってくれ!
 
木: ああ・・・イェー!
 
NG: Yeah!
 
木: 皆さんはじめまして。ここラーメン屋だけど・・・(笑)
 
NG: ラーメン屋でやるのかっていう(笑)
 
木: まあいい!はじめまして。木村州兵と申します。
 この対談には出たかったので今日は嬉しいです。
 えーと僕は祥くんの企画に出演するんですけど、トップバッターだと思うので観に来てください。
 
NG: うん。ちょっと自分の描く自分のミュージシャン像を言ってよ。
 
木: 自分・・・?!まじか。そうだねえ、
 皆知ってると思うんだけど僕はかなり口下手で自分のことを多く語るのはあまり出来ない方で。
 ていうのはね、言葉にすることによってそれが失われてしまうっていう言霊信仰みたいなのを・・・
 
NG: 言霊信仰・・・???
 
木: 割と先天的に信じてるっていう・・・
 
NG: 先天的に信じてるの??!!
 
木: いや、、うん。
 
NG: ・・・じゃあそういう風習の強い血の濃い感じだ(笑)。
 
木: そうだねえ、だからできれば口にする前にライブをやりたいっていう。
 
NG: OK、OK。じゃあ口にできないということで。
 
木: ていうとあれだね、何で対談しにきたんだっていう。
 
NG: 喋りたいって言ったじゃないか!!(笑)
 
木: 先日の鶴間くんの対談を読ませてもらって、企画の主旨に思いっきり賛同できるというか。
 まず呼んでもらえて本当にありがとうというのを心から言いたい。
 
NG:まあ。まず木村からの出会いから話すと、おれが今年の夏に富山に行ったんだよね。
 
木: それが出会い!?(笑)
 
NG: そしたら駅に路上ミュージシャンがいた。富山駅の地下道みたいなところに。
 そいつがなんか聴いたことある歌を歌ってるなあと思ったら“Vagina”を歌ってたんだよ。おれの曲を。びっくりして。
 それで意気投合して「おわら風の盆祭り」を一緒に観に行ったり、富山の血の濃さを垣間みせてくれたわけだ。
 あの時は本当にお世話になりました。
 そして富山にこんな曲を歌ってる奴がいるんだと知って、ぜひおれの企画にも出てほしいと思ったわけだ。
 おれは今回の対談では富山の路上シーンというか富山のミュージシャン達の状況について聞いてみたい。木村もそこで演奏してたわけでしょ、それを聞いてみたいなと思って。
 
木: あ、なるほどね。それはよくぞ聞いてくれました。
 ぼくが富山に生まれてすごく良かったなと思うのは、実はミュージシャンが育ちやすい環境が本当にあるんだよっていうことを東京でがんばっている富山人に広めていきたいなって。
 
NG: (笑)東京人にも広めればいいじゃん。
 その環境とは具体的にどういう・・・?
 
木: まずライブハウスがあんまり無い。全部で三つくらいしかなくて、しかもそのうち一つは経営不振で取り壊されることが決まって。
 
NG: あらら。
 
木: バンドをやってる先輩たちはなかなかコンスタントにライブができないから、それぞれ駅前とかで――わりと独りで、歌を歌わない場合でもギターだけでとか――やっていた。
 
NG: それは音楽のジャンルはどんな感じなの?
 
木: ジャンルは関係なく。ロックだろうが、いわゆるしっとり系の弾き語りだろうが色々。
 駅が地下道になっているから残響があってすごくやりやすい。
 
NG: おれも富山駅の地下道で少し演奏させてもらったけど、とても気持ちよかった。
 
木: あと富山駅が一箇所しかないってことと電車の本数が少ないってこともあって、電車を待ってる女子高生とかも聞いていったり。
 数年前に路上ブームってのがあったけど、ブームが過ぎ去った後にも富山には路上演奏文化が残っている。
 大体最初は興味本位でやりにきてゆずだとかミスチルだとかをやるんだけど、路上でやることで本気で音楽を志してる先輩にも出会えるわけ。で、大事にしてくれる。閉鎖的な土地だから音楽が好きな後輩を先輩がちゃんと可愛がって、具体的に何かを教えたりするわけじゃないんだけど。お互いのやってる演奏をただ観てたりするだけでも勉強になって。
 (自分も)友達に誘われて初めて行ったんだけど、富山の路上でやって本当に良かったなって。
 

 
売れるのか?家でやるのか?

NG: 東京だとライブハウスが多いから、路上行ったりする前にすぐライブハウスに出ちゃうもんね。
 
木: そうなんだよね。あとやっぱり路上を行き交う人たちに時間が無いというか・・・
 のんびり立ち止まって歌でも聞こうかっていう人が殆どいない。酔っ払いも急いでるような気がする。
 富山駅の地下道は充分反響するからアンプが無くてもやりやすい。だから地元の富山は地味に熱いんだよ、という話。
 
NG: 木村は富山のライブハウスには出てたの?
 
