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2009年9月26日 (土)

暴走対談Ⅲ 上原拓舞×NG

  • 企画出演者、上原拓舞の登場です。
  • 彼はUntitles/ゲロ、NOISSES ZZAJUN、Barbar∮Head Quintetにギタリストとして参加し、何かとNGと縁の深いギタリスト。本ブログでもお馴染みかと思います。ではさっそくどうぞ!

Barbarnet_2

↑Barbar∮Head時代の上原拓舞(写真右)とNG(左)とメンバー(ライオン)

 ★メキシカンロックの漢

NG: 今日は上原拓舞を招いての対談です。
  じゃあ自己紹介をしてください。
 
上: 自分の紹介はお前がしてくれよ。インタビュアーとしてさ。
 
NG: じゃあおれが言った紹介が間違いだったら言ってください。
  まず、元Barbar∮Head Quintet(※1)のギタリスト(笑)。
 
上: うん。それはそうだ。間違いないね。
 
NG: そして上原はまず根本的にロックギタリストだということがある。で、ハードコアとか好きでかなりガシガシ弾いてる感じがあって。
  そこからコンパクトエフェクターをバンバン使うようになって、色気だしちゃってどんどん脱線してノイズ的、音響的な即興もやっちゃったりなんかしちゃったりして。
 
上: 色気出してるかい?
 
NG: いや、適当に言った。
 
上: 適当に言うな!
 
NG: 最近はジャズっぽいことも聴いたりやろうとしたりしちゃったりして。
 
上: そうそう。こないだ行った。新宿のJ Spotって所。タモリが取締役宣伝部長なの。ジャズバー。バチッとライブやって1日3ステージくらいあって。
 
NG: へー。そんな所あるんだ!
  てかブルーノートにロン・カーター観に行くのどうすんの?
 
上: じゃあお前が予約しといてよ。
 
NG: えっ。おれが予約するんだ…
  とまあそんな感じでジャズもはまってると。自己紹介はそんな感じでいいのかな?訂正すること無い?
 
上: ジャズ聴いてるつっても“Harlem Jets”(※2)とかも聴いてるよ。
  訂正することは、まず「別に色気は出していない」。まあ「出ているんなら仕方がない」けど。
  でも、おれ家でギター弾く時は普通に優しいこととかしてるよ。
 
NG: 何それキモい。どういうこと?愛撫したり、話しかけたりしてんの?
 
上: ギターに優しい音とか出させてあげてるよ。
 
NG: ライブハウスのオッサンとかに「君どんなの弾くの?」とか言われたら何て答える?
 
上: 例えばロックの箱だったら「おれロックっすよ。イェイ」て言う。ノイズの箱だったら「おれノイズっす。イェイ」。「ファンクとかも好きっす。」とか。
 
NG: すげえ適当な人だ!どうせお前のやる出し物は変わらねえんだろ!まあおれもだけどね。タンドリーチキンメキシカンピラフ(※3)みたいな。
 
上: メキシカン・ロック!
 

※1 Barbar∮Head Quintet ・・・しつこいようだがNG・上原による最後のロックバンド。現在ひっそりと活動休止中。

※2 Harlem Jets ・・・ブランキージェットシティのアルバム。上原もまたブランキーふぁんであった。

※3 メキシカンピラフ ・・・ファミレス・ジョナサンで対談中に上原が食べていた。

 ギタリストとは…

NG: 一人でライブやるってどう?
 
上: 初めてだからね。それに対して何かあるかと言えば、別にないけど。
  とりあえずBPM(テンポ)とかノイズとか好きに無視できるからそれはいいね。
  たまに本当にBPM(テンポ)とかリズムとかクソなんじゃないかと思うことがあってさ。
 
NG: それはどういう時?
 
上: なんか全部の楽器がビシッ、バシッとしててリズム揃ってて、「僕たち皆で一つです」みたいなことをしてる奴らみると、「お前ら死ね」って思うよね本当に。
  
NG: はあ(笑)。バンドのメンバー個々が、曲中にそれぞれリズムをいきなり変えていけるようなポテンシャルは欲しいってこと?
 
上: それは欲しい。歌モノとかってさ、メロディーが、ヴォーカルがってことで、そのためにドラムが落ち着いちゃって。そういうのは嫌なんだよな。
 
NG: でも一人だとリズムやテンポを自由に変えられる反面、ガシッとしたリズムを出したい時に物足りなくないか?
 
上: 確かにね。ここでこういうリズムでって言っても一人だから限界はあるよね。それはでも一人だからさ。
  バンドでやってても、次にこういう風に「おれ次こう弾くんだよな」ってわかってると、ちょっと萎えるところがある。
  (一人だと)何も考えないで弾けるからさ。「お。おれ、かっけえ!」ってなる。「このギターかっけえ!お、おれだ」ってなれるからさ。
 
NG: 記憶喪失の人みたいだな。そんなギタリストですか。でもそれってギタリストならではの資質だなと思う。曲を無視する、無視したい感じは。ギタリストの根本的性格なんじゃないか。
 
上: 実際ね。普通にコード弾いたり、曲弾くだけじゃギタリストじゃねえし。
 
NG: はあ(笑)。上原拓舞は何をもって「ギタリスト」とするのですか?
 
上: なんか色々やったら「ギタリスト」だよ。
 
NG: はあ(笑)。おれは色々(主にギター以外のことを)やってるけど・・・。
 
上: おう、おまえギタリストだよ!やってるやってる。スタジオの予約とったりさ(笑)。
 
NG: ロン・カーターのチケットとったりな(笑)。
 

 ソロアルバム製作中

NG: 上原拓舞のつくってるソロアルバムはどうなってるの?
  
上: ウィリアムさん(※1)のヴォイスも含めて、三曲は録り終ってるね。“CAICO”(※2)のラップした音源聴いた?
 
NG: いや、チラッとしか聴いてない。
 
上: 一応さらにギターをオーヴァーダブしたんだけど、おれっぽくない感じではいってる。
  何とアコギ!(拍手)
 
NG: へー!(つられて拍手)
  ウィリアムさんと、CAICOと、あと一曲は何?マコイチ(※3)のトランペットの曲?
 
上: いや、ミッキーと作った曲。
 
NG: おお。精力的にライブ活動をなさっている“Gentle&Sequence”の根津幹雄さん(※4)ですね!
  で、アルバムをつくっていると。発表はいつごろになりますか?
 
上: 来年だね。ただおれがスーパーマイペースに作ってるから再来年になっても不思議じゃないと思う。
 
NG: 音楽雑誌風に訊くと、「アルバムのイメージはあるんですか?」
 
上: アルバムのイメージですか。今4曲あって、マコイチのやつは録り終わってないんだけど、
  その4曲ともバツッと一本(芯が)入ってるんじゃねえかと思う。曲は全部おれがつくってるけど。
  CAICOの曲も普通にヒップホップなトラックと違うし。マコイチの曲はノイズがループしてるし。ウィリアムさんとの曲はギターとヴォイスだけだし。
  根津さんを起用した曲は3年前に作った曲だし。3年前につくって年々姿を変えていって、だんだんイカレてきてそろそろここらへんで出そうと。
  もう2曲くらい作って、そしたらあとは早いんだけどねー。

 ※1 徳久ウィリアム ・・・ノムラさん対談時の「Wさん」。声の拡張と新たな可能性を目指すヴォイスパフォーマー。上原は「バルバルヘッド・ウィリアム」のライブで共演した。

 ※2 CAICO ・・・2008年、嶽とTetsushi NosakaがNOISSES ZZAJUNセッションを通して出会い、結成されたヒップホップユニット。 サンプリングと電子音を基調としたTetsushi Nosakaの新しい音に、緻密さと飛躍に満ちた韻文をもって新たな高みを目指す嶽のラップが絡む。