木: 正直出たっていうほど出てないかな、本当に先輩に恵まれて可愛がってもらって。ちょっとしたイヴェントだったら誘ってくれて出たという感じ。
 
NG: それは自然な音楽の繋がり方としてすごくいいねって思うな。おれは高校の時からバンドをやってるけど、駅前の路上演奏はあまり経験無くて、
 ライブハウスの対バンで繋がる時は繋がるしという感じだったけど。
 う~ん、やっぱり10回ライブやっても、本当に良いな、先輩だなって思えるような存在は1回くらいしか会えないというか10回に1回会えたら超幸運という感じ。ブッキングでは。
 だから木村の言うような繋がりはうらやましい気もする。
 
木: 富山の有機的な環境で育まれた部分と、もう一つの側面として非常に閉鎖的であるということ。バンドをやろうと思っても絶対人口が少ないし一人でひっそり曲を書き溜めていた。
 富山で音楽やってる人たちは「本当に良い音楽を創れば絶対に受け入れられる」みたいなことを口にはしないけれど心のどこかで信じているところがある。おれの勝手な印象だけどね。
 おれもそうだった。どんな表現であれ過激であろうが、マジョリティであろうがマイノリティであろうが、本当に良いものは受け入れられるっていう漠然とした意識でやっていたんだ。
 東京はライブハウスがいっぱいあって、特に名も無いブッキングイベントが毎晩ある。その中で本当に良いと思うけれど絶対に売れないだろうなっていうミュージシャンに何人か出会った。おれはそのミュージシャンの音楽が好きなんだけれど。
 だから今はそれを感じた上でおれはどんな立場をとろうかと考えている。 
 
NG: 東京に出てきて、良い音楽をやっても必ずしも売れない、むしろそういう場合がすごく多いと感じたということ?
 
木: 例えば全裸になるミュージシャンは音楽がクオリティ高くても会場が限定されるじゃん。
 
NG: それは本人がどうしていくかっていう問題だろ。どんな会場でも裸になるかもしれないし、そういう会場のイヴェントには呼ばれないかもしれないけど。どちらにせよ本人のパフォーマンスのクオリティとコンセプト、オピニオンの強さの問題だよ。
 むしろより問題なのは、良いものをやれば売れるはずなのか?それとも全裸になるミュージシャンがマスな市場の制約に迎合する形で服を着て行儀よく演奏したとしても売れない場合がよくあるということなんじゃないの?
 この話題はなんだかんだで興味深いと思う。笹口くんは自分の地元の阿蘇山でやるための「阿蘇ロックフェスティバル」を既に下北沢で企画して「もし僕が売れたら」という曲と「もし僕が売れなかったら」という曲を書いている。
 安易な捉え方かもしれないけど、こういう部分で端的におれみたいな東京出身で活動してる奴よりも、地方出身者で東京で活動してる奴の方が「売れること」に対してより意識が高いように感じる。
 おれ自身はずっと東京でやってるから木村の言うような意識のギャップを感じる機会があまり無かった。だからこの話はとても興味深い。
 
木: おれ自身はあまり売れたいという願望が高くないんだ。やるならば自己満足で終わるようなものは創りたくないという反面、受け入れられるものとは何かと考えると、そうだなあ、感情移入してほしいと思った時点でその意図が強く見えてしまったら感情移入はされなくなってしまう作品において。パラドックスであるんだけど、人に聞いてもらうってことは同時に人に聞いてもらうって事を意識しないということだと思うな。
 
NG: その問題は二重三重に入り組んでる。例えばおれと鶴間は対談でも言ったけどよく「家で弾いてるみたいにやりたい」と言っている。それはお客さんに見せたいかどうかではなくて演奏のクオリティが家で弾いてるときのが高いから。それが人に向けてるかどうかなのかはよくわからないんだよ。だから鶴間座長と一緒にHarvestではリラックスした雰囲気つくりに執心してるわけ。
 それとはまた別なんだけど、先月企画「Hapworth」をやったじゃん。上原拓舞が出演したね。奴はかなり家でギター弾いてる雰囲気そのままにインプロを展開した。終わった瞬間「あー疲れたー!」とか言ったりして。それを観てたM上さんが批判をしたんだよね。
 
木: ああ、M上さんね。グレートティーチャーM上さんでしょ。
 
NG: おれは直接聞いたわけじゃないけどどうやらM上さんの批判は「そんなんじゃ上原が家でやってるのと変わらないじゃないか」という点だったらしい。その話もとても面白かった。なぜならおれと鶴間はその状態を正に目指して出来なくて。でもいざ出来てる人がいると批判されているという・・・。

 

粗品そして・・・ 
木: 今回のHarvestではお客さんとの距離の近いものをおれは目指そうと思って。そこは主旨にあうんじゃなかなと。
 ただ、BGM的に流れてるからお客さんは好きに駄弁っててくれってんじゃなくて。おれはまあ、おれを見ろ!という感じで。
 