 ※3 マコイチ ・・・バルバルヘッドのトランペッター高橋マコイチ。通称ダダイスト・マコイチ。現在ジャズバンドで活動中。

 ※4 “Gentle&Sequence”根津幹雄 ・・・一人でラッパー/シーケンス、曲間の茶飲み話を展開する男前。

 

 CAICOと両手に食べ物持ってないと嫌な赤ちゃん

上: おれ今ヒップホップが熱いね。こないだ横浜に「海のエジプト展」観にいったとき、CAICOのデモ音源聴いてたんだけど、あいつら横浜に合うんだよ。あの駅周辺の高層ビルとか超合う。
 
NG: それって合っていいのか?わかんないけど。確かに嶽はラップで建物のことをラップしたりしてる気がするけども。あれ実際は八王子なんじゃないか?
 
上: でも合ってた。ガッツシ聴いてて、凄くかっこよかった。
 
NG: CAICOはカッコいいよ。でも「ヒップホップ」と言い切っちゃうのは勿体ないんじゃないか。「ヒップホップ」でもある。
 
上: おれはヒップホップではNIPPSのソロは熱かった。凄くイカレてて、ゲスな感じ。CAICOは感じは違うけどもあれに匹敵するようなモノがあると思う。
 
NG: おお。CAICOおすなあ。
 
上: おれまず嶽の声が好きだから。しかし哲の声もよい。あのスタイルはいいと思うよ。

NG: 夏に嶽の朗読とおれのギターソロの音源をレコーディングしたよ。

上: おれももっと(トラックやギターで)絡もうかな。
 
NG: 上原はソロ音源でマコイチや山さん(※1)とやろうとしたり、CAICOの野坂・嶽とやったり、なんだかんだ一番上手くノイゼス(※2)を利用してるかもな。
 
上: やたらめったらNGみたいに(いろんな人と)やんないからさ(笑)。おまえあれじゃん?常に両手に食べ物持ってないと嫌な赤ちゃんが「イヤー!!!」って泣いてる感じじゃん。
 
NG: (爆笑)
 
上: 「もう一個もってるでしょ?」って言われて、とりあげちゃうと「ウワーッ!!!!!」て泣く。
 
NG: そうです(笑)。

 ※1 山さん ・・・トロンボーン奏者。謎の言語奏者。NOISSES ZZAJUNに参加。さらにフライヤーやロゴのなどのデザインも担当した。現在は大西ファルコン、マコイチらと、he,he,whoというユニットで活動中。

 ※2 NOISSES ZZAJUN ・・・NGと野坂哲史が2008年に結成したジャズ/エレクトロニカ/フリーインプロ/朗読/ラップを無節操に横断する交差点的セッショングループ。主なメンバーはNG(gt,ba,synth)、野坂哲史(raptop,song),大西ファルコン(wii,codes)、高橋マコイチ(trumpet,flugel horn)、山さん(tronborn,language)、齊藤録音(drums,録音)、マスダ毒キノコ(ba-sax)、宮浦杏一(gt)、赤松秀星(key)、アイちゃん(ba)、キョウヘイ(dr)、嶽(rap)。シッチャカメッチャカなセッションと離合集散を繰り返し現在はあまり集まっていないが、ここから多くの派生グループが生まれた。

  

 ニャー!!!!!! 

NG: じゃあ最後に企画への意気込みを。
 
上: 特に無いね。
  実際今の段階で二割くらいしか出来てない!26日に同僚の送別会があって、前日に準備が出来ないのがちょっとめんどくせえな。
  
NG: 知らねえよ!そんなことは!!

上: そんな感じですね。
 
NG: はあ(笑)。
  上原拓舞さんでした。よろしくお願いします。
 
上: ニャー!!!!!!!

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2009年9月21日 (月)

★9/27日は新宿で企画ライブよ

Hapworth_2709_fryer ソロアルバム"Hapworth 11.2008"発売記念企画!!!!!!!!!
9/27(日)NG presents "Hapworth 27 '09"@新宿歌舞伎町GoldenEgg

  • 出演: NG w/Hapworth、ノムラケイノスケ、鶴間和樹、丸山康太、上原拓舞
    open/18:30 start/19:00
    ticket \1500+1Drink
  • ライブハウス&バーGolden Egg
     東京都新宿区歌舞伎町1-16-10 第27東京ビル B2
    http://www.g-egg.info/top.html
    mail:info@g-egg.info
    tell:03-3203-0405

企画まであとわずか!ちうことで例によって対談と文字起こしでおれの心を盛り上げます。

みんなどうか楽しんでください。そしてライブを観にくるんだ!

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暴走対談Ⅰ ノムラケイノスケ×NG

  • 皆さんお待たせしました!(?)
    企画まであと一週間!ということで“獣どもの宴”でも大好評(?)だった連続対談を今回もやります。
    企画出演者を相手取ってお送りします今回の連続対談。
  • 今回のお相手はシンガーソングライター、ギタリストのノムラケイノスケさんです。
    Wさん(※1)をして「砂漠の如く乾いた音楽」と言わしめる飄々ミュージシャンのノムラさんは鋭意ソロアルバムを製作中。(NGが4トラックテープレコーディングえんじにありんぐ!)
    レコーディング直後に下北沢のジャズ喫茶マサコにて爆音ジャズの中対談は行われました。ではどうぞ!

 (NG→エヌジー  野→ノムラさん)

Getattachment ノムラケイノスケ
2005年アシッドフォークユニット”ミステリー・トレイン・レイルロード”にギターにて参加。
その後自らフェイクジャムバンド”Tivoli”を結成しギターボーカルを担当。
現在はソロ一本で下北沢を中心に活動中。
ブルースやアシッドフォークに影響を受ける。じとっとした夏の一日とか、
雨の下北沢とか、ぞうきんみたいになった野良ネコとか、そんなものを歌ったりしています。

  

 ★ロックの申し子がソロやるまで

NG:  野村さんの自己紹介からお願いします。

野:  私、生まれは茨城、土浦市に生を受けまして、1969年ロックの年に生まれ。正にロックの申し子と言いましょうか。そんな年にオギャアと生まれたのが私です。

NG:  ロックの年!ウッドストックじゃないですか。知らなかった。

 今回の企画“Hapworth”なんですが、実はおれのソロCD発売記念の企画なんです。それで色々声かけてみたら、独りでギター演奏してる人が五人集まった。おれのCDもソロアルバムじゃないですか。企画ライブは不思議に『ソロギター五人対決』的にな様相を呈してきました。結構面白くなってきた。
 そこで野村さんがソロでやり始めた経緯を伺いたいです。やっぱり音楽はじめた最初はグループでやるじゃないですか。そこからソロで活動し始めるまでには色々ありますよね。ソロライブをやり始めるまでの経緯を聞きたいです。
ちなみにギターってどのくらいやってるんですか?

野:  ギターは長いよ。もう20年近くやっとりますけども。ただやってる時期とやってない時期がある。

NG:  最初バンドだったんですか。何バンド?

野:  RCのコピーバンド。もうモロだよ(笑)コテコテだよ。RCとヘビメタばっか聴いてた。

NG:  ヘビメタ聴いてたんですか?!全然面影無いじゃないですか。

野: ヘビメタやりたくてギター買って。そしたら一番身近な友達がRCのコピーバンドやってて。入れさせてもらって、そしたらRCの曲もいい曲ばっかで。
…でもちゃんとオリジナルやりはじめたのはもっと後だなあ。
中島くんと同い年の頃は曲は作ってなかった。


NG:  今演奏してるソロの曲作りはじめた時っていつですか。

野:  おれね、20代の半ばあたりから独りの曲作ってやってて、それで一回やんない期間に突入して、ちょっと30代の半ばまで長い休憩をして。
そして30半ばくらいで,例の倍音s(※2)の青山さんとユニットでやってさ。2年くらいやってたのかな。で、単純によくある話で「やりたい方向違うな」ってなってきて。割りとそこで人とやることで自分の方向が見えてきたってのがあって。独りで曲作ってっていう感覚が蘇ってきた。