NG: それでいいと思う。おれと鶴間が「BGM的にやってるから好きにやっててくれよ」ってあれ実際には無理だよね。 
 
木: そうだよ。そういう面子ではない。
 
NG: BGMとしては異物感がありすぎる。実は前回もそうだった。前回も同じようなこと言ってたんだけどお客さんが思いのほか超真剣に聞いてくれて。
 今回は真剣な空気の中にも突っ込む余裕がほしい。前回はおれのライブを良く観にきてくれるMキーとかM浦とかが来ていろいろ野次を入れてくれたけど、残り7千万人くらいの女の子達はすごく真剣に聞いてくれてたわけ。
 嬉しいけどもうちょっとリラックスした空気でもいいと思う。今回は絵画のグループ展示もあるからそこを起点にして色々な感じかたが生まれたらなと。
 
木: これはおれが勝手にやったことなんだけど、友人に出した告知には「カップルで来て頂いた方にはおれから粗品が出る」と書いた。
 
NG: おーっ!!いいじゃん(笑)。
 
木: つまり勝手に女の子が増えるようなことを仕組んでいるのよ。
 
NG: ま、正直シングルの女の子のがいいけどね。
 
木: え?!!
 
NG: ま、それは冗談だけど。カップルで来ようと思ったら彼氏が来なかったから一人で来ちゃった・・・っていう女の子も大歓迎ですよね。
 じゃあ最後に何かHarvestに向けてなんか言って。
 
木: がんばるので。今回は本当に祥君に感謝してて。やる意気込みは本当にあるから。
 いつもはおれの音楽なんて聴いてくれてる人が一人もいないと思ってやってるんだけど、今回は聴いてくれてる人がいると思ってちゃんと演奏するから。
 
NG: してください(笑)。
 
木: じゃあキャバクラに行ってきます。
 
NG: 行ってらっしゃい(笑)。お疲れ様。木村州兵でした。

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2009年11月 1日 (日)

DEAD STOP No.1

今日はHarvest vol.2の出演者、木村と対談したからそれをアップしようと思っていたんだが、こんな映像を観てしまったのでそれを書くしかあるまい!という速報です。

「この男達は、死ぬまで止まらない。  "Beasts don't stop until DEAD. " The battle scene starts from 4:03. いわゆる一つのバトル物。  出演 鎌田翔/根津幹雄/ムラカミヒロキ  照明 中島祥  監督/脚本 ムラカミヒロキ  制作  N'z-chao Movie Picture 」

http://www.youtube.com/watch?v=-4SCKxXaTio

 遂にできた!わたしは感動しました。照明の手伝いでほんのちょっぴり関わったのでインサイダー的目線は否めないが、しかし快心の作だと思います。いやあ良かったね。

 とても映像きれいだとおもうし、なかなか演出も良いんじゃないだろうか。バトルシーンはこの出演者ならでは。何気にストーリーもンジチャオ君らしくて好きでした。

 ここからは完全に内輪話だけどこの映像の出演者三人各々と私はかつて一緒にバンドやったことがあるのであった。そして全員元ベーシスト。なぜベーシストは映像を撮りはじめるのだろうかという不思議なジンクスがおれの中にある。お賽銭の太田とかもさ。

 そしておれが極個人的に非常に感慨深かったのはだね。バトルシーンに出てくる攻撃、特に派手な必殺技は総て、かつて喰らったことがあるということです!!しかもガチの喧嘩で!ミッキーのハイキック、三段蹴り、飛び蹴り、三寸世界(このシーンは特に感動した。しかしこの感動は一体誰と共有すればいいのだろうかwハヤミくんとかかな)、首ゴキッ(これは喧嘩中ではなくマッサージの一環として喰らった。アフラッドオブサークルの闇鍋もたしか喰らっていたはず)。もっと思い出したくないのは空手部元主将鎌田の廻し蹴り(笑)。鎌田の廻し蹴りはミッキーの蹴りとは種類が違って(ミッキーのハイキックはボクシングで言うところのジャブに近いようだ)完全に体重が乗った重い蹴りなので、高校時代に喰らった時には本当にこんなことが許されていいのかと思った。この数年後私は左目網膜剥離になる(笑)←カッコワライですませていいのかと言われても本人がすませているからいいのだ。あまり本気にとらないように。)

中学や高校時代はこんな馬鹿喧嘩ばかりやっていたなあ。ろくでなしBLUESやクローズを読みすぎたのかもしれない。懐かしいなあ。バルバルトランペッターのマコイチが「おまえら頭おかしいんだよ、このウンコ野蛮人が!」とよく言っていたが都会っ子はあまりやらないらしい。おれたち都下だからなあ・・・

出演者の名誉のために書いておくとこの二人(鎌田とミッキー)は私の中学時代の野蛮な人たちの中でもすごく紳士的に闘う二人だったのですよ。ただやたら瞬発的に人を蹴るのが好きなだけなのだ。あと監督/出演者の村上は全然好戦的な人物じゃないのは観ればわかるか。本当にハヤミくんの主演アクション期待してます。

友人の気合の入った作品というのはホント元気出るね!

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