 ※1 Wさん ・・・本ブログ読者にはもうお馴染み、声の求道者W氏。William&NGでのNGの相方のWさん。イニシャルのみなのには別段深い意味はありません。

 ※2 倍音s ・・・かつてWさんも在籍したグループ。「1999年、尾引、岡山、青山、徳久の4名で結成。南シベリア、トゥバ共和国で生まれた倍音唱法“ホーメイ”を中心に口琴、ディジュリドゥ、など、特に倍音の響きの豊かな楽器を数々操り、ポップでアヴァンギャルドな独自の音世界を築く。2000年7月、トゥバ共和国ハンダガイテで行われたホ-メイコンテストに出場、グループ部門で見事第2位の好成績をあげるhttp://vions.kayac.com/whats/whats.html

 ★おれは普通にギター弾いてただけ

野: 中島くんっていつごろからオリジナル作ってるの?

NG:  おれは高校生くらいのときから70年代っていうか69年ロックみたいのが好きで。

野: 珍しいよね。周りってどうなの?そういう人は居なかったですか?

NG: いや、結構いましたね。多分親父が聴いてて…みたいなケースが多いです。おれもそうですもん。それが多いんじゃないですかね。ちょうど世代的に一回りする頃なんじゃないですか。

野: そうかもね。ウチらの時はまだ一回りしてないくらいの頃で、最先端はライトハンド奏法だぜ!みたいな。

NG: Wさんとかもメタル~ハードコア好きですよね。

野: 世代的にそこら辺から入ってる人が多い。それで気がついたらブルースやってたみたいな話はよく聞くよね。(※1)

NG: おれは初めて組んだバンドが全然音楽的趣味の違う人たちで組んだバンドで。最初はミッシェルガンエレファントやブランキージェットシティのコピーをやってたんですが、ドラムの奴が次Xやろうと言いだして。それが当時嫌で。コピーはもうやめてオリジナル曲つくればメンバーそれぞれの個性が反映されるだろうと思って、作って。ライブやり始めて。ものすごくスピーディに言うとそのまま今に至るという感じです。

野: おれのときはまわりに作る奴は少なかったな。今はそういうのは割りと自由に作る空気があっていいね。

NG: おれの作りはじめたメンタリティは、ブランキーやミッシェルの影響が大きかったです。そこから入った感じです。ストーンズやツェッペリンも好きだったんですけど。

野: あーあの辺なんだ。ブランキーはメチャクチャいいよね。
てか上手いよね。

NG: 好きなんですか。意外。今回の企画はブランキーから音楽に入った奴が何人か出演してますよ。

野: いやーイカ天の映像(※2)とか見るけどすげーって思うもん。こんな時代にこんな曲書いたのかって。そこら辺の長髪ヘビメタ兄ちゃんよりよっぽど全然上手いし、曲作る才能すっげー!

NG: あとおれはボブ・ディランやストーンズが凄く好きなんですが、高校時代にその辺をやるかというと、そういう意味ではやはり世代的には遠かったと思うんです。今、自分たちがそのままコピーしてもな・・・聴いてくれる人いないし(※3)と思って。大体おれのバンドは高校で嫌われてたんですけど。

野: なんで?

NG: ドラムがドラム壊したり、ベースがベース壊したりするから。おれはいたって普通にギター弾いてただけなんですけど。(※4)

野:今度のライブ大丈夫かな?(笑) おれのやるときにはアンプから音出なかったりして。

NG: まあ今度の企画出演者は威力ありますよ。丸山、上原は二人とも一度ずつ過去にWさんと共演してます。バッキリ決めてますし。まあ鶴間も・・・刺客。刺してきますね。危険。

野: 刺客。鶴間君は危険度が一番高い(※5)ね。おれの中で一番マークしてる奴。こいつはちょっと気をつけたほうがいいね。油断すると火傷しちゃう。

 ※1 「気がついたらブルースやってたみたいな話はよく聞くよね。」 ・・・あんまり聞かないと思うが・・・。

 ※2 ブランキーのイカ天

 ※3 「聴いてくれる人いないしと思って」 ・・・これはウソ。そんなナイーブな感覚持ったらとっくに音楽やめてます。聴こうが聴くまいがお構い無しにやってました。

 ※4 「おれは普通にギター弾いてただけ」 ・・・当時の本人の感覚こそそうだったものの、よくよく振り返るとどうやらNGもまた暴言・暴行・暴動を繰り返していたようだ。しかしそれはオフステージのこと。ステージ上ではいたってマジメ。

 ※5 鶴間君 ・・・そんな暴走王子の彼も昔に比べれば丸くなったことを付け加えておきたい。

 

 ★メタルから砂漠へ


NG: Wさんとはずっと知り合いだったんですか。

野: そう。おれがユニット組んでた時に、Wのヤツマターズと一緒に企画ライブしたり。おれはヤツマターズ大好きだったけど、解散しちゃった。それでWに出演お願いしたらチャーリーさん(※1)とのユニットで出てくれた。チャーリーウィリアムスも素晴らしかったからまたお願いしたら今度はNGという奴がいると。

NG: Wさんって湿っぽい弾き語りがあんまり好きじゃないらしいんですよ。でも野村さんは乾いてるから好きって聞いてました。

野: そう。あの人カッコイイこと言うんだよ。おれのライブ全部聞いてくれた後に「野村さんの砂漠が見えた」って。

NG: Wさんてライブ聞いてるフリして、実は背すじ伸ばして寝てたりしますからね。

野: 謎だよなあ。

NG: ブルースってどのへんから入ったんですか?

野: おれはベタだよー。でもほら、ヘビメタとかも結構3コードだから。

NG: キーにめっちゃEとかAとか多いですよね。

野: そうそう。なんか不思議なカッコイイいかしたフレーズなんだろうと思って。メジャーでもないしマイナースケールでもないし。最近知ったんだけどブルーノートだったんだね。そこからだな。タマランと思って。

NG: Wさんもハードコアのリフからブラック要素感じて好きになったって言ってました。
おれにとっては凄く意外でした。あまりハード/メタルや、ハードコアのジャンルを聴きこんでなかったので、頭ではそういう共通要素があるってわかっていても、そこからダイレクトにブルースにはまる人がいるのは知りませんでしたね。

野: 80年代に音楽聴きはじめた奴の中には、結構いるんだよね。

NG: おれの感覚だと、メタル好きはXファンが多い。Xからだとブルースにはなかなか行かない(※2)んですよね。
 おれはポップスやロックを聞いても80年代的なハイファイなサウンドに非常に抵抗がありました。だから一足飛びに古い60~70年代的な古いロック、アナログ的なものに惹かれたのかもしれないです。

野: 不思議だよね。80年代のハイファイシャリシャリサウンドってレコードでやってて、メディアがCDになった90年代はむしろハイファイは廃れてローファイな音が流行ったもんなあ。
 あとは当時聞いていたラジオ、FENとかから影響を受けた。おれのころ、音楽の情報源は第一にラジオ。その次はレコード屋さんとか。だから今とは情報量・状況は全然違うと思うよ。ラジオでかかっていた、プリンスやシンディ・ローパー聞いたりして。あとFENで夕方のニュースのジングルでブルースハープがかかったりしてた。あとで知ったんだけどそれはJガイルズ・バンドのハーピストだった。それが好きで。すごく影響受けてると思うよ。

NG: おれは中学生の頃ヒップホップが流行って、そこから多く学びました。音楽好きなマセガキの間では、好きな曲がどんな元ネタからサンプリングされてるか知ってる奴の方がカッコイイみたいな感覚があった。「あれJBだぜ」とか「あれジャズからサンプリングされてんだぜ」とか。「ジャズって何だ!?」って感じで必死でレンタルCD借りるわけです。そんな感覚でロックのサウンドも元ネタを探してソウルやブルースに辿りついた。結局ヒップホップ的なローファイサウンドを求める延長の嗜好が働いてたように思います。
 しかし今考えるとローファイ嗜好というのは多分に無いものネダリというか、気のせいや勘違いを多く含んでいる。純粋志向、生音志向かのように見えて、かなり相対的。結局サンプリングされたものの中で、何と比べてよりロウか?とか、より荒いかどうかという。90年代以降のローファイはほぼシュミレーションされたローファイですよね。しかし、シュミレーションの中にも、半ば諦め、半ばヤケクソのガジェット感覚、ジャンク感覚があって、それを多くもっていたヒップホップからはやはりとても影響を受けました。自分がブルースを演奏する時にもヒップホップがネタを掘るような、ガジェットのブリコラージュを生身でやっている気がする。それはWilliam&NGでは特に顕著で確信犯的にもやろうとしています。チャーリーさんと以前共演した機会にもそんなことを指摘されました。

野: そりゃおもしろいなあ。チャーリーさんは本当に同時代でロックやブルースに接しただろうからね。どういう形でブルースを捉えているか世代を超えて話してみたら面白いかもしれない。

 ※1 チャーリーさん ・・・チャーリー高橋さん。畏れ多い大先輩。素晴らしいソングライター、ギタリストです。伝説的ブルースマン雷ホプキンさんと共演したというウワサ。

 ※2 「Xからだとブルースになかなか行かない」 ・・・かつてのメンバーへの当てこすりではない。正直な感想。反証・反例あれば求む。非常に興味あります。

 ★おれはガチで行きます   

NG: 話があっちこっちに行ってしまいネタは尽きませんが・・・。ここらでまとめという事で、企画まであと一週間。野村さんの企画への意気込みをお願いします。

野: 楽しみですよ。面白そうな人たちばっかり集まりそうだから(笑)。
ちょっとこいつらに負けないようなモノ出そうと。おれはガチで行きます。お前らにゃあ負けねえぞと(笑)。

NG: 皆、野村さん見てぶっ飛ぶと思いますよ。おれはじめて見たときぶっ飛んだもん。ライブ出番前なのにショックで飲み過ぎちゃって。(※1)

野: ええ、そうなのー?ま、精一杯楽しくやりましょう。

NG: よろしくお願いします。

野: こちらこそ。呼んでくれてありがとう!

 ※1 「ショックで飲みすぎた」 ・・・William&NGとノムラさんの初共演の時の実話。興奮したNGはバーボン飲んでライブ中暴走。Wさん曰く「またか・・・」。鶴間曰く「ナカジ・・・」

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2009年9月 1日 (火)

★ライブ日程 Septamber

★9/9(水)NGエレクトリックソロ@吉祥寺4th Floor

  • 詳細未定、ブルースの日だって。
  • 吉祥寺フォースフロア(もと「ワルシャワ」)
    TEL:0422-46-2106
    URL:http://fourthfloor.jp/
    アクセス:吉祥寺駅の公園口を出て右(三鷹方面)に30秒程歩くと、左手に「ホルモン道場」という焼肉店があります(牛丼の「松屋」の手前です)。その焼肉店が入っているビルの4階となります。 ※少し分かりづらいのですが、「ホルモン道場」の正面に向かって左側に、同ビル2階の「日本一寿し」へ行くための階段があります。その階段と、「ホルモン道場」との間の廊下奥にエレベータがありますので、そのエレベータで4階までお越しください(参考URL:http://www.good24.jp/shop/h042.html)。
  • ホルモンホルモン!といってる間に夏が終わってしまい、民主党圧勝したもののNGは不在者投票のやり方がわからなくて新潟でもたもたしている間に何もかもが終わっているのだった。「滑稽滑稽!すべては滑稽投票!」などとわめいても今日びは内務省もサボり気味なので検挙されたりしない。なんという呑気な世の中。子作り子作りスペツナズ!「アカはアカでも赤瀬川源平のアカ!じゃわい!!」そう。間違ってもニューアカのアカ。メカ沢新一のメカではないのである。そこへすかさず4th Floorから電話。「ええー、君ブルースやってんの?知らんかったわー。でえへん?でる?でてまう?アコギ?電気?アコギがええなあ」 むろん、NGは電気で出場する。ブルーズやるなら電気である。なぜならゴゼ歌の前にしゃべるネタが腐るほどあるからである。越後・津軽・江差松前をミシシッピ・メンフィス・シカゴに例えてやる!ブルーズ好きにはたまらん!果たしてそんなことを想像して興奮する人間は自分くらいしか知らないNGであった。乞うご期待!

★9/18(金)NGエレクトリックソロ@武蔵境Statto

  • 『VIVA!!STATTO!!!』
    open 18:00/start 18:30
    ticket door\1800/adv\1500 +1Drink\500
    w/ クロエ/ 二郎ズ/ THE JAPANEEDS/ RAZICHORD/ リリーズ
  • Statto 東京都武蔵野市境1-12-2 シーザスパレス B1
    TEL/FAX0422-36-0248
  • そうこういっていたらジェットヒロシも裸でジェット気流に乗りながらジェット電話をかけてきた。「ジェット!スタットっこをーよろすくたのむだージェット!」まかすてけれージェット!対バンはあのラジコードっこじゃねえけー。んだらばニューウェーブっこ勝負だー。こんなこといってもスタットは異常に東北勢が強いので一歩間違えれば捻り潰されてしまうこと必至。しかしこちらにはミシシッピこと越後のハンマリングと、さらにはニューメキシコではなく越中おわらの乾いたヴィブラート、何よりシンガーソングライター木村のルーツを確かめる(予定)という磐石の布陣がある。何が「天地人」じゃ!わしが好きなのは「北条時宗」、「JOKER」のころからの北村一輝じゃ!ジェット!

ソロアルバム"Hapworth 11.2008"発売記念企画!!!!!!!!!
9/27(日)NG presents "Hapworth 27 '09"@新宿歌舞伎町GoldenEgg

  • 出演: NG w/Hapworth、ノムラケイノスケ、鶴間和樹、丸山康太、上原拓舞
    open/18:30 start/19:00
    ticket \1500+1Drink
  • ライブハウス&バーGolden Egg
     東京都新宿区歌舞伎町1-16-10 第27東京ビル B2
    http://www.g-egg.info/top.html
    mail:info@g-egg.info
    tell:03-3203-0405
  • 夏だ!ドスコイ!というわけでサイボーグ手術→エレクトリックソロ→ホルモン焼き→ビール→ホッピー中さん→企画ライブという算段だ。酔っ払った勢いで企画組んじゃった!も~くんずほぐれつ。アチョー!学生諸君が夏休み終わったころにてめえの人生も終わりにしてやろうというわけ。この企画に来ない奴はジャマイカ行って草でも食ってろ!!OSIO先生がロック界に電撃草食しノリポーもブチアゲドグマティックチルアウトした今夏はフェスどころじゃないぞ!リディアンクロマチックコンセプトの先生も死んでしまったんだ!というわけでおれは杏一から「ブルーノートと調性」を借りてまたしても音楽理論を一から猛勉強!な夏。いやー酒が進む進む。でもライブでは悪酔いするような曲しかやらんぞ!呑みたい奴は来い!自転車で来い!自転車以外の奴は来るな!と思ったらなんと鶴間、丸山、上原拓舞とマのつく奴ばっかりが参戦。なかでも注目は丸山だろう。彼は独立国家グルーポチェケレやトマト、アルカイダという前衛的なセクトで活動してらっしゃったから君らは知らないかも知らんな・・・草でも食ってろ!さらに上原も問題。蛇口がジャー!鶴間和樹a.k.a.親知らずも大問題。広瀬コウミばりの歌唱法を夏も冷めやらない九月に披露しちゃうかも。なんといってもノムラさんは最高なブチ切れギターのデトロイト臭。まあしかしやぱりNGが一番ホッピー中さんだね。w/Hapworthってなんだ????こうご期待!!!

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